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シトロエン・DS21パラス

2017-02-07 20:42:14 | 

街で見かけた懐かしいシトロエンDS21パラス。

60年代は私が中学生、高校生のころで、車がやたらとまぶしかった時代でした。

車がこそが豊かな社会の象徴みたいだった。

アメリカ映画やアメリカのテレビ番組のビバリーヒルズ白書などでは、高校生が大きなアメ車を運転して、ティーンの白人女子高生とドライブ、、、。

なんて豊かな国があるのだろうと、羨望のまなざしだった。

日本がいくら戦後の驚異的な発展していたと言っても、豊かさのスケールも内容も桁違いだった。

そんな中で、フランスからシトロエンDSが出てきたとき、宇宙船が自動車になったのじゃないか言うくらいの衝撃!

当時の日本車は観音開きのクラウンや箱型のダットサン、日野自動車が作っていた小型のルノー、プリンスだってダットサンよりチョイ大きいぐらいでデザインは箱型のまま。日本の道路には三輪自動車が走り回っていたんですぞー。

あの三丁目の夕日そのものの世界だった。

もっと時代がたって、大学生のころに伊豆大島にキャンプ旅行に出かけた時、元町の急坂の上のほうから、オート三輪車がごろごろ転がってきて、最後にちゃんと起き上がって走っていったのには大笑いだった。運転手の若者はドアーの上に手をかけていたので、転がるたびに手が車体と道路に挟まれて痛そうにしていた。三輪車はバイクみたいで軽量で下り坂に弱いということをまざまざと目の前で知ったのだ。

でも、けがも大してしないで走り去ったのには、、、何というか感激的だった。

そんな漫画のようなブザマに比べると、、、このシトロエンは異次元の車!

今でもきれいにしていますねー。

メンテナンスは大変だろう。

どんな方が乗られているのかなー。

クラウンやセドリックと比べるまでもなく、斬新なデザインとメカニックです。

当時の日本は名神高速道路ぐらいしかなくて、100kmで巡行できる国産車はわずかしかなかったのではー。

そうそう、新幹線がまだ部分開通だけで、試験区間に私の爺様が老人会の方々と招待されて乗りに行っていた。その自慢話をよく聞かされたものです。速いんだぞーがたごと走るんじゃなくコップの水もこぼれないくらいだーなんて自慢していた。

私が初めて手にしたのは三菱・コルト・1000Fです。

コルト1000Fはじわーとアクセルを踏んでいたら100kmは出ただろうが、そのスピードからブレーキは効かなかった。

50km以下で走っている時と、80kmで走っている時ではブレーキの効きが全く違い、高速からじゃブレーキをかけてもスカーと空走するだけだった。

いやーーー怖い怖い車だった!

車は普通、4輪ドラムブレーキで、タイヤチューブ付きのバイヤスタイヤが標準だったのです。

三菱コルトは今の軽自動車よりも室内が狭かった。

小さい車に5人乗って仲間とあちこちドライブに行ったものです。

伊豆、日光、上高地、御岳山、富士山、八ヶ岳、九十九里、房総半島、三浦半島、鎌倉と、学生生活は何をしていたんだろうーてくらい仲間と遊びまわっていた。

そんなこんなで、シトロエンなどは三菱コルト(私が買ったのは展示車で安かった)の10倍以上の金額だったのじゃないかー。

まだまだ日本車はアメ車にもヨーロッパ車にも、まったくかなわなかった。

それが、70年代に入るとブルーバードとスカイラインという、日本車の水準をびっくりするくらい引き上げた車種が出てきた。

トヨタのコロナやマークⅡができたのもこのころですが、商業的にはトヨタのほうが売れたけど、こと車の造りや設計は日産のほうが先進的だった。

技術の日産、販売の豊田なんて言われていた、今じゃ豊田は世界のトヨタですからねー

驚いたことに、この車はインジェクションなんだなー。

でも、この当時のインジェクションの出来の悪さは私はよく知っている。

気難しかっただろうなー、このシトロエンDS21パラスは、、、。

ドアミラーはカッコよかった。

当時の日本車はフェンダーミラーだったから。

どちらが安全かと言えばフェンダーミラーなのだろうが、、、大した差じゃない。

全長4800mmを超える大きな車ですが、ラダーフレームで外装はパネルをパタパタつけているだけで、1200kgほどしかないそうです。

むろん、安全性など考慮されていない時代なので、たぶんぶつかったらペシャンコになり危険じゃないかーーー。

シトロエンに限らず、ワーゲンのカブトムシもペシャンコになると言われて、ゴルフにバトンタッチしたもの。アメ車だって鉄板が厚くて丈夫かもしれないが、走る棺桶と言われていた時代だった。

古き良き時代の車内の雰囲気があります。

ビバリーヒルズの高校生が仲間と乗り回していたら、、、さぞかしかっこよかっただろう。

甘酸っぱい思いでがいっぱいできそうだー。

車が最高に輝いていた時代の宇宙船シトロエンですよ~~~。

そうそう、このシトロエン・DS21の前に、そっくりの車がフランスにありました。パナールCDという800ccでクラウンほどのボディー(アルミ製)を引っ張っていた車です。大昔のトヨタのパプリカやトヨタスポーツ800と同じ形式の水平対向2気筒エンジンで、空力学的に優れた巨大なボディーを走らせていた。意外にスピードは160kmぐらい出たと記憶しています。たぶん、シトロエン・DSはそのオマージュなんだと思いますよー。パナールはシトロエンに吸収合併されていますから。

 

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