占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

天王星から届く“音”

2011-05-12 00:48:54 | 日記
(ガジェット通信;天王星から聞こえてくる「音」が神秘的すぎる



Uranus sounds NASA-Voyager recording[天王星の"音"]

天王星から発せられる電磁波を、人の耳で認識できる音波に変換して作ったサウンドだという。宇宙(ソラ)を飛べない私たちでも、意識は遠く天王星まで飛翔していきそうな心持ちにさせてくれそうだ。



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未来から来た緊急地震速報(2)

2011-05-03 17:19:45 | 日記
本論の核心に迫る前に、述べておきたいことがある。人類が未曾有の危機を体験する前に、時空間は気づくと気づかないとに関わらず、何らかの予兆を示してくるのではないか。東日本大震災の前3/9に起きたM7.2の三陸沖地震、それよりも2/22に発生したクライストチャーチM6.1の地震で死亡した200人前後の1割以上が日本人だったこと。この頃から時空的雲行きの異様さが感じ始められていたものの、迫りくる危機を明確に掴むに至らなかった。

予兆で筆者が思い出す事例としては、2005年3月2日に発生した土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故だ。行き止まりの駅に高速で突入した車両が駅を突き破って大破した事故で、運転士1人が死亡している。この1月半後の4月25日、列車が高速でカーブから脱線、マンションに衝突して107人の死者を出したJR福知山線脱線事故が発生したのである。未曾有の危機がくる前に、時空は何らかの予兆を示してくるのではと筆者が感じたきっかけでもあった。

もう一つ本ブログで思い出のあることだが、2008年11月に筆者は国内で被害地震が発生すると予想したものの外してしまったことがあった。11/7の予想日に日本では発生せずM6地震がバヌアツで発生した程度で、読者にお騒がせしてしまったので記憶に残っている。
地震発生の危険日
予測を修正
消えた地震波
しかしこの11月7日に、地震ではないがある大事故が発生していた。ハイチの小学校が突然崩壊し、児童93人が死亡したのだ。(AFP記事)この時筆者はハイチの住民が全く耐震性の無い貧弱なコンクリートの家に住んでいることを知った。このニュースは世界に深い悲しみをもたらしたが、この1年2ヶ月後に、同地でM7.0の地震が発生して、31万もの人がコンクリートの家の下敷きになって死ぬことになろうとは、誰が予想しえただろう。しかしカリブ海は大西洋では比較的地震の多い地域であり、専門家ならハイチのリスクの高さを指摘できたかもしれない。

◆東日本大震災における2009年8月25日の意味◆
前号で、筆者は2009年6月の新月図および7月の日食図から、東日本での津波を伴う地震と原発被害を視野に入れていたものの、8月25日に緊急地震速報の誤報の発生とともに地震の行方を見失ったことを述べた。以下に8/25のホロスコープと、それがどのような意味を表示したのか述べたい。



この日冥王星はやぎ0度、水星はおとめ29度、火星はふたご29度にあり、カーディナルサインのカスプに非常にタイトな合を成立させていた(fig.1)。天体とサインカスプの合は、サインの意味を強力に引き出す感受点となり、その天体がTスクエアを形成することは、社会の根底的変化を意味する“カーディナルクライマックス”の象意を先行的に引き出す可能性があった。先行的というのは、まだこの時はカーディナルクライマックス構成天体の土星と天王星がカーディナルサインに入っていなかったからだ。さらに同時にかに29度で金星がサウスノードと合、サインカスプ上でのこれらの合は全財産没収の事象の可能性も考えられた。さらに金星にヴェスタも合で、それが地震によってもたらされる可能性も見られたのだ。

ところが実際起こったのは、房総半島沖を震源とする緊急地震速報の誤報。筆者はこの時目眩のようなものを覚えた。「まさか地震が消滅してしまったのか」。幻の地震を追っていたのかとまさに真夏の世の夢のごとく呆然としたことを憶えている。

しかし消えた地震の波動は、ノースノードがカーディナルサインカスプを越え、天王星がカーディナルサインに入るまさに1日前になった日に実際に地震として発生した。それが2011年3月11日の東日本大震災だった。3/11の天王星は、前述の8/25位相図に対しグランドクロスの星位を成立させていた(fig.2)。チャートの象意を丸ごと吸収し、地下に潜行させていたのはノードであった。ノードはサインカスプの“隙間”からサインの地下に潜行し、カーディナルサインカスプを抜けた今年3/3に再び姿を現したのだ。



◆カーディナルクライマックス=東日本大震災とも◆
09.8/25の位相図と11.3/11の天体を重ねると、8/25冥王星に3/11ノースノードが合、8/25火星に3/11サウスノードが合。3/11天王星は8/25天体にグランドクロス。8/25と違うのは、カーディナルクライマックス天体の土星はすでにてんびん座に入っており、残る天王星が3/12におひつじに入るというタイミング、つまり“カーディナルクライマックス”が正式に成立する日だったのである。その意味では、東日本大震災がカーディナルクライマックスの真打ちであったとも考えられる。

fig.2の2重円からあらためて09.8/25のチャートを眺めると、地震は天王星とノードがこの位置に来る日を待ち続けていたような気がしてならない。そして、3/11から見た09.8/25の事象は、東日本大震災の予兆であったと思わざるを得ない程の強い関連性を示していたのである。あの日の明け方に東日本の空に虚しく響いた緊急地震速報は、来るべき未来から時空を超えて届いた、未曾有の大災害から救援を求めるメッセージであるかのように筆者は感じざるを得ないのである。

<誤報>緊急地震速報09年8月25日(BS2の放送)(YouTube)


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未来から来た緊急地震速報(1)

2011-05-01 03:16:14 | 日記
東日本大震災は発生から50日を過ぎた。失ったもののあまりの多さに言葉もないが、しかしこれほどの被害に予兆は無かったのだろうか。スマトラ沖大津波の時は事前に動物達の姿が消えたという。大震災5日前には茨城県で50頭の鯨が海岸に打ち上げられ、2月のNZ地震前にも現地で鯨が打ち上げられていた。海生ほ乳類は地磁気を頼りに航行するので、地磁気異常を捉えていたのかもしれない。

ツイッターでは次のような文章を見つけた。「M9を記録した東日本大震災の40分前、震源地上空の電子の量が局地的に増えていたことが、北大理学研究院の日置幸介教授の調べで分かった。日置教授は震災後、昨年のチリ地震をはじめ、過去の大地震直前にも同様の現象が起きていることを確認。電子の急増は、巨大地震の前兆の可能性がある」とのことだ。太陽フレアから来る高エネルギー粒子が発生させる地磁気擾乱が、地震と何らかの関係があることは当ブログでも何度も書いてきたが、この線から科学的に地震研究が進むことを期待したい。

ところで占星術ではどうか。筆者はこの冬から春にかけての地震予想が出来なかった、というより心情的に予想することを避けていた。12月の皆既月食図では東日本に明瞭にグランドクロスがアングルを撃っていたのは分かっていたが、それを地震に結びつけることをしなかった。その理由は、1年半前に当ブログ上で、日本地域に大きな被害地震が襲う可能性を追っていたものの、地震のゆくえを見失い予想を誤るという苦い経験があったからだ。蝕図と地震の法則が不明瞭なまま地震予想は立てられなかった。

しかし、最近その1年半前にあった、つまり2009年7月の皆既日食が今回の大震災に関連しているという意見が2ちゃんねるの“マンデン”スレッドに投稿された。思い出したくないことだったので忘れていたが、そういえば確かにあの時、東日本で津波や原発被害を含む大地震が起こる可能性を、筆者は09年7月から8月にかけて必死に追っていたのだった。筆者が当時やってきたことは何だったのか。検証するため当時の様子をまとめてみたい。

◆2009年7月の皆既日食図と前後1ヶ月の新月図◆
この皆既日蝕図は東日本大震災の震源地付近でノースノードとICが合、天頂に日蝕の太陽-月が来る強力な配置で、確かにその夏は筆者も日本地域に起こるはずの地震の影を必死に追っていた。

しかし予想の本命となったチャートはその1月前の6/23新月図だった。これは大震災震源のおとめ16度に土星が完全な合を形成し、ASC-DSCに新月の太陽と冥王星のオポジションが乗る強烈な位相を示していた。

当時の様子を振り返ると、6月新月図で控えめながら地震に注意を示している。後の地震の動きから監視に本腰を入れ始める。
6/23新月図を読む
新月に宮城県沖震度4
大分・福岡で震度4

7/2には最も注意すべき地域として、東経141度の房総半島沖での発震を予想した。この頃世界各地でM6級地震が頻発する。
房総半島に注意
地震-より活発に
18日にも注意を

7/15にニュージーランド南端でM7.6の大地震発生。NZではこの後10年、11年と連続で大地震に見舞われる。
ニュージーランドでM7.6

目標としていた日本地域での発震はここまで無く、7月日蝕図とのコンボで地震が巨大化する懸念を持ち始める。
水星とノードの合(その2)
日蝕前夜の出来事
7月日蝕の影響が現れる時期

各新月図の発震域として、6月=房総半島沖、7月=三陸沖、8月=北海道東方沖とした。
そして危機は続く

8/11に駿河湾を震源とするM6.6の地震が発生。筆者はここでもあくまで前兆地震であるとして、地震監視を継続。
駿河湾でも前兆地震

筆者はこの頃から、近く襲うかもしれない地震が、日本経済に大きな打撃を与えるかもしれないことを8/26のアスペクトから感じ、イマジネーション主体のシナリオを描き始める。それはその日、火星、水星、冥王星が同時にカーディナルサインのカスプに接触し、またノード軸と金星ヴェスタがフィクストサインカスプ上で合となるタイミングだった。ここからいわゆる“カーディナルクライマックス”の危機が日本地域でピークに達すると予想したのである。
暗黒の8月27日(序章)
八丈島の震源は扇の要
暗黒の8月27日(1章)
暗黒の8月27日(2章)

8月の新月図の影響を加えて、津波被害もあると予想。
風向きが変わった

イマジネーション主体の妄想記事もピークに達し、原発被害を含めた首都圏被害を予想。
暗黒の8月27日(3章)

ところが、危機感がピークに達した頃の8月25日にある事件が発生した。東日本で房総半島沖を震源とする地震が発生したという、緊急地震速報が発信されたのだ。しかし実際には地震は発生せず、後に誤報と報道されたのである。
水星、てんびん座へ

地震監視を継続するが、事実上筆者はここで地震追撃に挫折。予想の根拠となる法則が崩壊し、地震の行方を見失った。
長期警戒態勢に移行

この後、9月30日にサモアとスマトラで大地震が発生して数千人が亡くなった。起こらなかった日本地域の地震に目を奪われ、他の可能性を見ることが出来なかったことを筆者は悔やんだ。以降、特に蝕に関わる地震の予想は手に余る現象と捉え、判断を避ける傾向になったのである。

◆1年半前の日蝕図が大震災に影響?◆
2ちゃんねるの投稿にあったように、2009年7月の日蝕図を使えば、確かに震源地と地震規模の表示は法則の解釈の内に収まるだろう。しかしなぜ成立から1年半も経った2011年の3月に事象が発生したのか。この法則が見いだせない限り予想に役立たせることはできない。訪星珠という占星家
が著した「社会占星学」という本によると、日食の影響は2年先まで出ることもあるというが、筆者はこの本を持っていないので詳細は不明だ。

しかし今当時のいきさつを振り返ってみると、天体位相の分析を通して、なにかしら予感めいたものを筆者も感じていたのかもしれない。松村潔氏の言うように占星学は透視的リーディングのためのツールとして利用されるべきなのかもしれない。いずれにせよ、筆者が当時行った天体位相分析では、時期は大きくずれているが、津波、原発、日本経済への打撃というキーワードがこのたびの大震災と符合する結果となっていたのである。一概に関係ないとは言えなさそうだ。(つづく)


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レアアース・ラプソディ

2010-09-27 00:28:41 | 日記
9月7日に発生した尖閣諸島中国漁船衝突事件(Wikipedia)は、中国漁船の船長が釈放された24日を過ぎても、収拾のめどが立っていない。日本の領海である尖閣諸島周辺海域で中国漁船がだ捕されたことについて、中国政府は激しく威丈高な態度を日本に対して取り続けている。

中国の態度は日本人にとっては、異様とも思える強硬なものだったが、筆者はしばらく静観していた。漁船船長の早期釈放も当然あると思っていた。しかし、この流れで妙に腑に落ちない動きが出てきた。それは23日、ニューヨークタイムズが、中国が日本に対しレアアースを禁輸するという報道を出してからである。(AFP-中国がレアアース対日輸出を禁止か、尖閣問題で NY紙)中国商務省は23日と25日に対日禁輸を指示していないと公式に回答。通関で止まっているという話もあるようだが、それにしてもなぜ米国からそのような情報が出てくるのか。

状況を俯瞰すると、どうやら尖閣諸島事件の本質は日中対立ではなく、対立構造を利用した世界の対中貿易に対するリスク感の高まりと人民元問題、さらにその中心にレアアース問題が透けて見えてくるのである。

レアアース(希土類元素)は、電気自動車の電池原料やモーターに使われる強力な磁石などに使われ、最先端の技術革新に欠かせない原料だ。希土類の生産は中国が世界で9割以上のシェアを握っており、日本はその大部分を中国から輸入している。レアアースが輸出されなくなると、これらの製品や液晶パネル、HDDなどが生産できなくなる恐れもある。

そうなれば日本にとっては大変なことなのだが、調べてみると、レアアース自体は世界中にあるという。ただ中国内陸部の鉱山が露天堀で非常に採掘コストが安いがゆえ、アメリカやオーストラリアの鉱山が閉山に追い込まれていたのが現状らしい。(BLOGOS-中国がレアアース輸出規制したって怖くない理由)アメリカでは、中国が最近になって輸出量をコントロールするなどレアアースを戦略物資としようとしていることに対し、懸念の声が出るようになっていた。

そこに尖閣諸島問題という日中の“地政学的要因”が急浮上、レアアース対日禁輸の噂は、絶好の価格上昇要因となる可能性がある。そうなれば、閉山していた諸外国のレアアース鉱山が復活し、政治的リスクのある中国依存から脱却できるということもありえるシナリオだ。(WSJ-【コラム】希土類市場の希少な機会逃しかねない中国

そう考えると、尖閣諸島漁船事件はきな臭いものが感じられてくる。最近のアメリカの中国に対する種々の政策は、偶然とはいえタイミングがぴったり合っている。
米空軍、グアムに無人偵察機配備 中国軍を監視
(http://www.47news.jp/news/2010/09/post_20100908192203.html)
米長官「尖閣は安保条約の対象」=日中対話に期待-日米外相会談
(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&rel=j7&k=2010092300203)
米下院委が対中制裁法案可決 人民元切り上げ迫る
(http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092401001125.html)

米軍が尖閣諸島問題を利用して西太平洋地域の軍事的プレゼンスをアピールすることにより、世界に対して中国との貿易リスクを演出、中国政府に人民元切り上げを迫るとともに、中国のレアアース独占状態を解消しようというのが、裏のシナリオであろう。このようなやり方をするのは、クリントン国務長官などネオコンと呼ばれる人々だと考えられる。

そう考えると、先の民主党総裁選で親中派の小沢氏が事実上失脚したことも、おのずと繋がっているように見える。外相にはネオコンのぱしりと揶揄される前原氏。菅政権はすっかり米国のかいらい政権になってしまったようだ。中国の異例の激しい態度は、日本政府が無批判に米国のあやつり人形になっている事に対する、怒りと抗議の表明なのだと筆者は受け取っている。

さて、占星術ではこれはやぎ座冥王星の特徴だ。産業や市場に対する、鉱物資源の重要性の高まりを表しているのだが、それは史上最高値を更新し続ける金についてもいえる。金価格についての記事の構想を考えていた矢先に尖閣諸島問題にからんでレアアース問題が浮上したので、書かざるを得なかった。やぎ座冥王星は、やはりカーディナルクライマックスの中心に来る生命線なのだ。


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ツイッター始めました

2010-09-25 19:20:48 | 日記
ブログを始めた頃は、できるだけ短文の記事にすることが目標でしたが、1テーマについて完結させようとするとどうしても長文にならざるを得ず、頻繁に更新するのは難しい状況です。
今後、散文的な記事や景況感などは記事にまとめずに、ツイッターで投稿するようにしたいと考えています。

占星術つぶやきメモ
http://twitter.com/pneuma_2007

コメント (2)
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