~多様化するサイクリストのニーズにこたえる新企画、ニッチな週末サンデーサイクリストに送る癒し系サイクリング~
次回ポタリング開催予定地を、視察してきました。今回のテーマは通常のポタリングでは飽き足らなくなった、『初~中級』サイクリストに送る、
『伊豆半島ポタ・スーパーリッチ』
Table of Contents
1 はじめに
2 終わりに
3 Away With Tailwind: 風を背に受けて
4 Burning Germination: 萌ゆる春、燃ゆる乳酸
5 Beyond the Littoral Ridge: 静謐なる西伊豆
6 No Gain, With Pain: 一歩前進、一歩後退
7 No End In Sight: 絶景に囲まれて、アスファルトを見る
8 Mountain Hideaway: 月夜の露天風呂
9 Rendezvous With Destiny: 邂逅へ、走り続ける
10 Seniority Acknowledged: 年功序列型社会
11 Your Favorite Route: 長後街道に連れてって
伊豆半島一周① 横浜>熱海
伊豆半島一周② 熱海>妻良
伊豆半島一周③ 妻良>修善寺
伊豆半島一周④ 修善寺>名古木
伊豆半島一周⑤ 名古木>横浜
1 はじめに
マニュアル計算による累積獲得標高…5040m
うちヤビツ峠、山伏峠、土肥峠を除く…3200m
走行距離(一日目)…270km
走行距離(二日目)…140km
走行距離…410km
平均速度…22.0km
最高速度…79.5km
消費カロリー…10,000kcalを越えるとネコメーターは計測不能となるのでおじゃる
2 終わりに
所感:ベリー苛酷
ISO (Isoya Standard of Obaka)…取得済み
疲労度…60M(1M=蓑毛)
一日の疲労度は、平坦320km分に匹敵
次回開催:年内
参加予定:ヘイ、ユー。これを読んでいる君だ。
教訓①:家を12時に出るべし!
教訓②:足湯マップを作るべし!
3 Away With Tailwind: 風を背に受けて
春分の日の翌日。関東は10m近い北風が吹いていた。西へ西へと逃げられれば、雨雲から逃れられる。なんとなくロングライドの行き先は、伊豆へと決まった。抜錨は早朝4時半。
上段左:酒匂川を渡る頃、夜が明け始める。134号線で早朝6時台なのにトライアスリートとばったり。二人で45km/hでちぎりあい無駄に体力を消耗する。
上段中央:真鶴道路が近づいてきた!小銭用―意!ようそろー
上段右:料金所突破したらどうなるんだ?
中段左:キタキタキタ伊豆名物アップダウン。無駄に上がり、無駄に下がる。これをロボットのように繰り返す。
中段中央:熱海に到着。この時点で7時半。まだ横浜まで自転車通勤圏内として妥当。
中段右:宇佐美、網代ひものタウン通過。漁港(海抜0m)から、ここも200mくらいのぼる。
下段左:東伊豆。走りにくい。路側帯が狭い上、車のスピード抑制用の凸凹が白線に施されていて、白線の上を走れない=走るところがない。東伊豆を走る際は、己の存在をアピールするため強力なリアライトを常時点灯しなければならない。トンネル狭い。トンネルの中登っている。(涙)
下段中央:伊東で8時半。つまり横浜に勤務した場合、伊東からジテツーできる。ものすごくモチベーションが高い日のみ。伊豆高原(おい!高原!?)までえっせらほいさと登ると、向かい風15kmがお出迎え、そして前輪パンク。もうやってられねぇ。
(ノ`m´)ノ ~┻━┻ (/o\) お父さんやめてー
下段右:伊豆高原に到着。ん?湯気がたってるよ?
4 Burning Germination: 萌ゆる春、燃ゆる乳酸
上段左:足湯だ!今ツアー1回目の足湯です。
上段中央:5分も立つと血液中の乳酸が流れ出します。いいねぇいいねぇ。
上段右:足湯で乳酸を血液中から追い出し?足も軽やかにクルクル回りだします。足は軽くなりましたが無駄なアップダウンは永遠に続く。
一つ登れば…
中段左:また一つ降りる…
中段中央:河津まで下ってきました。河津桜はすっかり葉桜になっていましたが、代わりに菜の花が満開。
中段右:暇なので自分撮りを敢行。ここまで、一部を除きほとんど平坦区間なし!伊豆半島にある町は基本的にすべて漁港町。そしてその町と町の間には山があり、その山の尾根に温泉がある。こんな図式を阿保みたいに繰り返す。漁港>登り>尾根>下り>漁港、はい、これを100回やれば伊豆一周。
下段左:むぎー。また上り始めた。
下段中央:無駄に高い!
下段右:12時ジャストに下田に到着です。ここまで自宅から丁度160キロ。まさにポタリングにぴったり(涙)。今回は自分への戒めのため輪行袋はなし。
5 Beyond the Littoral Ridge: 静謐なる西伊豆
上段左:下田で足湯。再び乳酸を飛ばし、足をモミモミしていると、隣におばちゃんが座った。
あの質問が来る予感…98%
2秒後
「兄ちゃんは競輪選手?」
キター
誰かこの質問へのうまい答え方教えてください。
上段中央:サドルがお尻汁でテカテカしています。
上段右:もうすぐ弓が浜、石廊崎ですが、ややハンガーノック気味。西伊豆に回りこむと、一気にコンビニが少なくなります。
中段左:補給のタイミングを誤り、ヘロヘロ状態で昼食。岩海苔そば、近海握り寿司を頂きました。勘定を済ませ窓の外を見やると、サイクリストが二人通過!仲間捕獲!と勇んで追跡開始しますが、この二人はこの後の妻良への峠で道端で足ついて休憩していました。カッコつけて抜かした手前、ゆっくり峠を登れず、足を使いながら妻良への登りをヒーヒーこなします。
中段中央:このあたりから、伊豆一周サイクリストにとっての天国でもあり、バミューダトライアングルでもある西伊豆妻良~雲見~宇久須区間です。過去数多くのサイクリストがここで昇天したらしい…合掌…(uso)
中段右:町と町の間が、山ではなく、200m級の「峠」になります。
下段左:あの…どうせ下るのは分かっているので…あまり登らないでいただけないでしょうか…?
下段中央:ここで達成感を味わってしまうと、この後峠の茶屋が10軒あっても足らん!スルー!
下段右:おいおい…高いんですけど…
6 No Gain, With Pain: 一歩前進、一歩後退
上段左:よーし登りおわりー!下り開始!この後の次のコーナーから登りがはじまったのはいうまでもない。
上段中央:昭和のかほり漂ふ西伊豆
上段右:野生のサルの生息地として知られる波勝崎。このあたりからダンシング多用に切り替えます。といっても足をまったく使わない、時速9kmのハンドルバー上で腕立て伏せをするダンシングです。
中段左:静かで光り輝く西伊豆。ジグショー今度は電車で来てやる!
中段中央:今回のツーリングで留意したこと「下り坂で脚を止めない」。どんな下りも脚をスピンさせ、「乳酸を散らす」。
中段右:道端にポンポコ狸がいました。2mに接近して「オラァー!」と叫んでも無視されました。
下段左:漁港まで下るのはいいんですよ。この後がねぇ…
下段中央:♪雲見の港はヨォー(作詞:さくぞう)
下段右:海の色も西伊豆に入りブルーが淡くなりました。
7 No End In Sight: 絶景に囲まれて、アスファルトを見る
上段左:雲見。本当は無料の露天風呂ですっぽんぽんプリケツ記念写真を撮りたかったのですが、道路標識を見落としました。
上段中央:いや~絶景。絶景。写真をとったアスファルトに目を落とし、もくもくとこぎ続ける。
上段右:松崎手前で200km突破。本日中に300kmに届けるには、夜8時以降に箱根級の峠を越えなければならない。そんなことをやっても、ブログのネタ以外になんの意味もない。だんだん弱気になり戸田や修善寺の宿情報の提供をYOMEに依頼する。
さすがに大昔添乗員経験あり、あっというまにメールで激安民宿情報リストが来ました。
中段左:松崎。またも足湯をめざとく発見。乳酸を飛ばし、今回一回目のドーピングタイム。Red BullとリポDでシャッキリンコする。
中段中央:それでもまだ登る。こうやって後日書いていても腹が立ってくる。
中段右:土肥が近づくと、富士山が目の前に!
下段左:雪がなくなったあたりが五合目かな?うーん心拍があがりますね!
下段中央:もう一山越えると、この延々と続いた漁港>山>漁港>山の煉獄からも開放される…そしてその先には別種の怪物が鎮座していた。
下段右:今晩の晩飯、風呂、白い布団にありつくため、土肥峠を越える。
8 Mountain Hideaway: 月夜の露天風呂
上段左:500m位の峠ですから、「なんだ1半原」かと高をくくっていましたが、なんのなんの、50分くらいかかりました。
上段中央:夕焼けとともに登坂開始、登り切ったら満月が山の上に浮かんでいました。
上段右:YOMEさん情報を元に、修善寺温泉街にある温泉民宿に避難。飯を液体のように飲み干し、風呂に入り、プシュー。この後洗濯。
全身をサロメちり、ストレッチをして、3秒で寝ました。
中段左:朝起きたら天使の羽のように浴衣がはだけていました。パンツがあったがどうかの一点に関しては、回答できません。
中段中央:温泉民宿「福井」
5000円で温泉ですぜ!だんな!
中段右:2日目の朝。このまま横浜に帰るのもナンなので、PWD夫妻とヤビリングして帰ることに。集合場所は名古木交差点12時。
下段左:修善寺の温泉街を抜け、
下段中央:修善寺CSC脇の道を通り、またも590mの山伏峠へ。
下段右:まぁ~温泉で脚が復活したこと。オホホホォォォ
9 Rendezvous With Destiny: 邂逅へ、走り続ける
上段左:山伏峠、修善寺側は勾配部門も緩やかで、マネージメントもしっかりしている。
上段中央:まっすぐいくと山伏峠を越え下多賀へ、右へ行くと亀石峠で宇佐美へ。
上段右:すいません、足が復活したといったのは、usoでした。
中段左:頂上が近づいてきました。東京で開花宣言があったこの日、鶯の鳴き声もにぎやかでした。
中段中央:山伏峠。これでヤビツまでしばらく登りはない…?
中段右:山伏峠の熱海側は激坂フェチのみにお勧めします。いきなりアプローチから蜜柑畑20%のワッカのついた激坂がお迎えしてくれることでしょう。
下段左:熱海へ向かう。土曜日ということもあり、多くのサイクリストに遭遇しました。ここから12時の名古木に向け必死に走ったので写真を撮っていません。
結局二宮から71号線を北上し名古木に直接向かいました。
下段中央:名古木交差点でPWD夫妻と合流成功。横浜から自走したPWD氏のYOMEさんは、前回蓑毛の途中でリタイアしたリベンジを心に秘め再チャレンジです。ニャロメは後方からコーチングという体のいい脚休めをさせて頂きます。蓑毛へのアプローチはクルクルよく回っています。
下段右:どこでこの写真をとったか覚えていませんが、偶然いい写真がとれました。
10 Seniority Acknowledged: 年功序列型社会
上段左:まだまだ蓑毛手前。二人とも余裕です。
上段中央:蓑毛と戦うPWD.”YOME”
高トルクダンシングで乗り切った?!
さすがにヘロヘロになったYOME氏と、すでにヘロヘロな私はPWD氏を先に行かせ、蓑毛以降の森林トンネルはゆっくり刻むことにする。
だが、何か背中に殺気を感じる…
手練の殺気…
そして、一陣の風…
「ひゅん!」
上段右:どこでも自走オヤジことT政さんだ!
中段左:ぜぇぜぇいいながら追いつくと、「若いもんはエネルギーありあまっていいね~」といって前方へ消え去った。刺客の次の獲物は1分前を走るのPWDか。
中段中央:結局T政さんは名古木から50分だったそうです。みなさんひれ伏した方がいいですよ。ささ、どうぞひれ伏しましょう。写真はT政さんが40年前?泊まったというヤビツ荘の廃墟。
中段右:しかもMadone 5.2ではなくアンカー練習バイクで50分か。自転車やめようかな…
下段左:念願のヤビツ登頂を果たしたPWD. YOME.
みなさんこの写真を撮るときに、ここでのギアで最後の追い込みがわかるの、知っていますよね。さてこの人の最後のギア比は…
下段中央:53 X 12T
下段右:PWD旦那!インナーローじゃタイムは出ません!
11 Your Favorite Route: 長後街道に連れてって
上段左:ヤビツへのアプローチ、厚木街道でも246でもない、長後街道アプローチを教えてもらいました。T政さん、この道は走りやすいです!
上段右:MVP, PWD. YOME.
下段左:PWD氏。お誘いして頂き、ありがとうございました。
下段右:脅威のヒルクライマー、T政さん。ヤビツ山頂での楽しいひと時、ありがとうございました
顔は笑いましたが、目は笑えせんでした。
てか、そんなに走って今日もスプリントですか。。。
びっくりデスヨ
先週の日曜、湘南国際マラソンを走ってきました。ランの練習の間は十分に自転車に乗ることができず、ニャロメ先生のブログを毎朝職場で読みながら、うらやましく思っていました…
湘南国際マラソンが終わった今、やっと筑波八耐に向けて自転車に力を入れられます。ところが走っている間についた差は大きく、朝練の度に不安を感じています…
そこでニャロメ先生にお願いがあります。ぜひニャロメイベントに参加させていただきたいと思います。よろしくお願いしますm(__)m
だんだんネタがインフレ気味です。
ドクターストップ出してください。多分グループでいけば楽しいか、喧嘩別れのどちらでしょうか…
それとも「千切れたら一人で帰れ」ナルシマルールにしましょうか…次のポタリングは…
ほんまぁさん>>
よろこんで!
強力な助っ人現れる、ですね!Bチームはいつでもメンバー募集中です。
来週は修善寺CSCで、私はお休みですが、Bチームのどなたかがどこかへ行っている筈です。
そろそろmixiなどのイソヤ掲示板を積極的に使用しないとカバーできないほど週末インターバルトレーニング隊の部員が増えてきました。
現在の実質掲示板はここと、にょほほ閣下の掲示板です。
ただ無計画なので、私の告知はいつも前日でみなさんに迷惑かけています…
朝練往路は燃えました!
3拍子そろってます。
大笑いしながら、一気に読んでしまいました。
おYOMEさまの自慢話もちょっぴりあったし。ウフフ
PWD、WD令夫人、さらにT政さんの登場にもびっくり。
次の企画は、もちろんバージョンアップですよね?
すみません、前記事にも同じコメントを送ってしまいました。
それにしても若旦那夫人のフォームが横から見るとめっちゃ綺麗。。
しっかし、ニャロ先生の変態さ加減には絶対に敵わないことがやっぱりわかりました。一人旅から始まり、フィナーレはパレードラン。まるで桃太郎のようです。
苛酷さを迫真性もってルポタージュできず、なにやら楽しい珍道中記になってしまいましたが、十分大変でした。
どうやら長後街道で会社の同僚に目撃されたらしいです。
>>ニョホホ様
そうです、涙がポタリング。おニャン子クラブの歌名みたいです。作詞:やっぱりさくぞう
皆さんも伊豆を回って無駄に登って無駄に下ろう!
>>PWD様
来週は修善寺CSCでレースです。ゆえ、ツーリングチームは幹事お願いします。
>>カトリーヌさくぞう様
お茶を吹いてしまったではないですか!じゃいあん化桃太郎化が進んでおります。