占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

麻生新内閣の運命

2008-09-28 00:21:00 | 社会(マンデン)占星術
9月24日に麻生新政権が誕生した。政権の先行きを読んでみようと思うが、政権成立の特徴をもっともよく表す時間を、どのタイミングで設定すべきか少し迷うところがある。というわけで24日のドキュメントを追っていきたい。

13:03 衆議院で麻生氏が首相指名選挙で首相に選ばれる。このとき木星が1室に入居。MC近くに金星・火星のカルミネートがあり、麻生氏は大衆の気を惹き付けるタイプの首相となると窺える。

13:31 参議院で小沢一郎氏が首相に指名される。このとき木星がASCと0.45度差の完全な合。首相の実力としては小沢氏が麻生氏を上回り、影のフィクサーとしてかなりの力を握っていると読める。国会運営や選挙など野党に主導権がありそうだ。

16:52 憲法の規定により衆議院議長が宣告し、第92代首相に麻生氏が就任。このとき木星は11室カスプと1度差の合。同時にPOF(パートオブフォーチュン)とも合。事実の顛末と天体の意味が実に精妙にかみ合っており興味深い。

18:35 麻生首相が官邸で記者会見し、自ら閣僚名簿を発表。このとき木星がMCを通過し3度差の緩い合。異例とも言える首相のパフォーマンスは、リーダーシップを世間に印象づける強力な効果を発揮。

21:38 首相と閣僚が皇居に到着。首相親任式と閣僚認証式を終えて麻生内閣が正式に発足。

 考えるに、やはりこの認証式の時間をもって内閣のホロスコープとするのが良いのだろう。このとき太陽と5室カスプが合、金火水星が入居でこの内閣はパフォーマンス性が異常に強い。太陽は7室冥王星とスクエアで、個性の出し過ぎは対外的な緊張をもたらす。
 木星は8室カスプと合。この木星は12室カスプ上のヴェスタと、6室カスプ上のバーテックスを調停する。これは米国のように隠れ負債の穴埋めに財政出動する必要がありそう。10室天王星、4室土星はオポジション。改革志向の内閣と見えるが、内閣自体が改革される(人事など)可能性もある。
 5室金火水星が9室海王星及びノースノードとトラインを組み、さらにそれらがASCとグランドトラインを形成。これは目立ちすぎるパフォーマンスがスキャンダルに発展するおそれ。この強すぎる自己主張を発揮する運気を持つ内閣の閣僚は、凡人では決して務まらない。地味で普通な閣僚がこの勢いに煽られると、言わなくてもいいことを言って後に引けなくなるのが落ちで、さっそく中山国交相が担当外の教育行政の舌禍で罠にはまっている。
 ASCとのアスペクトは事象が連続して起こり、その結果も早く出ると予測できる。さらにジュノーが7室カスプと合で、内閣は攻めが強いかまたは攻(責)められる運命に。このASC-ジュノー軸が天王星-土星軸とグランドクロスなのは実に不穏だ。

 首相官邸のHPに新内閣の記念写真が載っている。誰が演出したのか麻生首相は序列無視の両手に花だ。してみれば小渕氏は金星、麻生首相は火星、野田氏が水星というところか。しかし何ともしっくりこないこの記念写真の印象が、麻生政権の危うさに通じているような気がしてならない。

 結論として、この内閣はよほどの天才的リーダーシップがない限り長期政権に持ち込むのは不可能だ。早期に総辞職して選挙に持ち込んだ方が傷が少ないというのが筆者の感想だ。


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フィンランドの銃犯罪

2008-09-26 00:27:30 | 事件
23日にフィンランドで校内銃乱射事件が起こった。職業訓練校の22歳の学生が短銃を乱射し自殺、犠牲者10人を出した。

事件が発生したヘルシンキ北西約300キロにあるカウハヨキの、8月31日新月図によると、DSCに冥王星が2度差の合、ノード軸は5-11室カスプとタイトな合、金水火星の惑星集合の中心となる水星と6室カスプが完全な合。5室、6室、11室の緊張は事件の特徴を示していると考えられる。23日はトランシットの水星と火星が完全な合を形成。事件のトリガーと思われる。

次の9月29日ヘルシンキ新月図でも11室カスプに太陽-月が合、12室カスプに火星が合となり、2ヶ月連続で緊張が続いたことが事件を誘発したのだろうか。

今回のエントリで述べたいのは、ハウスシステムのことだ。一般に高緯度地帯でのホロスコープを描くのに、プラシーダスでは各ハウスの角度差が極端で、そのアンバランスさゆえに敬遠される傾向がある。その場合コッホなど高緯度でも角度差の少ないハウスシステムが使用される。しかし個人のチャートを見るときはともかく、社会問題を扱う場合は、地球上のどこにおいても一つのハウスシステムで判断しなければ理論の統一性に欠ける。極端な角度差も高緯度地帯の特徴であると考え、筆者はプラシーダスを採用している。フィンランドのような高緯度地域のチャート読みでもプラシーダスで十分説明がつくのである。

ところで事件の方だが、フィンランドでは昨年11月にも中高等学校で8人が犠牲になる銃乱射事件が起こっている。驚くべきことにフィンランドでは15歳から銃所持が許されているという。狩猟の伝統ある国ゆえだからなのか、しかし15歳ではまだ心理的に未発達や不安定な場合もある。犯人はYoutubeで犯行を予告するなど、アメリカのジャンク文化が牧歌的だったこの国にも浸透している様がうかがえ、驚きであると同時に残念な思いだ。


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解散総選挙は近い?

2008-09-22 23:56:48 | 新月図
22日自民党は総裁選挙で麻生太郎幹事長(68)を選出した。24日にも新内閣が発足する。新総理率いる麻生内閣のチャート分析は発足後にするとして、今回の注目点は9月29日新月図である。

太陽-月、水星、火星、金星が7室に集中するこのチャートは、一言でいうなら、総選挙に最もふさわしいチャートだ。太陽-月(Lib06)はASC(Ari02)-DSC(Lib02)軸と緩い合となり、国民の意思が国政にもっとも反映させやすい時期となっている。

また冥王星(Sag28)が前述のグループにTスクエアでアスペクトし、ドラスティックな変化の可能性も窺える。10室に木星(Cap13)入居で、珍しく(?)公約実現のチャンス。木星、土星(Vir15)、ヴェスタ(Tau13)のグランドトラインは、大掛りな経済対策が施行される可能性も。

もちろん負の面もあり、12室入居の天王星(Pis20)、海王星(Aqu21)により、国を揺るがすスキャンダルが相次ぐ。海王星は12室カスプと合。汚染米やメラミン混入事件などですでに表われているのかもしれない。

ASCはサビアンでは「彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り」。誰が国の顔にふさわしいか。またMC(Cap01)「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」は、選挙が行われた場合激戦になる予想。いずれも新リーダー選択のイメージだ。

また、次の新月図から年末までの新月図を調べると、やはり10月が一番総選挙施行にふさわしいチャートであると見てよいと思われる。

ただ政治は“人事を尽くして天命を待つ”必要があり、準備が整わなければ空振りに終わるだろう。またあり得ないことだが、万一与党関係者が当ブログを目にして、「それでは」と選挙に向けて動き出しても筆者は全く責任が持てないので、そこのところ御了承願いたい。m(_ _)m



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世界はどこへゆくのか

2008-09-21 01:14:51 | 金融占星術
リーマンブラザーズ破綻の直後、米最大手の保険会社AIGが公的資金9兆円を受けて救済されることに。先日のエントリで述べた“政府の財政出動による解決”が思わぬ米政府の大盤振る舞いによって実現することになった。

また米政府はサブプライムローン関連商品の買取りを目的に基金を創設するなど、総額数千億ドル(数十兆円)の公的資金を投入する史上最大規模の政府介入策を発表。さらに破綻したリーマン社の一部業務を英バークレイズ銀行が引き継ぐなど、政府・金融業界ともに金融不安の傷口を封じるのに必死だ。おそらく関係者の目には、今後の見通しとして、ビッククランチの影がちらついているのであろう。

筆者は先日、冥王星が絡まないのでリーマン社の破綻が恐慌の引き金にならないと述べた。しかし冥王星の視点から見れば、リーマン社破綻は冥王星の放った詰めの一手であると思わざるをえない。冥王星は今月10日に逆行から順行に転じており、11月中旬にサインやぎに突入する。やぎにイングレスすればこの後いてに戻ることはない。このタイミングでの一連の金融不安は、来るべき冥王星やぎ座時代の影を映し出しているといっても過言ではない。

神話によれば山羊座は牧神パーンの姿で、怪物に襲われたとき慌ててナイル川に飛び込み、上半身は山羊、下半身は魚というちぐはぐな姿になったという。牧神パーンはまた、パニックの語源だ。やぎ冥王星時代は、既存の社会システムや権力の崩壊と再構築の時代だと予想される。金融システムも例外ではない。サインイングレスする11月中旬から年末にかけて大きなヤマ場があると考えている。

またこの時代は社会基盤を揺るがす地震の発生も予想される。不安定国家の北朝鮮なども、この時代を現状のまま無事に通過できる可能性は低いだろう。いよいよ身の引き締まる思いである。



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阪急甲陽園駅で脱線

2008-09-20 22:31:24 | 事故
20日11:50頃、阪急甲陽園駅のホーム手前で普通電車が脱線、3両目前輪が脱輪した。乗客20人にけがなし。原因は調査中だという。
また同日10:20頃、JR函館線で快速列車が石を轢いて緊急停止した。男児2人がいたずらで置き石したと認め補導された。乗客250人にけがはなし。

鉄道の軽微な事故も第7調波に表れる。20日午前11時頃、ネイタルの土星(Vir13)にHN7太陽(Vir12)が約1度の合を形成。土星とのコンジャンクトは石を踏んだという象意そのままだ。

1年半前の記事を思い出し、今日のこともメモに残すことにした。



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