占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

民主党圧勝を読む

2009-08-31 01:32:07 | 社会(マンデン)占星術
8月30日に行われた衆議院議員選挙では、民主党が単独過半数を獲得し大幅躍進となった。自民党は結党以来の第1党の議席を失った。

◆春分図で見る国政選挙◆
政権与党にとっては厳しい年であった。太陽に天王星が接近(7度差)していたこと。太陽に冥王星がスクエアのアスペクトを形成していたこと。これらは国の政治が大きな曲がり角に来ていることを示し、同時に変革の圧力がかかっていたことを示す。天頂にはサウスノードが位置し政権が長続きしない傾向を示していた。

対する野党はは民主党が改選前の115議席から単独で300議席以上を獲得する大躍進。これは一部で野党辛勝かとすら見られていた予想を大きく裏切る結果だ。どこにそのような秘密があったのか。

野党を表示するといわれる4室には木星、ジュノー、キロン、海王星、火星が入居。入居天体にマレフィックが目立ち、今年当初は野党の状態が悪いと判断していた。しかし今年前半を見る限り、ベネフィックの木星が意外にも火星海王星の凶意を中和、転化し役に立つコンビネーションとしての役割を果たす場面がよく見られた。特に今年3月から株価を堅調に押し上げているのが、この木星-海王星なのである。

野党の室である4室にこのインフレ天体である木星海王星が入居していた。ということは、この木星-海王星が野党の票が爆発的に伸びた要因であるということが言えるのである。民主大幅得票の意外性は、今年の株価躍進の意外性と根(ルート)は同じというわけだ。

◆解散時期のタイミング◆
麻生総理が国会を解散した7月21日は、昨年の記事で述べた、9/24麻生政権発足図のハーフサム終了軸にジュノーが合となる日であり、占星術的にはすでにこの日に麻生自民党政権は敗北が決定していたといえる。(7/21記事)

また解散時期は7月日蝕と時期を同じくしている。投票日は過去記事に述べた日蝕の効果が現れる時期(8/22~9/11)の期間中であり、日本における日蝕の効果は与野党の歴史的逆転となって現れたと見ることが出来る。

◆今後の国政の動きは◆
国会で首班指名がなされれば、政権発足図が描けるのでそこから考察したい。また年単位の動きでは、来年以降の春分図でも太陽に天王星が接近し続け、2011年には合となる。民主党であっても1年ごとに政権がころころ替わるか、または選挙で再び自民党が息を吹き返すなど不安定要素は今後数年続くと見られる。

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9月は為替に注意

2009-08-30 00:51:22 | 金融占星術
株式相場の予測では空振りすることの多い筆者の予想だが、ドル円に対しては7月に行った、「8月下旬からドル円下落」という筆者の見立てが今なお生きている。(7/237/10エントリ)

ドル円は8月上旬に一旦97円台をつけてからジワジワと下がり始め、盆明け以降は実需筋の抵抗線である95円台を割りっぱなしの状態となっている。先週末は93円台でもみ合い。今後のドル円の行方が株価を先導する可能性もあり、9月の為替相場は要注目である。

ドル円の動きは水星-冥王星で見る。8月26日に水星(Lib00)-冥王星(Cap00)はタイトなスクエアを形成。このタイミングの後、ドル円が93円台に下落。どうやら9月の水冥アスペクトもドル安(円高)指向となりそうだ。ここで8月下旬~10月上旬の水星と月の動きを確認してみる。

【水星の動き】
・8/18 水星-土星の合(1回目)
・8/26 水星-冥王星スクエア(1回目)
・9/8 水星逆行開始
・9/18 R水星-冥王星スクエア(2回目)
・9/21 太陽-R水星の合
・9/23 R水星-土星の合(2回目)
・9/29 水星順行開始
・10/8 水星-土星の合(3回目)
・10/10 水星-冥王星のスクエア(3回目)

【月の動き】
・9/1 月-Nノード合
・9/5 満月
・9/15 月-Sノード合
・9/19 新月
・9/28 月-Nノード合
・10/4 満月
・10/12 月-Sノード合

水星の動きを見ると、8月の終わりから10月上旬にかけて、水星-冥王星のスクエアが3回形成される。これは水星の運行が逆行を挟むからだ。この3回のアスペクトのシナリオをどう読むかがポイント。具体的には、落-戻-落の2段落としか、落ー落ー落の3段落としの2通りと考えられる。水星-冥王星のスクエア成立前後に月とノードの合成立日があれば、このタイミングで値が大きく動く可能性があり、その参考のために月の動きも載せた。また日付は目安であり、変化のタイミングは1日前から起こることもある。

9/19の新月前後は占星術的に大きな波乱が予想される星位となる。これについては順次触れていきたいと思う。

◆欧州通貨の動きは◆
8月17日の水星-土星の合成立時に欧州通貨は軒並み下落したが、すぐに値を戻した。8/26水星-冥王星スクエアには対土星ほど反応していない。上記の表から9月後半、10月前半にそれぞれ土星-水星の合が成立するのでここも下落ポイントと見る。

◆ポンドが欧州トレンドから離脱?◆
8月下旬以降他の欧州通貨と違いポンドの下落が止まらない。ポンドは土星の影響に加え、冥王星の影響も受けているように見える。為替を見始めたのは最近なのでこれまでの状況は分からないが、8月に英政府が予想を裏切り更なる金融緩和に踏み切ったことが影響しているのかもしれない。

ここで占星術的に言える事は、ポンドの値動きは上記の水星の動きに示した変化日に全てヒットする可能性があるということだ。多少の戻しでもあればラッキーだが、最悪連打を浴びて撃沈する可能性も否定できない。ロンドン発金融危機が無ければよいのだが・・。


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26~7日の地震はクリア

2009-08-28 23:48:12 | 地震占星術
◆バンダ海と中国内陸部でM6級発生◆
日本時間28日10時51分、インドネシアのバンダ海でM6.8の地震が発生、1分後の10時52分には中国青海省北部の山間部でM6.2の地震が発生した。震源はいずれも生活圏から離れており被害はなかった。

8日ぶりとなったM6級の地震。警戒していたカーディナル0度Tスクエアの地震が無人地帯で発生したことに胸をなでおろしている。しかも距離の離れた地域で同時に発生していることから、占星術的な振動が分割されて発生したと考えられ、最も幸運な形でのエネルギー放出となった。

バンダ海の震源位置は、8/12のエントリで述べた「ジャワ島南部からパプアニューギニア」のエリアで的中。発生日と地震の規模は外したが、バンダ海で全ての地震波動が放出されていたら、津波も発生していたと思われる。20日新月からM6超級が発生しなくなったので、後でまとめて出るのではないかと心配していたところだった。

26~7日の火星-冥王星アスペクトの有効範囲内でM6級地震が発生したことで、このTスクエア関連での地震はとりあえずクリアしたと考えられる。しかし地震に対する警戒は引き続き必要だ。特に日本地域の地震動向を見極めるにはまだ早急であると考える。

◆今後の注意日は◆
直近では、8/30日月-冥王星の合、9/5の満月、9/8水星逆行、9/11冥王星順行のそれぞれの前後。9月は占星術的な注意日が多いので、上記の日付に限らず備えたい。


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長期警戒態勢に移行

2009-08-28 02:35:08 | 予測
26~27日が占星術の星位に基づいて危険度が高いと判断し注視していたが、この期間有感地震は極めて静穏であり、また経済に関するトラブルもなかった。気象災害も目立った事故事件もなく、とりあえずは無事にやりすごしたと思いたい。

だが何か、おかしい。静か過ぎる。天体の位相であれだけ際どいコンビネーションが成立し続けてきたのに、それらしい現象の特徴は全く確認できない。

海外では24日イラクで爆弾テロ、11人死亡。25日タイで爆弾テロにより42人負傷。同日チェチェンの自爆テロで警官4人死亡。26日アフガン南部の爆弾テロで赤十字職員など43人死亡。27日パキスタン北西部の自爆テロで治安当局者ら20人死亡と、テロ関連ならこの期間増えているようだ。しかし紛争地域のテロは年中発生しており、天体の影響を確率的に表すのは難しい。

天体の振動による象意が形にならなかったのは何よりだが、エネルギーとして発散しなければどこかに歪みを蓄えていることも考えられ、それはそれで問題である。筆者としては天体の波動が理由もなく消滅するとは考えておらず、いつかは表に現れると考える。

【USGS-地震は20日新月以降漸減】
アメリカ地質調査所がネットで公表している地震の1日当たりの発生数が、20日の新月以降減少している。特にM5以上が少なく、M6以上は20日以降発生していない。

20日新月図によると、木星(Aqu21)が土星(Vir21)とタイトなトラインを形成、土星の表す大地に木星の保護が加わり、免震効果が働いたのかもしれない。水星(Vir24)も同時に木星とトラインで、こちらも木星の保護が働いている。木星-土星のアスペクトは9月上旬に崩れ始めるので、この頃から再び地震が増えてくるかもしれない。

【水星の動き-長期警戒態勢へ】
カーディナルサインのカスプ上で成立した水星-火星-冥王星のTスクエア。この波動を水星が保持して持ち運ぶと考えられる。今後の水星は逆行をはさんで10月9日に再びサインてんびんにイングレスするので、この期間いっぱいを警戒期間と捉える。今後分析をアップしていきたい。


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バーナンキ株価と原油

2009-08-27 00:34:50 | 社会(マンデン)占星術
25日米オバマ大統領はバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任を発表。市場はこれを好感として全面高となった。バーナンキ議長に対しては、金融の専門家らから「金融危機に対して何も抜本的な対策をとっていない」との不評もあるが、今年度前期の株価上昇の実績が市場の信頼を得ているようだ。

実は筆者は同氏と誕生日が近いので、何となく親近感がある。(年はこちらの方が大分若いのではあるが。)いて座は社会の中ではフラッグシップ役に立つのが得意で、根拠があろうとなかろうと超楽観論的発言で市場に口先介入し、株価上昇を煽ることに成功している。これは“結果は後からついて来る”といういて座独特の哲学でもある。ただし問題の後始末が下手なのが欠点で、彼の頭に出口戦略というものあるかというと、それは期待しないほうがよいかもしれない。(だめじゃん;)

いて座のルーラーである木星は量的緩和の天体で、今年の木星の動きは即ちバーナンキ議長の戦略と言っても過言ではない。

さて、リクエストいただいた9月9日のOPEC会議で、原油生産は調整されるかという件。原油は海王星で表される。9月9日は海王星(Aqu24)に対し土星(Vir23)がタイトなインコンジャクトを形成する。土星は法の執行などを表し、インコンジャクト(150度)は文字通り「調整」を意味する角度である。この僅かな手がかりだけで読むと、むしろ今度のOPECは原油の生産調整を行うための会議であると読める。

この2つの天体はそれぞれオポジションの天体、土星には天王星、海王星には金星がある。土天のオポは絞込み、金海のオポは原油先物に特に影響を与えそうだ。

ここで原油市場の動向を見ると、2月に32ドルにまで下げた原油が景気回復期待感から上昇し、70ドルを越えるまでになった。ネット上の情報ではOPECは75~80ドルが適正水準との認識であるという。一方の燃料油消費は景気回復の遅れで余剰気味となっており、当面の消費の大幅回復はなさそうだ。

以上の状況から、原油先物は上昇に向けてのオペレーションが取られると考えられる。では大幅減産もありうるのか? しかしちょっと待ってほしい。ここでバーナンキの木星が登場する。

今年の世界経済は木星と海王星が同サインで近い位置にあってコンビネーションを組んでいるのが特徴だ。FRBの意向は原油にも反映される。原油の減産による急激な価格上昇は実体経済の足かせになる。かといって価格が下落基調となれば景気回復期待感を損なうことになりかねない。木星(Aqu18)は土星とかろうじてインコンジャクトを形成しており、こういったマクロな視点で原油市場をコントロールしようとするはずである。

そして何よりも木星-海王星のコンビネーションは、必要分使っても余りある豊かな在庫の象意でもある。以上の分析から、原油生産量は価格をサポートする技術的な調整にとどまると考えられる。

金融商品の投資に関する自己責任のお約束に従って参考にしてください。

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