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2153号続 無くした鍵

2016-06-05 21:58:24 | Weblog
実は一度、鍵無しで自宅玄関に立ちつくす鍵っ子は声をかけられました。「鍵なくて家に入れないのかい」自宅の裏に住んでた父方の遠縁の伯父‥さん?確か父とはそのまた母方(俺からは祖母の姉妹)の血がつながっているいとこ。
この伯父の家庭は複雑で、実は伯父の職業もよくわからない。なぜ裏に家を建て住んでたかも不明。もしかしたら、建築業かもしれない。土台から水糸を張ってた姿を見た気がする。
奥さんと長男次男長女の五人家族だが、長男は前夫の連れ子。兄弟仲は今ひとつ。幼い女の子とは遊んだことがある。
しかし玄関前の俺に声をかけて来た時は、他に誰もいなくなっていました。この伯父は離婚し、子ども達は皆お母さんが連れて出た。それとアルコール依存症で入退院を繰り返していたのと前後しているかも知れない。
そこの次男は遊びといえば雀を捕ろうとパチンコで狙ったり米を撒いて罠をかけたりしていたのしか思い出せない。
ただこの次男が、母親の新しい再婚相手について「酒(小売り販売)の免許があるから暮らせる」と言っていた。
そんな伯父が、うちにで待てばよいと言う。断れない。仕方なくがらんとした居間に通された。
前述のごとく、俺は他家に預けられていた厄介者経験が多く茶菓の出る身分ではない。よそのお宅で術もなく黙ってすわった。
以前夏休み中、赤ん坊だった弟をお産婆さんのお宅の結婚目前の娘さんが預かってくれた。俺もそのついでに預けられた。朝食昼食をお産婆さん夫婦と娘さんと一緒に食べました。
ある朝そこの旦那さんが「味噌汁も食べなさい」と俺に声をかけた。つい、いいえと返事すると「何でも食べなければいけない」と大きい声で叱責。そこに娘さんが割って入り「あたしが預かっているんだからいいでしょう」と父娘喧嘩へ。お産婆さんが「やめなさい、子ども達がびっくりしてるでしょう」ととめて下さった。それから俺は他家ではなるべく黙り出されたものは食べます、六歳から。
伯父はなぜかごく薄い学術パンフレットを出してきました。産まれたばかりの小猿が、金網の円筒形にしたものには頼らずけばだった母猿の肌に近いものに抱きつき哺乳瓶の乳を飲む写真。またみせられたのは似たような冊子の欧米人のファミリーヌード。勉強になるかい、と言う伯父の心真意は図りかねた。
家に戻っても両親には話せず、記憶にだけ戻りました。数十年後娘二人を得て、中学生小学生の姉妹を置いて週数日働き始めた時、散々悩んだ末「鍵はめいめい紐をつけ持つ。玄関に客や配達が来てインターフォンが鳴っても出ないこと。電話は、お父さんお母さんからの事もあるから出て。」と教えた。その時電話の取り方も教えた。
お父さんお母さんではなく「父・母は今おりません」と言い、勧誘ではない電話なら相手の名前を必ず聞いてメモすること。幼いものだけと思われまいとしました。変ですよね。
でも拙宅のそばにも標識を的に気晴らしに玩具の銃を撃つ大きな男の子がいました。おかしいでしょうか、下着を戸外に干すことも怖れました。
俺は昔の自分も自分の子もよその子も、酷い目に遭ってほしくない。
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