Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

PowerTap P1 実走とローラーでの出力の違いを計ってみた。

2015年08月13日 | インプレ
先日の1stインプレにて、P1とPowerTap Proを比較した際、
「ペダル型は、ガツンとパワーをかけるような短時間、5秒から5分といった時間帯では一様にハブ型よりも高い出力値を出す。5分から10分といった中長時間では、ペダル型とハブ型の差異は小さくなっていき、最後にはほぼ同一になる。」という印象を得た、と書いた。
しかし・・・

上の結果は外での実走。

実は、試着後一瞬ローラー台で漕いだ際に、ペダル型のほうが体感5~10W出力が低くでている印象があったのだ。
いつもと同じ負荷なのに、表示されるワット数が若干低め。ローラー台の上でP1とハブの間の出力値に差はあるのか・・・?

というわけで、二度目のフィールドテストを固定ローラー上で実施した。結果は、驚くべきものであった。
メニューはL4 10min x2。本当は20分連続してL4をやりたい所だが、二ヶ月以上ローラーにまたがっておらず、20分など耐えられる訳もなく10分2回に取り分け。
パワーメーターテストとは全く別のところで非常に重要な課題ではあります。

ローラー練開始

やはり・・・気のせいかペダル型のほうが重い。定性的で感覚的な表現を恐れずに言えば、ペダル型はペダルを回すのを止めると、すぐにゼロ表示になる。ハブ型は、足を止めてもフリーを空転している間でも、数秒タイムロスがあってからやっとパワーがゼロ表示になる印象である。
その後、気力と筋力を絞りきって10分2本完遂。

PowerTap P1
一本目

10min
Av 309W
160/175 bpm

二本目

10min
Av 310W
168/184 bpm

PowerTap Pro Hub
一本目

10min
Av 316W
-/- bpm

二本目

10min
Av 316W
-/- bpm

まさかのペダル型惨敗!(Good or Bad)
結論:『ローラー一定負荷走では、逆に5~10Wペダル型パワーメーターP1はハブ型より出力値は低めにでる』

やはりペダル型は、実走はパワーがかかりやすく、ローラーにおいては少し低めにでるようだ(知ってたw)
この傾向はいいかもしれない。外のレースでは出力を高めに表示によりオレサマ最強モードを演出、屋内のローラーでは低めの表示により鬼教官ぶりを発揮しオレサマ最弱を思い知らされる・・・
これは狙っているのか?どうなんだ?

それにしても、最後に疑問が残る。
ペダルからハブまで、クランク板、スパイダーアーム、クランクアーム、チェーン、スプロケ、と順番にパワーをロスしていく(一部では5Wは失われるとされている。どっかで読んだ。)。
それであれば、外での走行で総じてP1が5~10W高かったのは納得が行く。そして、ペダルをとめて車輪を空転させた場合は、逆にハブ型のほうが数ミリセカンドパワーを拾い続ける、というのも理解ができる。
しかし、ローラーのこの数値の違いはまだ理解できない。トレーニング用途にはすごくいいんだろうけど。

↑ローラーの抵抗かな?

+++


もう1つの機能である左右のバランスですが、外で走ると48/52くらい、ローラーだと50/50です。ローラー上で左右の脚が均等なのは意外でした。
ローラーが傾いているんじゃないか疑惑がありますので(汗)、スペーサーを入れて再度計測の予定。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿