振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

チェンマイに来る日本人ステイヤーが減ってきている

2024-01-25 21:51:10 | チェンマイステイ
定年退職した後、年に1~2度チェンマイに来るようになって10年を超えたが、当時に比べて自分と同じようにチェンマイに来る日本人が減ったと感じる。チェンマイで知り合って一緒に食事やゴルフをした先輩の方々が、高齢や健康を理由に段々と来られなくなる一方で、自分より若い世代でリタイア後にチェンマイに足を運ぶ人が少なくなった。7~9月は日本ほど暑くなく、12~2月は温暖で過ごしやすいチェンマイ。都会の喧騒がなく治安も良くて人柄も優しく、日本人には馴染みやすい街だと思う。

自分は参加したことがないが、十年前ごろにはあったロングステイ体験ツアーをWEB検索してみると更新が止まったままのサイトが多く、コロナの影響もあったためか、募集しているツアーを見つけられない。一般の海外観光ツアーでさえも大手旅行社でチェンマイツアーを企画募集しているのは阪急トラピックスくらいで、これは関西空港からのチェンマイ直行便があるためだろう。ホテル2泊に帰りの機内1泊の3泊4日で、燃油チャージや諸税を含めて約15万円。コロナ前ならバンコクとセットで今の半額くらいであったと思うが、円安のこともあってか高い。最小10名で週1回の催行となっているが、催行中止の週もあり参加者が多いようではなさそうだ。ツアーに頼らず、フリーで短期の旅行を楽しむ若い人たちはそこそこ来ているのではと思うが、全体的には減っているに違いない。

自分らが利用している定宿のサービスアパートでは宿泊者の過半数は日本人だが、古希を超えた人たちばかりのように見える。以前は7割近くが日本人のように見えたが、代わりに最近は韓国の人が増えていて、見たところ還暦を超えたあたりの世代が中心のような気がする。今の時期はゴルフ場でも圧倒的に韓国人プレイヤーが多いらしい。

今日のチェンマイ空港に到着する国際便を調べたら関西空港からの1便(週5便)の日本からに対して、韓国からはソウルから5便とプサンから1便の計6便もある。しかもソウルからの大韓航空の2便はいずれもワイドボディの大型機で、現時点でチェンマイ空港に大型機を飛ばしているのは大韓航空だけだ。6便合計で韓国から一体何人を運んでいるのか? 6便も飛んでいるのは冬の時期だけで、3月になれば減便されるが、この便数からしても韓国の人にとってはチェンマイは人気の旅行先と言えるだろう。まあ日本からでも地方空港からだと韓国経由の方が便利なので利用する人もいるが、チェンマイに来る日本人の大半は不便だがバンコクで乗り継いでいる。

もう一つ、1カ月以上タイに滞在する場合だとビザの問題がある。日本人がタイに入国して30日間以内の滞在ならビザは免除されている(いわゆるノービザ滞在)が、韓国人やその他のビザ免除された諸外国の人の多くは90日間までのノービザ滞在が認められている。日本人は入国後にイミグレーションに出向いて滞在延長申請すれば30日がプラスされて60日間まで滞在できるが、1900バーツの手数料が必要で、延長は1回限りとされている。

30日あればツアーや短期の旅行なら全く支障はないが、リタイアした日本人が寒い日本を避けてタイに来た場合には30日間は短く、出来れば日本の寒さが和らぐまでもう少しタイにいたい。高い飛行機代を払っていれば、出来るだけ長く滞在したいとの計算もあり、正直なところ60日くらい欲しい。。

日本に対してはノービザ滞在が30日間しか認められていない理由は、日本がタイに15日間しかノービザ滞在を認めていないからだと推測する。ビザに関する二国間のルールや基準は基本的に相互主義であるべきと思うが、国情の違いなどから100%対等でないこともわかる。が、経済的にも繋がりが強くて親日国でもあるタイとの間で対等でないことは不思議に思える。日本が韓国、台湾、香港、マレーシア、シンガポールなどには90日までのノービザ滞在を認めているのに対して、タイはインドネシアとともに15日。ベトナムやフィリピンなどはビザ免除もされていない。


NETニュースで時々目にするが、日本に対してビザ免除をしている国と地域の数が世界に190以上あり、日本のパスポートは世界でも最強だ、というのがある。多いのは結構なことだと思う一方で日本がビザ免除を認めている国と地域が70(2023年9月)しかなく、あまりにアンバランスの状態で最強のパスポートと喜ぶことには違和感を覚える。

観光立国推進だとか、訪日外国人を増やそうとか、大阪万国博へのインバウンド誘致とか言われているが、ビザ政策にも少しは変化は現れるのだろうか。




チェンマイ国際空港は街の中心部から近く、宿からも車で15分あれば行ける便利な場所にある。到着便は1日80以上あるがボーディングブリッジは6本で、全ての設備が手狭になっている。タクシン政権時代から新空港構想があるが、進捗していない。



チェンマイ空港に台北からのエバー航空機と、その横に同じく台北からの中華航空機が並んでいる。最近はスターラックス便も台北から飛んでいるので、台湾からの旅行者も多いはずだ。
タイ北部山岳地帯には中国共産党との内戦に敗れて逃れてきた多くの国民党の兵士やその家族の子孫がタイ政府に帰順して定住しているので、これらの航空便には台湾からの支援や親族交流の役目もあるのではと推測している。


2024/01/24

2024-01-24 21:12:48 | チェンマイステイ
今年も寒い日本を抜け出して、南国チェンマイにやって来た。

ニュースでは大雪のため名神高速道路は関ヶ原付近で止まっているらしいが、南国では半袖シャツに短パンで過ごしている。

2年前から持病の自律神経失調症で目まいや軽い頭痛の症状があるが、急に寒くなった11月に症状がひどくなった。チェンマイ行きをやめようかとも考えたが、かかりつけ医から暖かい場所なら多少は改善の見込みはあると言われ、予定通りチェンマイに来た。

チェンマイに来て1週間が経ち、頭痛はマシになった感じはするが、目まいは相変わらず。血圧は日本で120前後(降圧剤を服用しつつ)だったのが100台に下っていて、100を切った日は服用を止めている。

日本からの出発前に右手親指の爪先にヒビ割れとアカギレが出来、痛くて困っていたが、チェンマイに着いて2日後にはありがたいことに痛みがとれて治り始めた。これは気温や湿度の変化で血行も改善したのではと思いたい。


チェンマイまでのルートととしては、シンガポールを経由した。ここ3回連続になる。自宅を出てから定宿に着くまで約18時間、身体を横にすることが出来ないので腰に疲れが来た。オマケに久し振りのことだが機内で酸欠症状が出た。機内サービスのビールを飲んでからウトウトと眠り始めてしばらくすると吐き気で気持ちが悪くなり目が覚めた。

眠りに入って呼吸が浅くなると、アルコールの分解に必要な酸素が不足するようで、機内モニターで映画など見ながら起きていれば吐き気は来ない。吐き気と戦いながら供給酸素を増やすために1時間近く深呼吸を繰り返した。

古希を過ぎると身体に老化、劣化したパーツが増えて、残念なことに海外旅行のハードルが段々と高くなってくるようだ。

シンガポールからチェンマイへの乗継便はシンガポール航空のコードシェア便で、機材はLCCのスクート。雨天のチャンギ空港、晴天のチェンマイ空港とも沖止めで、画像はバスから撮った。









初詣は毎年同じ場所ばかりだが

2024-01-06 10:24:19 | 日記
昨年末から帰省していた娘夫婦と生後5ヶ月に近い孫が、正月の1日午前、埼玉に帰って行った。かわいい孫に当分は会えなくなるのは淋しいが、5泊も居られるとチョット疲れが・・・。

その疲れを癒やすためではないが同じ日の午後、京都市内にあるホテルにヨメと二人で泊まりに行った。当初は娘たちも一緒に泊まればと考えていたが、群馬にある夫の実家からも呼ばれているので埼玉に戻らなくてはならず実現出来なかった。

1泊だけだが. ホテルで夕食と朝食をいただき、温泉にも2回浸かり、チョット贅沢な正月の1日を過ごせた。





朝食はおせち料理だった。

ホテルをチェックアウトして自宅に帰る道すがら初詣をした。行ったのは40年近く毎年欠かさずお参りしている壬生寺と吉祥院天満宮の2か所。

壬生寺の正門。

本堂と隣りにあるのは千体仏塔。初めてきた頃に仏塔はなかった。
ここの水かけ地蔵さんに水をかけて祈ると一つの願いがかなうそうだ。しかし腰痛が再発しないこと、最近ひどくなっている慢性の頭痛と目まいが治ることの二つもお願いしてしまった。どちらかでもかなえばありがたい。ここでは自分だけのお願い事になってしまったが、もちろん本堂のお参りでは子や孫を含めた家族の無病息災を祈っている。


境内では20人あまりの人たちが竹刀ではなく、木刀で初稽古をしていた。側には天然理心流試衛館と書かれた旗竿があり、新選組ゆかりの地らしい光景だ。女性剣士も何人かいた。





次に行ったのは吉祥院天満宮。ヨメが生まれ育った地にあり、諸説ある菅原道真公生誕地の一つでもある。また二人の我が子が七五三参りをした神社でもある。

翌日は朝の散歩がてらに近所の伊勢田神社へ。
鳥居のある参道は約150メートルある。

樹齢二百年はありそうな大きな木が並び、この参道を歩くのは気持ち良い。


神社前には参道を分断するように市道が走り、こちらからのアプローチの方が自宅から近いのだが、お参りの際は遠回りでも参道ルートを使っている。



小さな神社だが式内社なので、古い歴史があると思われる。元旦の午後イチにも来たのだが初詣の人の長〜い列が出来ていたのでその日の初詣は諦め、今日になった。

ここは普段も散歩の途中でお参りすることがあり、勝手ながら自分としてはマイ神社みたいな認識をしている。

2020年以来コロナには感染することなく過ごせたが、その間に突発性難聴で右耳がダメなり、脊椎管狭窄症と椎間板ヘルニアと腰椎すべり症でひどい腰痛と歩行困難に苦労した。今は軽度の腰痛はあるものの歩くのに支障はない。

ただ突発性難聴以来、時々現れていた軽い目まいや頭痛が最近活発になり、不快な時間が増えた。かかりつけ医に処方してもらった薬も効果があまりなく、次の対策を探す必要がありそうだ。

今年は6回目の廻り年になるので老化はやむを得ないが、何とかフツーの生活が維持できるように努めたい。