振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

四国ツーリング その1 阿佐海岸鉄道DMVは行ってしまった

2022-10-30 14:02:33 | バイクツーリング


阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)がレール走行から道路走行にモードチェンジをする場面を見たくて、I氏と2台で宿を出て甲浦駅に急いだ。甲浦駅を朝の8時41分にバスとして出発する便だが、駅には3分ほど前に到着して駅舎内を掃除していた女性に車両がモードチェンジする場所と時間を尋ねている間に、見たかった瞬間は終わってしまっていた。



鉄道は高架になっていて駅舎の屋上部分にモードチェンジする場所があり、階段を急いで登った時にはチェンジが終わってバスモードになった車両がスロープを下り始めていたのだ。タッチの差で、残念だった。



バスが再び甲浦駅に戻って来るのを待てば良いのだが、先の行程があるため諦める事にした。

肝心のツーリングは自分とI氏の他、M氏、T氏、J氏の計5人で、昨年も山陽路を一緒に走ったメンバー。DMV見学は2台だけでの別行動だった。

前日に淡路鳴門自動車道を経て四国徳島県に入り、昨晩は海陽町宍喰の民宿に泊まった。



宿はお遍路さんなども利用しているようで、温泉もあった。泉源からは軽トラックに積んだタンクでお湯を運んでいるようで、お湯はツルツルしていた。バイクのために屋根付きのガレージを提供してもらって、これは有り難い。

宿を予約した8月には想定していなかったが、全国旅行支援が始まったので安く泊まる事が出来、1人三千円の地域クーポン券もいただけた。但し宿では使えず、宿を出発すれば高知県に向かうので、徳島県内では1軒あるコンビニか、朝9時に開店する道の駅宍喰温泉でしかクーポンが使えない。

なので甲浦駅(高知県東洋町)から道の駅宍喰温泉(徳島県海陽町)まで一旦戻り、他のメンバーと合流して買物をしたが、¥3000クーポンの消化に苦労した。バイクだとかさ張るモノは避けたいし、生モノも無理だし。




この日は宍喰から室戸岬、桂浜を経て須崎まで海岸沿いを走ったが、快晴の天気に海がキラキラ輝いて、とてもキレイだった。道路には信号が少なく、車も多くないので気持ちよく走れ、ツーリングには最高のルートだと思う。




室戸岬では灯台をバックに5人で記念撮影したが、青空が透けるようにキレイだ。

この後は桂浜の近くの店でカツオのタタキの昼食を予定しているので先を急いだ。









チェンマイ 街角点描

2022-10-19 21:30:45 | チェンマイステイ
チェンマイの街を歩いていると大きなウォールアートに出くわすことがある。日本でも橋桁やアンダーパスの壁面などに小さく描かれたモノを見ることがあるが、それらは正に落書きでしかない。キャンバスの所有者の依頼、もしくは許可がなければ残念ながらアートにはならない。多くの人の眼にとまる場所で、これだけスケールの大きな絵が描けるなんて、なかなか無いことだ。







アートではないが、これはまた笑ってしまうモノを見た。



場所はショッピングモールのMAYAのあるリンカム交差点の南西角のホテル前。一見すると地下鉄の駅の入口だ。地下鉄が走っていないチェンマイにはあるはずのない施設だが。しかも丸ノ内線のイメージのようだ。


駅名は日本語で「イースティンタン駅」とある。イースティンタンとはそばにあるホテルの名前。



ホテル前は雑貨店や飲食店が集まるオープンモールになっているが、モールの運営会社は飲料メーカーで、そこの会社の社長が発案したとの情報がある。大の日本びいきらしい。

「みさえ」と言う名前の店が見えるが、日本のお菓子や飲料が並んでいる。みさえはクレヨンしんちゃんのお母さんのことだな、多分。




ATK29バーツと大きく書かれた店は薬局で、ATKはコロナの抗原検査キットの事。




セブンイレブンでは39バーツのモノが売られている。150円も出せば買えるわけだ。日本でも最近は比較的安く手に入るし、無料で配布する自治体もあるが、タイではコンビニで買える。

タイは日本のような国民皆保険の制度がなく、病院などで治療を受けるとなると負担が大きいので、病気になると市販薬で治そうとするらしい。

発熱や喉の痛みがあるとATKを買って自分で検査し、陰性だと家にしばらく籠もって回復するまで我慢しているようだ。よほどのキツい症状が出ない限り医者には世話にならないみたいだ。

このやり方だとカウントされない感染者は相当な数になるかもしれないが、医療が逼迫するまでには至らないのだろう。

今回のチェンマイステイのためにタイに入国したのは8月で、入国規制はコロナワクチンを2回接種が条件だった。日本への帰国は陰性証明が必要で帰国72時間前にPCR検査を受けるつもりでいたが、自分の帰国日の2日前から陰性証明が免除され、凄くラッキーだった。

万が一陽性だったら帰国出来ず面倒なことになると思うとハラハラドキドキの検査結果待ちになる。検査費用も1万円近くかかるので、これが浮いたのは嬉しい。










3度も行った「すし次郎」

2022-10-10 13:27:06 | チェンマイステイ
コロナの感染予防のために外食は控えるつもりだったが、すし次郎だけは3度も行った。




ここはエアコン完備の室内でもなく、ドアも窓もない自然換気のスペースなので感染リスクは低いと思うが、そんな理由よりも寿司が食べたくなったからだ。美味しいとは言え、毎日宿のレストランの食事やターニン市場の惣菜を食べていると日本食が欲しくなるのは当然。





毎回注文したのはマグロ、サーモン、タコの刺身にエビを含めたにぎりが4貫と鉄火とサーモンの巻物。カニカマが添えてある。これが339バーツで約¥1300。





何せサーモンもマグロも日本ではあまり見ないくらいの厚みがあり、満足度は十分。

また、ワサビはすりおろしたばかりなのか、食べ始めた頃はそうでもなかったのに時間が経つにつれて強烈な辛さになってきて、涙が溢れてきた。


 

この時は2品目に和風サラダで、これにもサーモンやタコがのっている。確か100バーツ?

店の名前は寿司屋だが、天ぷらやトンカツ、麺類やカレーまでメニューは幅広く、昼食時間帯と夕食時間帯に営業している。自分はチェンマイに毎年のように来るようになった約10年前から利用しているが、いろんな日本食にありつけるこの店の存在はありがたい。値段が手頃なのも嬉しい。

夕方の6時前後に入店しているが、客は平均して5~6組くらいでタイ人がほとんど。以前だと日本からの観光客の増える1月には半数以上が日本人ということもあったが、来年の1月はどうなんだろう。

ただ、客数は少ない代わりにデリバリー屋のバイクは頻繁に来ていた。他の飲食店でもそうだが、客が全くいないのにGrabやパンダのデリバリーバイクが止まって料理を待っている景色をよく見る。以前は見なかった新しく参入したデリバリー会社のバイクもある。

デリバリーによる自宅での外食。コロナがこのシステムの後押しをしたようだ。