占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

春分図を見直し

2008-07-27 03:38:56 | 四季図
前回のエントリで岩手地震と春分図の関係に触れたが、春分図火星(Can05)が同冥王星(Cap01)と緩いオポジションをとっているので、震度6強までになった理由が一応見出すことができた。

もうひとつ今年の春分図で重要なのは、天王星(Pis19)とIC(Sco17)によるトラインだ。このトラインは東経141度40分で天王星と正確なトラインを形成する。今年に入って頻発する東日本の太平洋岸一帯の地震や、2度に亘る岩手の地震はこれで説明がつく。特に岩手の地震は2回とも震源が東経141度であった。

また冥王星の動きも要注意だ。冥王星が逆行し射手に戻った6月14日に岩手内陸地震が起きた。その冥王星が順行に転じるのは9月10日、再びやぎに入座するのが11月27日だ。これらの時期の考察は別の機会に述べたい。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩手北部の地震

2008-07-26 03:30:27 | 地震占星術
今回発生した岩手県沿岸北部の地震は全く想定外だった。(発生時間24日0時26分、発生地岩手県洋野町N39.44E141.38、深さ108キロ、M6.8、最大震度震度6強)負傷者は200人に上るが幸い死者はなし。建物の倒壊はないがガラス、壁面や天井パネル落下、店舗の陳列物落下など広く被害が出ているようだ。震源が深かったせいで揺れは東京まで伝わっている。揺れの周期が0.1~0.2秒と短かったのが建物の倒壊を免れた理由だという。気象庁によるとこの地震は命名基準に達していない(*)とのことで、名前は付かないようだ。

さて筆者の占星術研究では今月は被害地震は発生しないと考えていた。もっとも、命名に至らない地震ということで学問的には被害地震ではないのかもしれないが、広く被害が出ているのは事実。

占星術的に見ると、イベントチャートで4調波水星が7月3日新月図MCと完全な合(Can05)を形成し、トリガーは明瞭だ。発生日については春分図火星(Can05)と完全な合となり、今年のトピックの一つとなる事象という裏付けが取れる。ヒットポイントがサインかにであり、今後はカーディナルサインと水星の関係にも注目すべきか。

以上、占星術的な解答を出すことはできるのだが、占星術解釈で予想できる地震規模より実際起きた地震の被害が大きいように思われ、やはり何か釈然としない。次の新月(8月1日)は日蝕であり、震度が大きく振れたのは次の新月の影響から来るものではないかと疑う余地もありそうだ。



----------------------------------------
(*)気象庁の定める命名基準は次の通り。
(1)陸域でマグニチュード(M)7・0、海域でM7・5以上で、震源の深さ100キロより浅く、最大震度5弱以上または津波2メートル以上。
(2)建物の全壊が100棟以上など顕著な被害。
(3)群発地震で被害が大きい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュセリーノ予言と地震

2008-07-06 23:43:12 | 社会(マンデン)占星術
7月5日16時49分頃茨城県沖で起こったM5.1の地震は、おおむね震度4の地域が多かったものの、ごく一部で震度5弱を観測した。占星学的には水星(Gem22)と天王星(Pis22)がタイトなスクエアを形成したのが原因だ。さらに海王星(Aqu23)ともトラインで揺れを増幅した。

7月3日新月図では日本での地震被害は表示されていないので、被害地震に至らないという法則は破られなかったものの、この地震はネイタルチャートそのものが持つ力によって引き起こされたと考えてよい。新月図で位置も表示されないこの地域の揺れはここ数ヶ月目立つようになってきている。東関東の地震については今後も要注意だ。

ところで最近巷の噂を賑わしているジュセリーノ予言に少し触れたいと思う。ジュセリーノ氏の解説は省くとして、氏の予言したものの中で今最も注目されているのが今年9月13日に中国南部または名古屋で起こるとされる大地震だろう。私見だが氏の予言は公称90%の的中率とは裏腹に外れ率が高く、また事後公表という批判もある。ともかく氏が予知夢を見るということの真偽はさておき、予言ビジネスが成立していることは確かだ。

9月13日前後は、占星術的に見て太陽と天王星がオポジション、水星、金星、火星の惑星集合と海王星のトライン形成など、天体の緊張が高まる危険な時期だ。しかしだからといって地震と断ずるには早計過ぎ、むしろ紛争やテロ、事故や政変など幅広い可能性を示す。この地震予言はむしろ、ジュセリーノ予言には占星術に堪能なフィクサーが存在する証拠ではないかと勘ぐることもできる。

それより余り目立ってはいないが、氏の予言に8月6日に東京でM6.5の地震の表記がある。筆者はむしろこちらの方に注目している。この日占星術では水星(Leo22)と海王星(Aqu23)がオポジションを形成する。また火星(Vir21)と天王星(Pis22)も同様で、確かに地震の可能性がある。8月1日新月図は10室にジュノー入居で国内で地震の可能性を示している。筆者としてはは8月6日よりも、第4調波水星が新月図ジュノーと合、ネイタル太陽とサウスノードが合を形成する12日が要注意と見ている。

ところが、ここで大きな落とし穴がある。実は今のところ占星術では地震と台風の表示の区別が明瞭でないのだ。この時期熱帯低気圧が次々と台風となって日本列島に近づくことは何の不思議もなく、地震が来るはずが台風だったということもあり得る話だ。

いずれにせよ、ジュセリーノ予言に振り回されると損を見る可能性が大きいと、ここでは言っておこう。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

洞爺湖サミットと夏至図

2008-07-06 00:55:52 | 四季図
7月7日から9日にかけて洞爺湖サミットが開催される。先進国G8のほかにもアジア、アフリカ、南アメリカ諸国の代表が集結し世界経済、地球温暖化、食料エネルギーなどグローバルな問題について話し合われるようだ。

今年の夏至図(6/21東京)によれば、日本でのサミット開催に好条件な環境が整っているといえよう。太陽(Can00)は11室にあり、国際会議のホスト役に適任だ。また金星(Can03)とセレス(Can04)が合で、地球環境、食料問題に重点が置かれるとみられる。金星は1室土星(Vir03)とセクスタイル、太陽と冥王星(Sag29)がオポジションで難問解決のための実効力ある取り決めが期待できそうだ。

またほとんどの天体のディスポジターのルート(根)が10室水星(Gem13)となり、意見の取りまとめはスムーズで参加各国の要望を満たしたステートメントが発表されよう。サビアンでふたご13度は「テレパシーでの会話」。異なる環境に属する人々が立ち場の違いを乗り越えコミュニケーションを試みる象徴だ。

サミット以外の象意を読むと、北朝鮮に絡む6者協議は海王星(Aqu24)天王星(Pis22)のミューチャルレセプションに象徴されると見ていいだろう。日本にとって6室海王星は義務を履行する北朝鮮、8室天王星はさしずめ裏で手を回すアメリカだろう。2者の奇妙な蜜月はミューチャルレセプションの解消する2010年頃まで続くと思われる。

夏至図で読むこの夏の気候はASCしし、IC射手で全体に猛暑の傾向。ICに冥王星が緩い合で記録的猛暑となるところもあるだろう。新月図では7月は曇り気味、8月は風多しとなり、台風にも注意が必要だ。特に夏至図ではASCに火星、DSCに海王星が緩い合で災害の暗示となっている。またセレスが太陽と合で山火事にも注意。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする