振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

スマホケースがWi-Fi電波を妨害していた?

2020-08-31 20:40:00 | 日記
こんなことがあるとは知らなかった。



我が家はヨメと二人で同じ機種のスマホを使っている。自宅はWi-Fi環境にしていて1階リビングにルーター類を設置しているので、2階寝室では電波強度が弱くなり、画面にある扇状の表示が半分くらいになる。

それでも自分のスマホならLINEで通話もできるので問題はないのだが、ヨメのスマホではLINEどころかNETの接続ができない。もちろん1階では問題なく接続しているのだが。

通信会社の状況やWi-Fi機器の関係で、タマには不安定なこともあるだろうと思っていたが、意外なところに原因があるとわかった。

寝室では夫婦が同時にスマホを使うことは普段ないのだが、その日は離れて住んでいる娘にLINE通話ができないとヨメが騒いでいるので、自分のスマホを寝室に持ち込んだところ、自分のでは問題なくLINE通話ができる。そこでヨメのスマホのネットワーク状況をチェックすると、Wi-Fi強度が弱になっていて、モバイル通信になったり、Wi-Fiを接続しようとしたりと、フラフラしているようだ。



同じ機種である自分のスマホのWi-Fi強度は中になっているのに、同じ場所にありながらこの現象は何故なんだ?


で、ひょっとしたらと思ってヨメのスマホのカバー、リングの付いたウレタン樹脂のヤツを外してみた。



するとWi-Fi強度表示が中になり、Wi-Fiが接続されてLINEも繋がった。

透明な樹脂ケースとスマホの間にキラキラ光るグリッターシートが挟んであるが、これを外して樹脂ケースだけを再びスマホに装着したら、ちゃんとWi-Fiに接続している。犯人はグリッターシートだった。試しに自分のスマホをブック型カバーから外して裏面にグリッターシートを添わせると、Wi-Fiの強度表示が点(弱)になった。

スマホの表面積の半分近くを覆っていることになるグリッターシートは、キラキラさせるために恐らく細かい金属粉を吹き付けていると思うが、これが電波妨害を起こしているとしか考えようがない。Wi-Fi電波強度が強い場所では問題ないが、弱い場所では影響が出るのだろう。モバイル通信環境下でも同様な現象が起こるかどうかは試してないのでわからない。

念のためにグリッターシートを使ったスマホカバーを販売している通販サイトのページを何件かチェックしてみたが、このような現象のあることを通知しているサイトはなかった。デザインとしては良いが、実用上の影響が発生する場合のあることは告知すべきだと思う。

水耕栽培、一旦は手仕舞い

2020-08-23 15:19:43 | 日記
5月下旬からスタートした水耕栽培を手仕舞いすることにした。理由は連日の猛暑によって水温の管理が出来なくなり、キュウリもゴーヤも「熱中症」のようになったためだ。

自動給水装置がトラブった後で1株のキュウリが駄目になり、それらを撤去すると同時にもう1株のキュウリもベト病やウドンコ病の症状のある葉を落としてゆくと、水耕パイプや液肥タンクが陽光にさらされ始めた。銀マットやアルミシートで遮光してあるが、さすがに8月の陽光はキツイ。

お盆を過ぎた頃にタンクの液肥に手を入れると、ぬるい目の風呂の湯で、これで一気に葉が萎れてしまった。キュウリの収穫は133本で終了した。来年は何らかの遮光対策を考えねばならない。



液肥や空気の供給を止めて2日後、幹や枝葉などを取り払い、水耕パイプの液肥を抜いてから清掃に取りかかった。パイプの中がどうなっているのか、栽培している時から興味があったのだ。



パイプのフタは水道工事用のシールテープを巻いて叩き込んであるだけなので、フタの端にタイヤレバーを引っ掛けてハンマーで少しずつ叩けば外せる。水耕装置の製作を始めた時は水が漏れないようにパイプとフタを接着するつもりでいたが、栽培後の清掃を考えるとフタは外せるようにした方が良く、シールテープを巻けば接着しなくても大丈夫ではないかと考えた。ネット情報を再度探すと同じ方法をとっている例も見つかり、ベランダへの水道配管工事でシールテープを使った経験が活かされた。

ただし栽培装置のパイプ配管はシールテープを使わずに、差し込んだだけの部分も多い。液肥が流れるだけで水圧はかからないので漏れることもないようだ。



話がそれたが、フタを外すと根っこの塊が現れた。フタに固定してある防根透水シートのパイプにからみつくように巻き付いている。



からみついた根っこの塊を開いてみるとこうだ。黒っぽいのは何かわからないが、茶色く腐敗が始まったかのような部分もある。酸素を供給するブクブクに接続するエアーパイプの内部に液肥が侵入しているようで、成分が茶色のコレステロールのようになっている。ただ、動脈硬化をきたすほどではなく、後でテストをするとブクブクと泡がでていた。



防根シートの接着不良の部分からは、根が少しだけ侵入していたが、水詰まりになるほどではなく、防根透水シートを使ったパイプの効力がよくわかった。水耕栽培パイプの生命線はここにある。


根っこが侵入していた防根透水シートパイプは新しく作り直すことにした。もう1本のパイプも接着のはがれた部分があったが根っこの侵入は無く、ホットボンドを使って補修だけで済ませた。



防根シートをパイプ状にするためにホットボンドで接着するが、今回は10cmくらいずつボンドがしっかり塗れていることを確認しながら丁寧に作業をした。防根シートの中に入れるパイプ状に丸めた鉢底ネットはそのまま再利用。



生地端はほつれないように、ハンダごての熱で融着。その他、パイプのフタに接着していた塩ビパイプのぐらつき箇所を一度外して、ウルトラ多用途ボンドで接着。漏水テストをしたが一発OK。ここは初期製作時は他の接着手法で上手くできず、何度も漏水テストをした箇所だった。原因はホールソーを使って開けた穴がパイプよりわずかに大きすぎたことにある。

これで水耕栽培装置のリセットが出来たが、土耕プランターの再生よりは簡単かもしれない。次にどうするかだが、秋植えのキュウリの苗があることを知った。パイプには8個の定植孔があり葉物なら全て使えるが、実のなる作物の方が収穫の喜びが大きいように感じる。猛暑が落ち着いたら、再びキュウリを2株くらいやってみようかと思っている。




自作した水耕栽培の装置について(6)苗は元気なヤツを選ばないと

2020-08-14 15:29:02 | 日記
水切れ事故の2日後、成長の止まったようなキュウリの実と萎れた葉を見つけた。事故で駄目になったのではとツルをたどってみたら、やはり株元まで茶色くなっていた。2段あるパイプの下段の4番目の栽培孔で、循環パイプの最下流になるために水不足の度合いが厳しかったのかも知れない。

この株は終了だなと判断して、ツルや葉を除去し始めて気が付いたが、この株は僅か数メートルのツルが3本しかなかった。



この画像は3週間前で、2株のキュウリと1株のゴーヤでジャングルのようだが、左側の低いネットの部分はこの株が占めていると思っていたが、この株はごく一部でしかなかった。



駄目になったやつが「節成り」で、大きく成長しているのが「うどんこつよし」だ。現在までに120本以上収穫したが、恐らく100本以上がうどんこつよし1株の産物で、これはビックリだ。

思いだせば節成りは値引き価格だったので、店頭に長期間並んでいたのだろう。つよしに比べて株に元気がなく、最初は成長が遅かった。それでも5節くらいまで脇芽を摘んだ頃からは元気にネットにツルを伸ばしていたが、その内にネットがジャングル状態になって2株の見分けがつかなくなっていた。勢力争いに負けていたのかもしれない。

やはり苗は元気なヤツを買わないといけないが、来年はうどんこつよしが1株あれば充分だ。


自作した水耕栽培の装置について(5)水切れ事故発生

2020-08-10 11:46:56 | 日記
液肥の自動給水装置を製作し順調に稼働しているので、久し振りに1泊のドライブ旅行に出かけた。

夕方に帰宅してベランダに行ってみるとキュウリとゴーヤの葉がみんな萎れている。今日は真夏日で暑かったからかと思って補給タンクを覗くと減り方が少ない。おかしいと思ってメインの液肥タンクを覗こうとするとタンクが異常に軽い。

フタを開けてみると水中ポンプがすべて露出して、液肥は底に5ミリほどしかない。ミニフロートバルブにトラブルが発生したようだ。推測すると家を出発するころから自動給水がおかしくなり、水耕パイプに液肥が行かない状態が半日以上続いたと思われる。

取りあえず補給タンクの液肥をホースでメインタンクに移しながら水中ポンプを常時運転に切り替えると、ブーンとポンプが運転を始めた。

並行しながら応急措置として、ペットボトルに入れた水を各作物の根元から水耕パイプの中に6リットルくらい注ぎ込んだ。しばらくしてパイプを循環した液肥がそろそろメインタンクに戻りそうなものだが、その気配がない。水中ポンプから水耕パイプに接続しているホースの先をはずしてみると、何と!水が出ていない。ポンプのモーターは運転しているが、ポンプのインペラが回転していないようだ。

急遽、予備の水中ポンプと交換の作業。自動給水装置を付けるにあたって、新しく購入した水中ポンプを付けたので、以前の液肥タンクで使用していたポンプの再登板だ。これでなんとか水耕パイプに液肥が送り込めるようになり、間もなくすると循環した液肥がメインタンクに戻ってくるようになった。。



そこまでの作業が一段落したところで、ミニフロートをはずして分解してみた。バルブの周辺数か所に、小さな薄黄色い水垢のようなものが付着している。バルブの穴を覗くとそこにも水垢が付着しているようで、穴の向こうが見えない。口をつけてプッと息を吹き込むと水垢が飛び出して、穴の向こうが見えた。

このバルブの穴は元々1ミリ径だったが、自分で1.5ミリ径に拡大したもので、目を凝らしてみると穴の中間くらいに小さな突起のようなバリが見える。そこに水垢が引っ掛かって溜まり、穴を塞いだと考えられる。補給タンクの取水口には透水防根シートをかぶせているが、それでは水垢は防げないようだ。

細いヤスリでバリを除去したので、再び塞がることはないかと思うが、タンクの水位が異常に変化しないか、毎日の点検は重要だ。ミニフロートをもう1基追加し、ダブルで自動給水にすればリスクが半減するので、来年の対策としたい。

ところで肝心の作物の方だが、夜になって葉を点検すると普段どおりの状態に戻っていた。最悪の事態には至らなかったようだが、仮に2連泊で出掛けていたら全滅だっただろう。





自作した水耕栽培の装置について(4)

2020-08-06 13:30:52 | 日記
水耕栽培の液肥はamazonで購入したハイポニカを使っている。



6リットルの水道水にAとBの原液を12cc(キャップ1杯)ずつ入れ、かき混ぜてからタンクに入れている。ハイポニカは1リットルのABセットで¥2000弱。水道水にはカルキとかが含まれるので浄水器などを使う人もいるようだが、心配はないと思う。



液肥タンクにはホームセンターで購入した、容量28リットルの発泡スチロールのフタ付きの箱を使った。但し、フタの空洞部分を含めての28リットルなので、ホースのために開けた穴を上限にすると20リットルくらいしかない。

最初の1ヵ月はタンクを満タンにすれば3~5日は大丈夫だったが、キュウリがどんどん成長して葉が生い茂り、初収穫のあったころからは連日バケツ2杯(12リットル)を給水するようになり、夏日のような日は、20リットル近く消費されている。それでも梅雨に入り、雨の多い日は隔日給水でも問題なかった。

しかしながらこのままで梅雨が明け、夏の晴天が続くと毎日の給水では追いつかなくなることは容易に想像できた。2、3日家を空けることが出来なくなるのも困る。

そこで、対策として自動給水タンクを製作することにした。



水漏れがないかテスト中の画像だが、新しく買った発泡スチロールの箱の中に、ネットで調べて存在を知ったミニフロートを設置。水洗トイレのタンクの中にある装置と同類のもので、タンクの水位が下がると給水口が開くようになっている。発泡スチロールが肉厚のためにミニフロートのバルブが装着できないので、ビデオカセット入れのプラケースに装着して、タンク内に置いた。

補給用のタンクはホームセンターで購入した容量43リットルのコンテナで、栽培パイプ同様に銀マットを貼付けて四隅はアルミ粘着テープで始末した。



実際に水耕栽培パイプを載せている架台の下に置くとピッタリ納まった。事前に採寸してはいたが、ギリギリだった。

これで2つのタンク合計で60リットルになるので、夏でも最大2泊3日は家を空けられるのではないかと思っている。