07/06/13 歌舞伎座夜の部「御浜御殿綱豊卿」を幕見

真山青果の「元禄忠臣蔵」の連作は全くの初見。昨年の国立劇場の３ヶ月連続公演は気力が続かないだろうと思って潔く観なかった(^^ゞ
そのかわりに溝口健二監督が撮影した映画の前編・後編を２本続けて観た。能衣裳をつけた市川右太衛門の綱豊卿と助右衛門とのやりとりの場面があまりにもよかったので、今回の仁左衛門の「御浜御殿綱豊卿」への期待はものすごく高かったのだ。
映画「元禄忠臣蔵」の感想はこちら

友人の娘が大学に入ってゼミで歌舞伎のレクチャーを受けて猛然と歌舞伎が観たくなったという。そこで急遽13日に「御浜御殿」を幕見することで歌舞伎デビューをしてもらった。感激しまくってまたすぐに大学に戻って所属する演劇サークルの公演前の練習に戻るという状態だったが、観劇歴の長い彼女も大満足！「御浜御殿」をすすめてよかった！！
夜の部はもともと千穐楽で観劇予定なので、もう一回「御浜御殿綱豊卿」を観ることができる。自発的なリピートではないが、これだけ感動的な舞台を千穐楽で観ることができることになったのは幸運なんじゃないかと思えてきた。

以下、この公演の別の演目の感想(千穐楽の分も追加！)
6/10昼の部①「侠客春雨傘」染五郎長男の初お目見得
6/10昼の部②「閻魔と政頼」
6/10昼の部③ずっと観たかった「吉野川」
6/26千穐楽夜の部①染五郎の「船弁慶」
6/26千穐楽夜の部②「盲長屋梅加賀鳶」
6/26千穐楽夜の部③絶品の「御浜御殿綱豊卿」