占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

日経10000円、ドル円89円

2009-09-29 00:12:52 | 金融占星術
28日の日経平均株価が10009.52と大幅下落。円高が経済に与える影響を懸念しての下げとなった。今年の株価上昇局面では円高が株価を押し下げる場面は少なかったので、どうやらドル円90円を切るとレッドゾーンとみなされたようだ。

このタイミングを言い当てられなかったのは痛恨である。筆者はファイナンシャル・アストロロジーの専門ではないが、天体の運行状況から大まかなトレンドの方向性は予測できると考えている。今月19日に成立した星位から金融市場に厳しい予測をしていたが、タイミングは遅れて来た。前々回の記事にも書いたが、水星の逆行が象意の執行を遅らせていたのだと考える。29日夜から水星は順行に転じる。ということは現在の市場の状況が順行後のトレンドだと見ることができる(関連記事)。

◆亀のモラトリアムは有効か◆
金融界で耳目を集める亀井金融相の「返済モラトリアム法案」が一騒動を巻き起こしている。このアイデアは実体経済の回復に有効なのか。市場では金融株が売られ株価を下げる一因ともなっている。筆者も中小企業勤務にて、現金な話確かに返済猶予は一時的には助かる。しかしモラトリアムがモラルハザートと受け取られないか。

現在アスペクトを強固にしている土星-天王星のオポジションはどちらかというと借金の返済を迫る組合せだ。この時期にモラトリアム法案は誤解を招きかねない。社会占星術の場合土星に何らかの遅延効果があるとは考えにくく、この法案と天体の象意はソリが合っていない。

ただし今年のトレンドの木星-海王星の合は12月に3回目の成立を迎える。量的緩和の象意を持つこの組合せは、モラトリアム法案がつなぎ融資の性質を持つものであるのなら受け入れられると思われる。

もっともベタな落ちとしては、モラトリアムが単に水星の逆行による遅延現象から来る発想だった場合である。これであるなら水星順行後に最悪亀井金融相は更迭となろう。

今後土星-天王星のオポジションは勢力を保ったまま、11月には土星-冥王星のスクエアが成立する。金融界に限らず社会構造における変革の狼煙があちこちで上がるだろう。

コメント (3)
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マニラで豪雨被害/27日のオーロラ観測

2009-09-28 01:27:15 | 気象
CNNによると26日、フィリピンの首都マニラ及び近郊で熱帯低気圧による豪雨があり、50人以上死亡、21人が不明となっている。同国政府によると40年ぶりの水害。

9/23マニラ秋分図によるとASCが土星水星と合、DSCが天王星と合となる、土星天王星に関する被害が起こりやすい地域だ。MCは海王星とタイトなトライン。4室冥王星もあり、秋分図の気象被害がマニラに集中した形だ。

26日の災害発生は月が秋分図ICを通過し、冥王星と合となった時期に符合する。

◆日本地域での災害の可能性は低下◆
先のシドニー砂嵐、また今回のマニラ豪雨災害でおそらく秋分図に係る気象災害の象意は充足したのではないか。16日の秋分図解説で日本地域では九州で地震の可能性も考えたが、四季図は国別でばらばらに影響が発生するのではなく、地球規模の影響を表すので、当初考えていた日本地域の災害の可能性は低下したと考えられる。

最初から世界のどの地域で災害の危険があるか分かればよいのだが、今の筆者の技術と時間的余裕からすると実現は難しい。日本地域限定での予測が主になることをご容赦下さい。

◆27日に地磁気活動が活発化◆
米オーロラ観測施設HAARPの磁気メーターがUTC27日午前-250nT未満の磁気を記録。9月では3回目のピーク。日本の宇宙天気情報センター(NICT)によれば、太陽活動の影響で地磁気が活発化したとの報告が上がっている。

(以下引用)------------------
地磁気活動

太陽風磁場強度は26日10時(UT)ごろから強まって、最大8~9nT程度のやや高いレベルに推移しました。
密度も増加して本日になって10個/cc程度となり、コロナホールの影響が見え始めたようです。
しかし速度は340km/s程度の低速風に少し上昇したくらいで、地磁気への影響も弱まったままです。

なお26日19時(UT)ごろに-3nT程度、27日1時(UT)ごろに-8nT程度と南向きの磁場が見られました。
この影響で、シベリアの地磁気データは27日0時(UT)前後から僅かな変動が見られるようになりました。
またオーロラ活動度を示すAE指数も26日22時(UT)ごろに300nT程度、27日4時(UT)ごろに500nT程度とそれぞれ小規模な変動が見られました。

GOES衛星のX線画像を見ると太陽面南西(画面右下)にコロナホールがあり、この後に高速風が到来すると予想されます。
ただし緯度が高めのため、地磁気の乱れは小規模に止まると思われます。
なお速度上昇と共に再び磁場が南を向くと地磁気への影響も強まりやすくなるため、今後の太陽風、地磁気の推移にご注目下さい。
(引用終わり)----------------

USGSデータによると、地磁気活発化の時間帯でM5以上の地震は観測されていない。またシドニーの砂嵐、マニラの豪雨については時間的にタイミングが合わないので、27日の地磁気変動とは別の要因であろうと判断する。

◆地磁気活動と地震の関係◆
丸山茂徳教授の説によると、太陽活動の低下により地磁気が減少して、宇宙放射線が地上に降り注ぐと地震が起こるということである(関連記事)。HAARP地震説とは逆の理論である。一方太陽からの磁気量が増えると地震が発生するという説もある(日本地震予知協会-佐々木理論)。占星学としてはどちらも重要な見方であると思われるので、これらの説を勘案しながら地震予測を進めていきたい。


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【金融】天体の影響が冗長化【地震】

2009-09-27 01:15:11 | 予測
25日の終値でついにドル円は89円台に突入。ユーロ、ポンドなど欧州通貨も急落している。為替の方は天体の動きに比較的敏感に反応しており、特に欧州通貨下落は21日記事で触れたとおりの流れとなっている。

しかし株価や商品市場については金融占星術との照応があいまいな状態が続いている。株価も上がるのか下がるのかトレンドがはっきりしない状態。また原油も上がるかと思ったが70ドルから反落している。金も1000ドルを下回るなど勢いがない。

やはりおとめ土星-うお天王星のオポジションが成立している現在、この金融引き締めの星位がじわじわと利き出しているのかもしれない。筆者は13日の新月図解説記事で性急な金融危機の例えを述べたが、サプライズは今のところない。しかし潜在的な不安が根底にあるのは確かだ。現在土星-天王星に海王星が150度のアスペクトを組んでおり、あいまいさと不安が市場を雲のように覆っている。

天体の影響がストレートに表れない理由は2つほど見出せる。ひとつは株価に対しては、金融政策の効果を示すチャートで補正しなければならないと考えられること。16日の秋分図解説記事で、国際決済銀行のあるバーゼル四季図で補正する案を示したが、これによると今年はG20等の金融の国際協調が首尾よく効果を発揮すると考えられた。補正となるチャートはこれだけではないかもしれないが、バーゼル四季図は使えそうだ。

もう一つは水星の逆行である。天体が一旦戻って再び前進するプロセスは、やり直しの意味のほかに、象意が分割されて発揮されるか、ぱらぱらと散発的に実現する可能性もある。現在水星は逆行して土星を逆方向に通過したところだ。これは9月30日に水星が順行に戻ったら10月8日頃再び土星を追い越す。この頃になっておそらく今年の金融市場の本質的な問題が明らかになってくるのではないかと予想する。

10月14日には水星に続いて金星も土星を通過。ここはさすがに株価下落に備える必要があろう。10月上旬は金融市場には今年の節目の時期となると見る。

◆地震注意のタイミングも同期◆
26日の記事でも書いたが、10月6日~8日前後が金融と同じく地震も注意期間である。また10日には火星とサウスノードの合という喜ばしくない天体のイベントが発生する。ノードと火星の合は9.11チャートにもあり、大被害が出ることもある。

加えて10日には再び水星がサインてんびんにイングレスする。これは8月26日以来2回目のイングレスだ。8月26日といえば筆者が8月に危険であると見ていた日取りである。10月10日の星位はこの水星は、冥王星と月のオポジションにタイトなTスクエアを形成し、この点も8月26日の星位を彷彿とさせる。

10月上旬のヤマ場についてはまだ曖昧な部分もあるので、今後検討を重ねていきたい。


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e-Piscoが予測撤回

2009-09-26 01:16:40 | 地震占星術
25日大気イオン地震予測研究会(e-Pisco)が6月以来公表してきた首都圏大地震の予測を撤回した。記事内容はリンク先を参照してほしい。
リンク-週刊大気イオン変動ニュース 第4号(リンク先は既に抹消済)

予測撤回はいいとして、その理由が飛んでいる。なんと「(大気イオンの異常値は)高周波活性オーロラ調査プログラム(HAARP)の影響を受けていた可能性が非常に高くなったため」ということだそうだ。つまり5月以来の関東での大気イオン異常値は地震に由来しない人工的なものであったとの説明である。

実は、筆者はPiscoは近く首都圏地震の予測を撤回するのではと思っていた。理由は瑣末なことである。8月に同研究会のHPトップに掲げてあった「首都圏大地震」に対する警告を訴える派手なバナーが、9月に入ってから目立たない白の小さなものに置き換わったことだ。しかも文字も小さくグレーになっており、首都圏大地震を訴えるには不自然なほど影の薄いバナーになっていたこと。

もう一つは8/31に掲載された解説に「従来「9月末」としてきた予測期間の終了時期がそれ以降にずれ込むことは断じてない。」との一文が入っていたことだ。これは読み替えれば、9月末までに予想した首都圏大地震が起きなかったら、予測を撤回するとの隠れた意思表示と思われたからである。Piscoは8月末時点でもはや首都圏大地震の予測を撤回する意思があったと窺える。しかしHAARPを理由に撤回するとは思わなかった。

理由となったHAARPだが、この施設は高周波エネルギーを電離層に向けて放出することができるそうで、そのような実験が行われたら大気イオン値にも異常が発生することは素人でも容易に想像がつく。実際6月下旬にはかなり大規模な磁気エネルギーが発生しており、確かにタイミングは合う。

筆者の占星術の観点から言えば、この6月末の磁気大放出がはからずも6月新月図による地震の影響を長引かせたと見ている。9月2日のジャワ島M7.0も同新月図の影響がある。逆に6月新月図の影響が強すぎたために7月22日の日蝕による影響が中和されてしまったとも見ている。少なくとも日蝕によると思われる地震は発生しなかった。

それにしてもHAARPに関する最近の噂の取り上げられ方はあまりに奇妙。大物ブロガーの玉蔵氏が自身のブログで9月4日に喧伝し始めたのが始まりだが、瞬く間にネットを中心に噂が広がってしまった。この流れの中でのPisco予測撤回。あまりにタイミングが合いすぎる。玉蔵氏の言うエージェントさんというのはPiscoとつながりのある人物では、とあらぬ疑いも持ってしまう。ともかく今夏の地震騒動は限りなくクロに近い黒である。(黒じゃん)(関連記事1)(関連記事2

また余談ではあるが、地震予知に関する宏観現象というのは、ある期間に集中して多く発生したとしても、それが発震につながるかというのは別問題であると考えたほうがよいと思っている。実際に地殻を割るだけの臨界点に達せず終息することもあるだろう。宏観現象はあくまで日常の中で注意すべき事象の一つと見て、過度にこだわる必要は無いと考えている。

◆再掲-次の地震◆
(9/22記事 水星逆行中の地震はおそらくこれで終了、逆行明けの30日頃からたまっていた地震波動が開放される可能性もあるので注意は必要と見る。9月新月図太陽に経過の水星が合となる10月6日前後に注意。)

水星は10月7日には9月新月図太陽と合、8日には経過の土星と合。10日にはサインてんびんカスプを通過(冥王星とスクエア)する。この期間が地震注意期間となる。日本での心配はしていないが、詳細の検討は後日としたい。


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シドニーで大規模な砂嵐

2009-09-25 00:26:22 | 気象
23日オーストラリア南部で大規模な砂嵐が発生。視界が数十メートルまで落ち、空が真っ赤に(CNN記事)。砂じんによる損失額は数千万豪ドル(数億円~数十億円)規模に上る見込みだという。

秋分の日当日に起こったこの異常気象は何かを意味しているのか、ただの偶然か。シドニー秋分図をひもといてみた。

ASCさそりで支配星火星は天頂に。ICやぎで支配星土星は12室で太陽と緩い合。土星は水星と合である。ここまでで何となく現象の意味を醸し出している。現地の土地を示すIC関連の天体である土星と太陽が近く、土星が土、水星が風と見ると砂嵐で太陽が隠される(12室=見えない隠されたもの)という寓意が引き出せる。

3室カスプはいて、そこに3室入居の冥王星が緩い合をなす。過去最悪と言われる砂嵐はここで極大化されている。いての支配星木星は海王星と同座し3室の象意を限りなく膨張させる。土星-天王星(両方みずがめの支配星)のオポジションも事態を悪化させる。

何よりも象徴的なのが天頂の火星だ。写真で見る真っ赤に染まったシドニーの町は、まるで火星の中にいるかのような光景だった。

それにしてもなぜ秋分図の凶意がシドニーに? これはどうやら第4調波のノード点がシドニー秋分図MCとタイトな合であったことが、秋分図のエネルギーが一点に集中した理由ではないかと思われる。

ちなみにやはり風害を見るのは3室でよいようだ。3室カスプ近く、2-8室に近いほど経済的損失が大きいと見る。


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