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難訳和英口語辞典  松本道弘  さくら舎

2017年05月31日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制の松本です。

以前、英語の勉強にかなりのエネルギーをつぎ込んでいた時代があり、その時の私の目標であったのは松本道弘先生でした。 先生の主催されるセミナーに通ったり、先生の著書を勉強の材料にさせていただきました。 先生は、英語を極めるのは、「英語道」の「道」を極める事であると、厳しいい教えをされていました。 私は、その後、「道」を極めるまでには至らずに、小さな充実感で満足し、この「英語道」からは外れてしまいました。 その間、英語自体にはソコソコの興味で接していましたが、久しぶりに松本先生の著書に接し、お元気に活躍されているようで嬉しくなりました。

本書は、「辞典」と言いながら、普通の和英辞典のように日本語のありきたりの言葉を「あいうえお」順に並べているのではなく、英語にし難い言葉を選択して並べていて、最初の言葉がなんと「愛人」。ここでは Other と Another の違いを説明していて、Another women といえば、今の彼女は捨てて別の彼女に。Other womenといえば別離することなくこっそりと別の彼女を見つける事との解説から始まるのは、明らかに高校生向けの辞典ではありません。 酒場で Another one といえば同じ飲み物をもう一杯、The other one といえば別のドリンクにしてくれと、なかなか難しいものです。
 
この中で例えば、「秘かな愉しみ」。 欧米では隠花植物は好まれないので、コッソリする愉しみは全て Guilty を伴い、Guilty pleasure と訳しています。 秘かな愉しみのもランクがあり、例えば不倫での密会から、本書での例はもっとカワイク、松屋の朝の焼き魚定食に人工着色ではない紅ショウガをご飯にたっぷりかけて食べるのも guilty pleasure であると説明されていますが、大先生に恐れ入りますが、その程度では Guilty pleasure は大げさではないかと思います。

多かれ少なかれ、欧米人は日本人よりもキリスト教の教えに影響されていますから、 Guilty といえば、神に後ろめたいようなことを意味し、日本語で言えば「人は騙せてもお天道さまは知っている」ようなことが軽度の Guilty であり、松屋の定食に紅ショウガをいっぱいにかける程度の事は Guilty は大げさではないでしょうか? 私は、松屋派ではなく、吉野家派なのですが、やはり、少ない野菜を補うように、どんぶりの一面に紅ショウガを盛る人、たまに見かけますね。

もう一つ、英語ではなくドイツ語なのですが、「人の不幸は蜜の味」Schadenfreude という言葉をよく使うそうです。 ドイツ語は、単語を並べて長くなりますが、 Schade は「不幸」なこと、Fteudeは「喜び」。あのベートベンの「喜びの歌」で「Freude!」と呼びかけるあのFreude です。

松本先生、お歳は私より干支の一回り程度上で、自分よりも年上の方が活躍されている姿は、数年先の自分の具体的な目標になり元気付けられます。 本書は、英語道を極めようとする事象「英語武蔵」の松本先生が60歳を超えてヤット会得した事であるとか、先生の長年の経験が詰まっています。 2600を超す例題は辞典と呼ぶにふさわしい内容で、かつ、これは読み物として先生の体験を分けていただける貴重な内容です。

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