耐空証明

2017-04-02 09:53:03 | 日記
航空法に基づき、航空機の安全性について国土交通大臣が証明する制度で、航空機はこの証明を受けないと飛行できないことになっている。
国土交通大臣は、航空機の設計、製造過程及び現状について検査して、当該航空機が、安全性を確保するための強度・構造・性能に係る基準、騒音の基準及び発動機からの排出物の基準に適合しているかどうかを判断することになる。
なお、従来実施されていた「騒音基準適合証明」は、1997年の航空法の改正により廃止され、耐空証明制度に統合一元化された。

アジュバント

2017-04-02 09:51:58 | 日記
 アジュバントは、ワクチン投与において免疫力を高めるために添加される物質。日本語に訳して「補助剤」と言われることもある。
 1920年代にミョウバン(アルミニュウム塩)をジフテリアや破傷風のワクチンに添加されたのがはじまりといわれている。今日では日本でも、百日咳、肝炎、肺炎球菌や子宮頸がんワクチンにも使用されている。
 アジュバントはそれ自体が免疫力を高めるのではなく、組織を損傷させ組織や白血球からDNAを放出させ、それがタンパク質と結合して作用が発揮される。即ちアジュバントは、組織傷害性(毒性)と免疫力増強性を合わせ持つことになる。従って毒性が強く出ると、血圧の低下によるショック状態を引き起こすことになる。また、最近認可された子宮頸がんワクチン(HPV: ヒブワクチン)でも、その副作用が問題になっている。
 一方、アレルギー反応においてディーゼル排ガスの微粒子が抗体酸性を高めるといわれていがこのような場合もアジュバント作用と呼ばれている。
 また、がん治療において再発防止のために行われる化学療法のことをアジュバント療法(補助治療)と呼んでいる。

可燃性廃棄物

2017-04-02 09:49:33 | 日記
一般には有機質からなる燃えるごみをいう。しかし、市町村の清掃工場における可燃・不燃の区別は、焼却炉の性能によって異なる。
戦前まで、日本のごみは厨芥・可燃ごみ・不燃ごみの3種類に分けられていたが、戦後、清掃工場の焼却能力が向上すると、厨芥(生ごみ)は、ほとんどの場合、「可燃ごみ」のなかに含められるようになった。しかし、多量の水分を含む生ごみは、構造の単純な小規模のバッチ式焼却炉をもつ自治体では、不完全燃焼を避けるために、不燃ごみに分類されることがある。これらの市町村では、直接埋立てるか、生ごみを選別して堆肥を製造している。
また、戦後一般化した新素材であるプラスチックは可燃性物質であるが、高熱や有毒ガスを発生するため、かなりの自治体では、プラスチックを焼却不適物(「燃えないごみ」)に指定して直接埋立処分している。
現状では、プラスチックが「燃えるごみ」に混入排出されている割合は小さくはない。しかし、高性能連続炉では、混合収集・混合焼却が可能であり、ダイオキシン対策として登場したガス化溶融炉では、この区別は完全に無意味となる。なお容器包装リサイクル法の制定により、プラスチックは分別収集、リサイクルに供されることが多くなった。