振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

台風を気にしながら鳴門で二連泊

2021-09-21 15:04:31 | 旅行
淡路島を経由して徳島鳴門までドライブに出掛けようと決め、ホテルを予約したのは出発の8日前。緊急事態宣言が発令され、県をまたがっての外出は自粛せよと言われるが、素直に従ってばかりではいられない。

予約した前日に発生した台風14号は、フィリピンから台湾海峡を抜けて大陸方面、または東シナ海から黄海方面へ進む予想だったが、出発が近づくにつれて状況が変わってきた。それでも出発するころには日本海から北日本に過ぎ去っているだろうと思っていたら足踏み迷走を始めて、旅先で台風とかち合うことが確実になってきた。

ただし台風の勢力はかなり弱まったので影響は大きくないだろうと判断して予定通り出発した。



画像の鳴門海峡大橋は淡路島の南端から撮った、四国に入る直前の風景。台風は東シナ海を九州に向かって進み始めた頃で、厚い雲に覆われて時おり雨がぱらついていた。二日後に帰る際、鳴門側から撮った画像が下になるが、その頃台風は駿河湾あたりにいたのだろう。台風一過の好天だ。





タイミングが悪いと強風による橋の閉鎖で足止めもあり得ると考えていたが、早朝の数時間閉鎖されただけで済み、ラッキーだった。

但し旅の二日目は強風と雨のため外出せず、ホテルの中で過ごすことになった。海岸線に沿った小高い丘(山)の上にあるホテルは強い風にさらされ、大きな木が激しく揺れていた。





コロナ禍で観光業界はどこも大苦戦している。こちらのホテルも一人分夕食無料とか、2泊目部屋代無料とか、いろいろとサービスプランを打ち出して、少しでも稼働率を上げようとしているようだ。2連泊で温泉にも4回浸かり、おかげでかなりリーズナブルな値段で滞在できた。

当初は中日に行く予定だった大塚国際美術館へは、ホテルをチェックアウトしてから行った。ドライブでの行く先を検討しはじめてから知った美術館で、オーナーが大塚薬品などのグループ企業で、鳴門がその創業の地であることなども初めて知った。





世界の名画を陶板上に再現したモノが千点以上も陳列されている。陶板に着色、焼成する技術が大塚グループの企業にあるようだ。全部で5フロアー、ほぼ全部見て回ったと思っているが、年寄りの足腰には辛い。比較しても意味がないかもしれないが、何年か前にオランダの美術館を何軒か巡った時のように、テーマや作品が絞ってある展示の方が見やすいと思った。



館内にあるカフェで睡蓮の庭を見ながら昼食をとった。カツカレーを食べたが、味のベースがボンカレーと同じように感じたが、気のせいだったかも。家ではたまにレトルトカレーを食べることがあり、たいがいは具の多さが気に入っているボンカレーにしているが、自信はない。館内のミュージアムショップにもクラシカルパッケージ(松山容子)のボンカレーが置いてあった。

高槻に開園した安満(あま)遺跡公園

2021-09-12 21:10:03 | バイクツーリング


6月頃だったか、TVで紹介されていたのを視たのだが、開園は今年の3月。JR東海道線と阪急京都線に挟まれた場所にあり、阪急高槻市駅から京都方面に歩いて約10分。上の画像だと、右手に阪急線の高架が見える。下の画像だと鉄塔の後方にJRの高槻車両基地がある。



現役だった40年前頃は高槻市にあった社宅からJR線で通勤していて、この辺りは車窓からよく見た景色だったが、緑の多い京都大学の農場だった。その農園の下に縄文時代後期から弥生時代にかけて存在した環濠集落の跡が埋もれていたことを自分が知ったのは、ほんの何年か前のことだ。



当時から周辺はどんどん宅地開発をされたいったが、京大の農場があったおかげで保存状態の良好な遺跡として残った訳で、貴重なものだと思う。京大農場は木津川市に移転することになり、高槻市が中心になって遺跡公園として整備されたようだ。赤い屋根の白い建物は農場の建物をそのまま展示館などで利用されている。

中に入りたかったが、バイクブーツを履いてジャケットを腰に巻いた姿でむさ苦しいので、時期を改めることにした。





後方にJR高槻駅前のタワーマンションが見えるが、駅に近い側にはカフェやレストラン、またイベント会場に使える建物もあり、人工芝ながら広いスペースもあってイベントに使うようで、市民広場を備えた公園といった感じだ。陽射しが強く暑い日だったが、多くの親子連れ、カップル、若者グループなどが大屋根の下の芝の上でくつろいでいた。



小さな子供の遊びスペースにはミストシャワーがあったが、はとにかく暑い日だった。

この日はいつものバイク仲間と日帰りツーリングに出掛ける予定だったが、いざ出発と思ってエンジンをかけようとしたがセルモーターが回らない。2年前にも2回発生したトラブルで、スターターリレーの不調なのはすぐにわかった。リレー端子を直結させるという応急処置もあるが2次的トラブルを招きかねないので諦めて、仲間に不参加の連絡を入れた。

結局は以前のトラブル時に外したリレーを残していたので、それと交換するとセルが回ってエンジンもかかった。作業に1時間はかかったが、バイクも動くようになったので午後から安満遺跡公園に出掛けた訳だ。

家に戻ってから取り外した不調のスターターリレーの導通テストをしてみたが、不思議なことにちゃんと作動するんだなこれが。不調になる原因が全くもってわからない。



値段が倍以上に上がっている生産終了の美容家電製品

2021-09-05 15:24:50 | 日記
先月の上旬、ヨメからヘアカーラーをNETで探して買ってくれと頼まれた。4年前くらいに持って行った海外のホテルに置き忘れて帰り、今あるのはNET通販のA社で買ったP社の製品だ。今のヤツが壊れたわけではなく、一度に2本しか加熱できないのでもう1セット買って同時に使い、髪を早く仕上げたいらしい。



品番を確認してからA社のサイトで検索すると同じ品番の製品が5,000円以上している(8月上旬時点)。前回買った時はもっと安かった記憶があったので購買履歴を調べてみたら、2017年になんと2,180円で買っていた。

変だなと思いながら検索を続けると、他メーカーの同じような製品が3,000円前後である。今回はこれにするかと考えながらも更に検索すると、P社の製品で異なる品番だが1,860円モノが見つかった。販売はA社ではなくマーケットプレイスの出品者なので送料600円が必要になり計2,460円になるが、これを注文した。



届いた製品を見ると生産国も同じタイで、カーラーを受ける台の形状が微妙に違うだけ。あくまでも推測だが、旧製品の品番は現在の品番体系に合わないので、新品番にするために生産終了させたのではと思える。

NET通販のR社でも検索したら、これもビックリ!旧品番が6,000円台から8,000円台で並んでいる。新品番が3,000円台後半から4,000円台の後半といったところだ。どんなストアが旧品番を売っているのか調べてみたが、家電類を専門に扱うストアではなくて雑多な仕入れ品を売っているようだ。恐らく新製品に切り替わった後で廃型になった製品を仕入れていると思われる。売れたら利ザヤは大きいだろう。

現時点の通販A社の場合、旧品番は出品者、新品番はA社自身の販売になっていて、旧品番の価格は約8割増し。

実はもう一つ、数ヵ月前、旅先のホテルにあったP社製のヘアドライヤーを使ったヨメが同じモノを買いたいと言いだした。(ホントに面倒なヨメだ!)乾燥スピードが早いらしい。



通販A社やR社でP社製同一品番のヘアドライヤーを検索するとバラつきはあるものの7,000円~9,000円台であるが、似たような品番でスペックもほぼ同じP社製品が3,000円台~4,000円台だった。値段の差の大きさに迷ってしまったのでその時は買わず、後日娘に話をしたら同じ製品を2台持っているというので1台を譲ってもらい、それ以上は深く調べなかった。その後、ヘアカーラーの通販価格を調べているうちにヘアドライヤーも同じことなんだと気が付いた。

P社製ヘアドライヤーの過去の価格を価格比較サイトで調べたら大手家電量販店で2,720円~5,368円まであったが、現時点でのR社では10,800円の値段のものも出品されている。

ヘアカーラーにせよドライヤーにせよ、買い替えるために家電量販店に行けば適切な新製品(新品番)がフツーの値段で買えると思うが、NET通販で買う場合、いきなり今使っている製品の品番から検索しただけで関連情報を調べたり値段比較をしないで購入すると、以前に買った時の倍以上の金額を払ってしまうこともあるわけだ。誰でも予めわかったらこんなに高い値段では買わないと思うが、NET通販の落とし穴みたいな感じだ。販売価格の決定権は売り手にあり、こんなに高い値段でも法的な問題はないと思うが、買い手側としてはこんな手に引っかからないように用心するしかない。