国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

中国の分裂とユーゴスラビア紛争の類似性

2007年11月26日 | 中国
●問題はいつになるか (面白い発想だが)

先ほどの中国共産党大会でも胡錦涛はまだ全権を掌握していません。これを生かし、対中共対策でいえば、北朝鮮(ハエ)を餌として、この「ハエ」を胡錦涛に叩かせ、中共軍部に亀裂を生じさせる、これが経済破綻と同時に起これば中共は持ちません。このとき日本が米軍の軍事力をある程度使えれば、です。この中共の分裂を誘うには日本が強そうに見えるのは逆に良くないと思われます。最悪の事態に備えて、核の開発はすべきですが、表には出さず、どこかに隠しておくという戦略がいいでしょう。

逆に国内的には経済破綻しても治安を維持するには強力な政権が必要です。

戦わずして勝つにはどうすべきか、こんな戦略を考えたいです。
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/cmt/184cedd08e53e229bb48b27874fa4463







●JJ ◆ae8GJRGMtA氏 発言抜粋集 1

・このころ中国は半ば内戦状態になっています。今の広東省が分裂しております。共産党は分裂状態で現在の中国の政治体制のたががはずれかかっているみたいです。ニュースでもかなりなウェイトで扱われていました。その当時の大きな国際問題になっているみたいですね。解説では2007年の上海暴動が遠因といっていましたからその当時事件があったのでしょう。詳しいことはわかりませんが。あと中国関連では2010年の上海万博は中止になってます。

・アジアにおいては中国は完全に分裂しているようです。前述しました広東省の国が「華南共和国」 として存在しています。日本には及ばないものの、その時代の経済大国として君臨しています。 現在の中国は北京を中心としたところで存続。民主主義国家となり共産党は数ある政党のひとつとして没落しています。あとは西部にもう一つ大きく別れていますが、これはほとんど夢の中で出てきていないのでよくわかりません。
http://snow.kakiko.com/korea02/e_select/e0135.html







●依存症の独り言: 中国は崩壊後どうなる? 2005/08/26

今、中国には四つの経済先進地域がある。

①<長江デルタ地域>
上海市
江蘇省(南京、蘇州、無錫、常州、揚州、鎮江、南通、泰州)
浙江省(杭州、寧波、湖州、嘉興、紹興、舟山)
②<珠江デルタ地域>
広東省(広州、深セン、珠海、佛山、江門、中山、東莞、恵州、恵陽、恵陽、恵東、
博羅、肇慶、高要、四会等)
③<福建東南地域>
福建省(福州、厦門、泉州、漳州、莆田の5沿海都市)
④<環渤海湾地域>
北京市、天津市、河北省、遼寧省、山東省

これらが、お互いをライバル視し、対立・競争している。これらの地域の地方政府は、国家や国民のことなんて眼中にない。「先富論」を拠りどころにして、自分たちが豊かになることしか考えていない。
したがって、経済的破綻が社会的混乱→政治的混乱にまで至れば、これらの四つの地域が自らの権益を優先し、それを守るために政治的独自性をさらに強める可能性は高い。

中国語と一口で言うが、その種類は多岐にわたる。大雑把に言って、①北方語(北京語など)、②粤語(広東語など)、③呉語(上海語など)、④閩語(福建語など)、⑤かん語(湖北語など)、⑥湘語(湖南語など)、⑦客家語の7大方言(郷音)に分類される。
方言といっても、我が国の方言とはレベルが違う。各方言によって、発音、字体、文法が違うので、まるで外国語と同じで、方言同士では意思疎通がまったくできないのだ(通訳が必要なレベルである)。
また、これらの方言は、地域ごとにさらに細分化され、これまた意思疎通ができないほどの隔たりがある。各方言の後ろに「など」を付けたのは、そのためである。
そこで、中共政府は、北京語を「普通話」=共通語として普及させることに力を入れている。テレビやラジオ放送は「普通話」で、義務教育も「普通話」で行われている。現在では約7割が「普通話」を理解できるといわれる。
しかし、「普通話」が普及し始めたのは最近のことである。数千年の長きにわたって、お互いに意思疎通が不能な言語を使用し、その言語に裏打ちされた社会の下で暮らしてきたのだ。
しかも、言語の違いは、四つの経済先進地域に重なる。

①長江デルタ地域:呉語
②珠江デルタ地域:粤語
③福建東南地域:閩語
④環渤海湾地域:北方語

つまり、政治(地方政府)も違うし、経済圏も違う。歴史も違うし言語も違う。一つの国であることの方がおかしいのである。

中国には言語、文化、歴史の異なる56の民族がいる。92%を漢族が占める。が、同じ漢族でも、華北と華南では体型や肌の色に違いが見られる。
その昔、中国南部には「南蛮」と呼ばれたタイ族が住んでいた。人口増や戦乱により南下した漢族は、このタイ族と混血したのである。一方、北の漢族は、北方から侵入してきた遊牧民族と混血する。つまり、北京と上海や広東では、DNA的な均一性に欠けるのである。
北京と上海は特に対抗意識が強く、お互いにボロクソに言うらしい。北京人に言わせれば「北京語をしゃべれる者が人間」であり、上海人は北京語をしゃべりたがらず、「北京なんて田舎だ、遅れてる」と言う。
漢族の中でもこれだけ違うのに、さらに55もの少数民族が住んでいる。主な少数民族は、モンゴル族、回族、ウイグル族、チワン族、チベット族、朝鮮族、満族である。
このうち、民族意識の高いモンゴル族、ウイグル族、チベット族は、政治的・経済的・社会的混乱が続けば、それに乗じて独立する可能性が高い。

結論から言うと、漢族は、経済圏ごとの①長江デルタ地域、②珠江デルタ地域、③福建東南地域、④環渤海湾地域に、⑤重慶を中心とする四川省を加えた五つに分裂し、モンゴル族、ウイグル族、チベット族が独立するという形にならざるを得ないのではないか(香港は別と考える)。
後は、中共政府を支える人民解放軍がどう動くかである。150万人を数える人民武装警察は、中共政府の意思に忠実に動くであろう。しかし、総兵力231万人(2001年)の人民解放軍が中共政府に忠実であるとは限らない。
なぜなら、人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるからだ。したがって、中国共産党が地域ごとに分裂すれば、人民解放軍が混乱する可能性は高い。
実際に、文化大革命のときに、人民解放軍の一部が「実権派」の側に立って「造反派」に対抗した「武漢事件」が起きている。毛沢東全盛のときでもそういうことがあったのだ。
胡錦濤主席にカリスマ性はなく、指導力も絶対ではないと言われる。人民解放軍が、政治的・経済的・社会的混乱が起きたときにどう動くかだけは読めない。
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2005/08/post_2356.html







●スロベニア - Wikipedia

1980年代になるとユーゴスラビア内の経済格差が拡大。なかでも地理的に西ヨーロッパに近く、ユーゴスラビア内での経済的な先進地域であったスロベニアでは、工業を中心とした「経済主権」を主張してユーゴスラビアからの分離独立を目指す動きが次第に強くなっていった。1991年6月にユーゴスラビアとの連邦解消とスロベニアの独立を宣言。短期的、小規模な十日間戦争の後に正式に独立。1992年5月、連邦構成国だった隣国クロアチア、同じく連邦内にあったボスニア・ヘルツェゴビナと同時に国際連合に加盟した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%A2









【私のコメント】
米国の世界覇権崩壊後の日本にとって最大の脅威は中国であることは自明だろう。脅威の種類としては、中国の軍事力による直接的な脅威と、不法難民の流入による治安悪化という間接的な脅威の二つが大きいと思われる。その脅威に対抗して日本の独立と繁栄を維持するには、中国を分裂させることがほとんど唯一の方法ではないかと思われる。この中国分裂について考察してみたい。

中国を分裂させる最大の原動力は、中国国内の巨大な貧富の格差である。貧困地域に金を奪われてきた富裕な沿海地域(広東省+香港、福建省、上海+江蘇省+ 浙江省)が北京政府から独立することになると想像する。また、中国西部では少数民族問題が分裂の引き金となるだろう。

国家内部の貧富の格差が分裂を引き起こした先例としてはユーゴスラビアが挙げられる。ユーゴスラビアではセルビアが政治的主導権を握ったのに対して、富裕なスロベニアとクロアチアは多額の税金を徴収されそれが貧困な南部(特にマケドニアやコソボ)に振り向けられることに不満を高めていた。当時のスロベニアとマケドニアの所得格差は六倍であったという。一方の中国では、1人あたりGDPが最も多い上海市と最も少ない貴州省の差は12倍を超えていると言われ、旧ユーゴスラビアの二倍以上の国内格差が存在することになる。中国を旧ユーゴスラビアに喩えると、最先進地域であったスロベニアに相当するのが上海+香港であり、相対的先進地域であったクロアチアに相当するのが広東省・福建省・江蘇省・浙江省・北京市・天津市であろうか。そして、民族紛争を抱えるボスニア・ヘルツェゴビナとコソボに相当するのが新彊ウイグル自治区・チベット自治区・内モンゴル自治区であり、貧困地域であるマケドニアに相当するのが雲南省・貴州省などの南西部高原地域や河南省・山西省・陝西省・甘粛省などの黄河流域内陸部であろう。これらの地域では交通の不便さや工業用水の入手困難さのため工業化が困難であり、それ故に今後も貧困地域に留まると想像される。

クロアチアは第二次大戦中に親ナチス政権が存在したが、中国でそれに相当するのは南京の汪兆銘政府であり、その支配域は上海+江蘇省+浙江省の華東沿海地域を含んでいる。この点でも旧ユーゴスラビアと中国は類似していると言えるだろう。私は、ユーゴスラビア紛争とはセルビア中心のユーゴスラビアが解体されて、オーストリアを中心とする秩序に再編成されていく過程であったと考えているが、来るべき中国分裂は北京政府中心の中国が解体されて日本を中心とする秩序に再編成される過程と言うことになるだろう。





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14 コメント

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Unknown (じゃぱんじん)
2007-11-26 12:57:07
中国が分裂するのは大歓迎だが難民は御免被りたい
特に沖縄に!
大量にきたら参政権よこせっていうに決まっている
返信する
Unknown (Unknown)
2007-11-26 21:30:52
中国が分裂するとしても、大きく分けて二つ程度で十分なのでは?と思う。

ちょうど、邪馬台国時代の中国と同じ(魏と呉)。

あんまり複数われすぎると、ロシアや朝鮮が頭にのる。北京を中心とする国と、上海を中心とする国ぐらいなら、ちょうど、日本、ロシア、北京、上海、統一朝鮮の間で、パワーバランスが保てるように思う。
返信する
Unknown (Unknown)
2007-11-26 21:32:21
日本 1億2千万

ロシア 1億4千万

北中国 6億

南中国 6億

統一朝鮮 7千万

これぐらいが一番、力が均衡する。
返信する
Unknown (諸葛)
2007-11-27 03:08:32
中国が細かく分裂するのが良い。
周辺諸国が分け合えばよい。
周辺諸国でパワーが有るのは日本、ロシア、インド
それら三カ国が中心となってそれぞれの陣営を固めれば、それはそれで力が均衡する。

これにより、中国自身が均衡に入る余地をゼロとする。この位の仕打ちをしないとガメツイ中国は再び立ち上がる。

もちろん、ガメツイ中国は日本を均衡の一員にしようとは考えていない。日本消滅が望み。
であれば、日本も同じような覚悟で挑まないと戦略の段階で負ける。
返信する
諸葛殿 (のらくろ)
2007-11-27 03:43:52
御説ごもっとも

ですが、ペンネームの苗字は「諸葛」ではなく「江田島」ではありませんか?

「諸葛」だけでは「謹」なのか「亮」なのか、あるいは「亡国の諸葛恪」なのかわかりませんので。
返信する
Unknown (ところで、)
2007-11-27 12:07:44
中国の脅威を心配するのも重要ですが。。。日本が今まで何百億ドルも(いやいやながらだと思いますが)投資してきた米ドル債権はどうしましょう。今に紙切れ同然になってしまいますよ。

紙切れ化するドルを有効に使う手は一つ、それは米国の資産を今こそ買い占めて行く事です。Rockefeller Plazaを買うのではなく、Microsoftを買いましょう。PebbleBeachに投資するのも良いですが、Boeingを買ってしまったらどうですか?
米国の軍需産業も結構魅力あるかも知れません。

こうしているうちに、米国はもうニッチもサッチも行かなくなってしまっているのかもしれません。このままおめおめと前世代が築き上げてくれた日本の富を米国と供に沈めてしまったら、それこそ親不孝です。
返信する
妄想 (けんじ)
2007-11-27 20:58:08
>米国の世界覇権崩壊後の日本にとって最大の脅威は中国であることは自明だろう。その脅威に対抗して日本の独立と繁栄を維持するには、中国を分裂させることがほとんど唯一の方法ではないかと思われる。

史那については、暇に任せて読んだ程度である。
 史那大陸の王朝で漢民族が支配したのは宋と明と中華民国だけである。それ以外は異民族王朝で、我国が史那事変を史那の歴史から見てどのように見えるかを考えれば、もっと別のやり方があったとおもう。或いは清に継ぐ王朝が出来たかもしれないが、それは天皇と相容れない。                         
 清王朝は満州族の王朝でその出身地は満州である。かの地はその昔は匈奴が居た。その後遼、金、元、清とあり、それらは中原へいき、史那を支配した。史那人から見ればそれらは異民族であったが、彼等は別にそれを特別視しなかった。それを区別する考え方は多分明の時代に出来ただろう。一般の史那人にとってどうでもいいことだろう。
 史那事変が勃発した時、時の昭和天皇は万里の長城より南に入るなと指示されたが、之は史那の歴史を知っている人の考えであろう。ちなみに昭和天皇の歴史の先生は白鳥庫吉である。彼の史那観を知ることは重用である。
 満洲国は、我国の傀儡と言われるが満州族から見れば我国の力を借りて清王朝の故地にその後継国を作ったに過ぎない。もう今では満州族は消滅しそうである。我々日本人もそのようにならないように、心しなければならない。さもないと有効に作用するものの見方は出来ない。
 では史那大陸の支配者とはどのような形態を取っているだろうか。之は岡田英弘氏の考え方が正しいとおもう。私の理解の仕方が正しいか判らないが以下に説明する。
 それは力を持った親分がおり、それらが争ったり、講和したり、配下になったりして、大親分が決まる。その背景は軍事力である。従がって皇帝(大親分)から見れば自身の軍隊もあるが、子分の軍隊もある。日清戦争で我国が戦った清国の北洋艦隊は史那の首相(?)李鴻章の軍隊で、史那帝国の軍隊ではない。之は今の人民解放軍が中華人民共和国の軍隊ではなく、中国共産党王朝の軍隊である事と同じである。
 この大親分が支配地域から上がりを取って王朝を維持する。
これが史那の統治である。
 我国も江戸時代は各藩が軍隊を持っていた。それが明治維新で日本国という国の軍隊にした。その苦労は並大抵ではなかったが、そのことが一番よく判っていたのは勝海舟だろう。
彼は確か(俺は海軍を作るのに死ぬほどの苦しみをした。それに比べれば江戸城無血開城なんか)と話している。海軍を作ることは明治国家を作ることである。明治国家を作ることは海軍を作ることである。数学的に言うと同値である。従がって大東亜戦争で海軍が壊滅した時、明治国家は崩壊した。大東亜戦争後の我国(?)とは何かを知るには、全く新しい考え方、我国の歴史に根ざした考え方で見た時、現実に作用する、方策を立てることが出来る。私はまだそれを作れ無い、又他の人のそれを見ていない。
 我国はみようみまねで近代国家を作っていった。その素地は江戸時代にあり、それに西洋の統治思想を学び、明治国家を作り、日清戦争、日露戦争、北清事変へと進んだが、その後その国家観が崩壊していく。大東亜戦争は明治維新を作った考え方がなくなったので、起きたという見方は面白い見方である。それを大正時代にきずいていた人に河村幹雄氏がある。彼は大正時代にもう、このままでは我国はつぶれるとはっきり記されている。その根拠は我々にある種の示唆を与える。ある面を見ると、三島由紀夫氏に通じる。
 さて史那は近代国家という考えは今も持っていない。中国共産党王朝は、依然としてその歴史に根ざした統治の仕方をしている。王朝はその子分から上がりを取り、それで王朝を維持している。今はその主要な子分は企業である。                         
 又中国共産党王朝は国境と言う考えはない。あくまで上がりをよこすようになると、そこは支配地域になる。この体制を維持できればその支配地域がどうなろうと知ったことではない。分裂していようが、暴れていようが関係ない。上がりを納めなくなりかけたら軍隊を派遣する。あくまで上がりが目的である。その上がりが少なくなって王朝は崩壊する。
 以上が之までの史那の歴史であった。ところが此処に困ったことが起きた。核兵器である。分裂した各地域が上がりを納めなくなった(力をつけた)としても、それで簡単に脅すことが出来る。それに逆らうとしたら、同じく核兵器が必要である。
従がって、中国共産党王朝から見ての上がりを我国が納めなくなったら、核兵器で脅す。既に脅されたとナナ氏は記されている。
 我国が核兵器を開発して、分裂している中国共産党王朝の一派に与えると、始めて史那が分裂する。
丁度大東亜戦前に蒋介石はアメリカ、毛沢東はソ連その後アメリカ、汪兆銘は我国と分裂していたのは、背後にそれぞれの国の軍事力があった事と同じである。
之と同じ事を起こすことが必要である。
 我々は、はったりかもしれないが北朝鮮の核兵器を単純に考えてはならない。

中国共産党王朝から我国を見ると、その支配形態から言えば立派な史那の一部である。大東亜戦争前は我国には軍隊があったから、そう簡単にあがりはなかったが、まあ、15年かけて、満洲と史那本土に在った、資産を只取りして、大東亜戦争後更にODAを取ったわけだが彼等は、それらは我国(日本)が自ら上がりをよこしたに過ぎないと思っている。これから逃れようとしたらどうしたらよいか。それは説明の必要はないと私はおもう。対米関係は対史那関係であり、対史那関係は対米関係となる。
対米と対史那を同じに捕らえないと両者はうまく行かないがそのやり方が無いと言うのも事実である。
 その結果が東条英機氏である。彼は対米戦争を避けようと努力したが出来ず、史那とアメリカと両者と戦争をした。そして縛り首である。彼に対して我国国民は実に冷たい。私は我国の首相になる積りが在るなら東条英機氏を片時も忘れては成らず、その覚悟があるものだけにその資格があり、しかもその覚悟がある首相のみが我国国民に利益をもたらすと思っている。福田氏はどうだろうかなあと眺めたがない。                            
 では仲良くしたらどうなるか?今の我国がそれである。アメリカと史那に良いようにあしらわれ、金を取られているが国民はそれを知らないから良いようなもの、知ったら、すぐ核武装だろう。又政治家は主義者に殺されるだろう。
 依然として昭和の始めに我国が直面した問題の解決策を我国は見つけていない。そもそも何が問題かを理解していない。

それよりも崩御された昭和天皇が万里の長城より南に入るなと軍部に指示したが、之は今でも有効である。史那には目の見えない万里の長城がある。史那の色々なことを聞いたり、読んだりすると、その目の見えない長城を超えて、いずれ失敗する苦労を何とかなるともがいている姿が私には浮かぶ。                  
 我国国民は昭和天皇を無視して進んだ。何処が戦前、我国は天皇制国家だったいえるだろうか。戦前が一般の人が思っているような天皇制国家だったら、史那事変も大東亜戦争も起きなかったと私は思っている。
 史那が分解する前に、我国が分解する可能性のほうが高い。国内の状況を見ると既に分解している領域がある。
我々はもう一度三島由紀夫氏の檄文を読むべきだろう。預言者の言葉がそこにある。
返信する
アメリカの先行き (パンツー)
2007-11-27 21:09:45
サブプライムローンによる信用不安で
株や証券みたいなものから
原油と金とアメリカ国債にお金が流れ
米国債は上がっている。

・原油をガッチリ握り、
・ゴールドをしこたま貯め込み、
・国債の主役
である
アメリカは国際金融市場においては
一人勝ちになるかもしれない。
という見方もあるわ。
返信する
Unknown (Unknown)
2007-11-28 02:16:09
日本はあまりにも豊かになりすぎたんじゃないのか?
だからこそ、国家を長く維持してきたものが、どんどん崩壊していっている。
多くの国民が仕事や学校に疲れて、真面目に国家の行く末を考える暇などない。また、社会を変革しようにも、現在でもそこそこ豊かで幸せなのだから...という感じで、国民の間に危機感情は生まれない。

だから、だらだらと国家が崩壊・腐敗していっている。
返信する
Unknown (中東の大戦争が)
2007-12-02 15:16:40
トルコ軍、イラク北部のクルド勢力にミサイル攻撃

 【カイロ=宮明敬】トルコ軍は1日、イラク北部を拠点にトルコ兵襲撃などを散発的に続ける「クルド労働者党(PKK)」の武装グループ50~60人にミサイル攻撃などを加え、多数を死傷させたと発表した。


 トルコ南東端ハッカリ県の対イラク国境の町チュクルジャから南東方向のイラク領内でグループを発見し、空爆や砲撃を加えたという。

 トルコ軍は、PKK拠点掃討のため、トルコ南東部の対イラク国境付近に10万人近い兵士を集結させており、エルドアン首相は11月30日、軍にイラク北部への越境作戦を実施する権限を同月28日付で与えたことを明らかにしていた。ただ、現地は3000メートル級の山岳地帯で雪が降っており、数万人規模の地上部隊を投入した大規模越境作戦はもはや難しいとみられている。
(2007年12月2日1時21分 読売新聞)
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