雷ブログ

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文字離れへの抵抗

2018年11月16日 09時35分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

先日、ある業界誌へ見開きの2ページで原稿を依頼されました。 大きな枠として、4つの章に分かれていて、A4 1ページの半分程度が一つの枠ですので、そこに文字を埋めました。 読みやすさも考えて空白を十分とり、文も短めを心掛けましたが、文字ばかりで読み難いので修正の依頼を受けました。図や漫画をもっと入れろとの事なのです。 A4の半分程度のスペースで4コマ漫画で伝えられる情報量と文字での表現した情報量、比較すれば、文字による情報量の方が多いのですが、情報量よりも、見た目の受け入れやすさを重視してのことです。

この程度の文字で、「文字ばかり」と言われては何も伝えられなくなります。 それで修正はお断りしましたが、文字を嫌う風潮は如何なものでしょう? この程度の文字を受け入れられない読解力の低下は思考能力にも影響します。 漫画の受け入れやすさを否定はしませんが、全て漫画でないと分からないなどという事にならないように文字を読む訓練も必要なのです。 文字情報より図形情報の方が分かりやすい。それは認めますが、そのような口当たりのよい、しかし、内容の薄いものしか受け入れないのはダメです。 

英語での出版物、まるっきり言葉だけで数百ページもあるものなど全く普通です。 あのような分厚い英語を読み解く理解力と、漫画しか受け入れない理解力を比べれば勝負になりません。文字情報の方がはるかに情報量が豊富なのです。 その情報量を捨てて読みやすさに走る「甘やかし」は日本をダメにすることでしょう。 英語は、単語がスペースで分離されているので、一つの文の中に単語を幾つ含むかなどの「リーディング・レベル」が定められ、文章の読みやすさ、分かり易さが定量的に定義されています。 そういう世界で文字ばかりで「読み難い」と文句を言えば、自分の読解力の不足を言うようなものですが、日本語ではそのような定量的な判断が付きにくい。 そういう世界では、アホの勝ち。 文句を言う方が勝ちなのです。 

このブログを読んでくださる方には、そのようなアホはいない事と信じています。

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