嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

春休みそろそろ終了 新年度に向けていろいろと始まる

2023-03-26 09:12:26 | ブログ

TVをつけるとかならずWBCの思い出シーン特集が始まってしまい、しばらく画面に釘付けになるという、まことに効率が落ちる日々(爆)。

つい先日、当ホテルのとなりにある公園に毎度集合しているサッカー少年たちが、にわか野球チームとなってw、全員ペッパーミルパフォーマンスで盛り上がってやんの(爆)。

あれ、君たち先週までサッカーやってなかったっけ?と突っ込もうと思ったのですが、付き添いのお母さん軍団の冷たい視線が痛そうだったのでご遠慮申し上げておきましたw。

ううむ、長年サッカーやってきて、WBC優勝した途端に野球、と。この柔軟性(?)というか変わり身の速さ。ニッポンの将来は明るい!のか?

例年、期末となる今頃は通常どおりさまざまな集まりが集中してそれはそれはタイヘンな日々が続きます。こういう会議などは大体が土曜日の夕方に行われる、というのもネック。

ホテル業の土曜日のディナータイムとくれば、まさに1週間の忙しさのピークです。フツーでも朝から準備に追われるというのに、会議だとw。

地元の自治会の副長という大役を仰せつかって2年が経過。いよいよお役ゴメンかと期待して会議に出向きますと、今度は公民館長をやれとの御託宣でございます。

なもの務まるわけがねえ、といって強く突っぱねたのですが、歴代の長老たちが出てきて強引に説き伏せられてしまい、気がつけばビール飲みながら世間話しておりましたw。

新任でいきなり長にされちゃう、ってことの意味は、誰がやってもおんなじだ、ということらしいので、先輩方のご指導を仰ぎながらお役目を果たすといたしましょう(がっくし)。資料とかゼーンブ電子化して、いぢわるしてやるかな、とw。

こういう集まりで私が楽しみにしているのは、ヲジサンたちの履き物ですw。

90%がギョーザ(爆)なんですが、なかには奥さんのものと見られるラメ入りサンダルだなんてえのもあって抱腹絶倒!

それでも勤務帰りのサラリーマンさんなんかはキャップトゥやダービー、絶妙なデザインのローファーなどのレザーシューズもあって奥が深いです。防寒ブーツも土地柄多くて、人となり、センスを語っております。

座敷での会議ではトイレに立ったスキにどれが誰の履き物なのかを想像しておいて、帰る間際にこっそり答え合わせして楽しむんですが、大どんでん返しが、毎回起きる仕組みとなっております(爆)。

ジャケットの色合わせや素材、パンツとのコーディネイトも普段とはちがう「ソーシャルな」場面ですから(爆)なかなか楽しめる要素w。

僕もあれやこれやと試すようにしているのですが、中には服好きもいらして、いいの着てんぢゃねえかい、なんて声もたまあにかかりますw。メルカリですよ、とお答えすることにしております。

 

 

 


彼岸のラッシュにもめげず、春のお手入れに禿げむw

2023-03-21 19:16:14 | ももちゃんの遠足

WBC準決勝の清々しい大逆転ゲームはとくに野球ファンというわけでもない私も見入ってしまいますた。レキシに残る感動的なsayonaraゲームは、今後10年は語り継がれることでしょうてw。

イヤーな展開が繰り返された、み続けるのにも忍耐のいるような空気が立ちこめた試合でしたけれど、終えてみれば見応えタプーリ。

このぶんだと村上さんの同級生はおろか、担任の先生、お母さんの実家、なじみの飲食店の女将さん、きんぢょの子供、通りすがりのおじさんなどなどまで一瞬で有名人となってTV出演。ご同慶のいたりでございますね。

飲食店は、WBCの放映時間中は閑古鳥。普段は前期後期高齢者でいっぱいになるツルヤもこの時間帯だけ、がら空きですぜw。それくらいな注目度。

そんななか、お彼岸にかけてお出かけになる方もいらして、当ホテルはプチラッシュ。折からのお仕事でいらしたみなさまも含めて、コロナが終わったかのような賑わいを見せております。

ところで長い冬のあいだ、お世話になった衣類その他のお手入れは今が潮時です。

ユニクロのライトダウン系やワークマンものは3年もてば御の字か、という程度で寿命を見限っておりますから、すべて自家処理。それこそ月一で洗濯してますけれど、こういうのに限って耐久性バツグンときているw。

ボリュームセラーだけに抜かりない作り。

数少ないMONCLERさまなどでは、手元にある限りちゃんと維持しなければと思っているので、神経を使います。それこそクルマ並みの扱いですw。

Thom Browneデザインのガムブルーのテイラードジャケットだなんて、いまだに中古でも一着10万円の取引w。空前絶後のコラボものは数年経って、価値がじわじわ上がるケースが多くて、中でも生産量が少なく、傑作が多いMONCLER あたりでは凄まじい。

で、そういう超高級ダウンに限って、耐久性は考えられておらず、裏地に黄ばみが見つかったりボタンがべたついたりしてお金がかかり続ける仕組みとなっております。

モンクレール名物の右腕に張り付けられているワッペンですが、ウールを含んでいる関係で黄ばみやすく、すぐにみすぼらしくなるのが特徴といえばそうかw。これまた名物のイラスト入りの裏地も扱いがタイヘン。

クリーニング屋によってはそもそも受付不可だったり、念入りに剥がして洗う工場もあるそうなw。イタフラのクルマにも似て、安心感ゼロですが、着ているキブンだけは極上です。

袖口のニットなどの耐久性だけはカイゼンされた結果でしょう、5年経ってもびくともしません。型崩れや、ほつれやダウンの抜けなども一切なし。

セーター類なども、極寒冷地なだけにwヘビー級を揃えてあるのですがw、ヒートテックウルトラウォームの禿げしい進化もあって出番が減りました。それでも、

こんな大物ニットwもあったりして、保管にはそれなりに気を遣います。ですが、キホン、ウールはブラッシングのみで対応。ニット類はカシミヤでもホームクリーニングっすw。

マイコレクションの一軍高級衣料に共通なのは、すべて中古で手に入れたこと(核爆)。ケチともいいますがw、なに新品を定価で買っていたら、この4分の1も買えやしませんて。

このレベルの衣料品はキホン、クラフトワーク(手作りと訳しておきましょう)の集大成なわけで、手元に来た時には重みがちがいます。これはファストファッション慣れしたからこそ体感できる質感(低レベルご容赦)。

こういうのは経験が大事です。可能な限りあれやこれやと試しておくのがポリシーなもので、こうなっちゃうのです。流れの早いトレンドに抗いつつも巻き込まれながら、なんてえのが理想っすね〜。オサレ着としてのスーツ、ってのも相変わらずテーマとして掲げておりますしw。

超高級衣料に限って、丁寧に扱われていることが多く、ほぼ新品状態なのが売り場に並ぶのも普通。非常にオイシイ買い物ができることが多いのもメリットか。

チョーシに乗ってると、スカをつかまされますから油断なりませんけど、これはこれで楽しい世界w。

湿気が多くなるこれからの季節を乗り切って、次の冬までラインナップを忘れちゃいそうになるくらいに数だけ揃っちゃってますけど、ゼンブがお気に入り。がんばりましょう(ナニヲ)。

 


JOHN LOBB INNOVATION AT ITS CORE 2023 Montgomery

2023-03-11 09:03:48 | 履き道楽

ガーン、Facebookを眺めていたらJOHN LOBBのアカウントにLopezの新型、というか進化型が載っていました。montgomery。まさか、って感じw。

キャンペーン、INNOVATION AT ITS CORE では今回はエラストマーが主役で、裏地に巧妙に組み込むことでパフォーマンスを上げているが、外観上それとはわかりにくい、といういかにも英国流の進化がウリのようです。

パテントになっちゃってたら、アレですけどスニーカーの造形にも似た、パーツを細分化してゴムで貼り合わせるこの新発想には意気込みを感じます。もしかして流行るかもねw?

レーセイになって考えてみますと、今回のエラストマーテクノロジー、つまりパーツの細分化とは対極にある、一枚革で作るこんなテクもジョンロブの得意技。というか、通常ラインではあり得ない、超絶技巧そのもの!

画像は私のJOHN LOBB 2010 deep blue ですが、ツインバックルの一枚革仕立てはchapelという名作以降、定番化した名物。代表作williamのパーツ構成だとエラストマーが使えるので、早晩実現するかもしれません。

どちらも実現可能というあたり、トップエンドにいるブランドの中でもさらに頭抜けた存在なのを感じる昨今。どうりで高いわけだわw。

渾身の力作に思える、コアコレクションにテコ入れを図った最新型には一度は足を入れてみたいところですが、前記事のmoorgateも、このmontgomeryもベースモデルよりも一格上の扱いな模様。

現行のLOPEZがほぼ24万円行っちゃってることを考えますと、30強の価格帯でしょうか?ううむw

 


JOHN LOBB MOORGATE 

2023-03-10 08:23:33 | 履き道楽

JOHN LOBBのラスト(木型)7000番は、不朽の名作(きつぱり)。ひとことでいって、バランスの極致であるというのが個人的な感想です。

美しいイタリアやフランスの靴にも通じるエレガンスもあれば、英国靴に特有のゆるぎないマナーも備える万能選手。

上の画像はジョンロブのCIty 2、レッドミュージアムカーフ、バイリクエストものですけれど、7000番の特徴がうまく出ていると思います。色はともかく、このカタチをご覧くださいませw。

City2は、この7000ラストに載せられるようになってから2にバージョンアップ。それ以前の8695から数えるとすでに30年オーバーにわたり作られ続けているロングセラー。

このモデルに関しては、ロングセラーに甘んじることなく毎年のように素材づかいを中心に新型がリリースされているのがまたすごい。

この内ばねの一文字飾り靴w、通称Captoe Oxfordはスーツスタイルの永世定番。ともすればこれ一足だけで用が足りちゃう、それくらいなスタンダードスタイルと言えるでしょう。

ロンドンのジャーミンストリートにあるJOHN LOBB LONDON の店員はまず間違いなく履いているしw、たまたま店内で出会った顧客と話していると必ずcityの話になって、訊いてみればcityだけで5、6足持ってるだなんてえのがフツー。それくらいのスタンダードですよ。

みなさまがそうそうプレステージラインのPHILIP閣下に手を出さないのは、端的にいってコスパが悪いからっす(爆)。はっきりいって、閣下は趣味の領域におられますw。バランスの観点からもある意味Cityの完成度が高すぎるんですね。まじ。

ラスト7000に載せられたキャップトゥオクスフォード、というスペックが揃った時点でcity2のファミリーに組み入れられるわけです。

そこへ

最新作、MOOREGATE様、ご降臨でございます。プレステージの最高峰、PHILIP閣下のさらに上位に位置づけられるというからタダゴトでわございませんw。

みれば、トゥと甲部分の切り替えにエラストマー(伸縮ラバー)が仕込んであって、スタイルを保ったまま履き心地を改善したというウルトラCぶりだ〜w。もちろんラスト7000。

しかも、ヒールカップはプレステージ特有のシームレス仕立てなので、ハイテクとクラシックの融合を図っている模様。cityともphilipとも違うけど、同じ血統です。

プレステージと呼ぶ高級ラインにこのような冒険的な試みを落とし込むのは英国ブランドとしてはなかなか珍しいことです。が、もっとすごいのはこのモデルのリリースでベーシックと呼ばれるCity2がさらに光っちゃってること(!)。

キャップトゥは本当に奥が深いっす。

相変わらず攻めてるジョンロブ。今後も進化から目が離せやせんw。ここにもとらやの「おもかげ」がw。

 


履き道楽2023 ベースを水から油にかえてみる

2023-03-08 10:30:37 | 履き道楽

ウエストンの180クロコダイルを手に入れてからというもの、手元のコレクションも引っ張り出して日夜靴のお手入れに余念のない私です(ヒマかっ)。

新しく一足買う、ってのはこんな副産物も産むわけで、私としてはまんざらでもございやせん(あほと呼んでください)。

2010年ごろから始まってしまった私のジョンロブDワイズキャンペーンですが、コレクションは3年前に完成。入手した靴はすべてデリケートクリームと呼ぶ水性のサラリと染み込むタイプのみ使って、ひたすら淡く、地味に仕上げてまいりました。

手元にある靴ではミュージアムカーフがほとんどなせいで、特有のムラ感を強調したかった、というのが目的ですが、10年経ってその目的はほぼ達せられました。

デリケートクリームの使用後、見方によっては白ボケのように見えることもあり、塗った直後はともかく1週間も経つと、なんとなく乾いた印象になるのが気になっておりました。色の方も明るめを追求しすぎてw、そろそろ補色したい感じ。

そこで、

ブートブラック リッチモイスチャーw。化粧品とみまごうばかりのリッパな瓶入りですけれど、使い心地や仕上がり、香りwなどモンクなし。ロウ分のおかげで色としなやかさが戻って、いかにも栄養分を補給したぜ、という印象なのが良いです。

色もだいぶ戻ります。

ネットの評判通りっすw。オイル分が欲しい場合にはそれ用のクリームも手元にあるのですが、固形ものばかり。ミョーなツヤが出ちゃったり、ギトギトするのもあるので、ローション状のものを試してみますた。お手入れグッズは、あれもこれもとなりがちですw。

画像のプラムのジョドファーは、つい先日オールソールを済ませて手元に戻ってきたばかり。入手からは7年ですけれど、良い味わいが出てきました。

聞けばもはやバイリクエストでも注文不可。すでに後継モデルがラインナップされており、クラシックなこのストラップづかいは特別感満点w。リアにストラップを通す留め具がないせいで、歩くたびにストラップが上下に動くのがミソ。オーナーは眺められませんけれど、密かな嗜みというやつですw。

去年あった伊勢丹のポップアップストアで8695と呼ぶ旧ラストに載せたモデルを黒と茶で受注したらしいけど、39万円でも瞬時に売り切れたそうです(脱力)。

個人的には7000に載せた、こちらのモデルがモダン。8695はクラシックです。

ムリして買ってよかった、の代表格。この冬も履き倒したので、リッチモイスチャー漬けにしてしばらくご静養いただきますw。


履き道楽2023 キングオブローファーに旅をしていただくw

2023-03-08 06:29:52 | 履き道楽

みなさま、お元気でしょうか?3月17日をもってマスク着用をしなくてもいいんだって?そろそろいいぢゃないか、頼むよ、といってコロ助との話し合いがあったのでしょう、きっと(爆)。

来年以降は、この日がコロ助の日ということで国民の祝日となるのではないでしょうかw。

さて、画像はJM WESTON Repair Service とのロゴもマブしい、ウエストンのオフィシャル修理に使う輸送キット。

ただの紙袋ですけど、HPによれば今後、ウエストンでの修理を本国供給の純正パーツで受けたい場合には、一度でも社外品を使ったことのある個体は受付不可、とのことですから軽い整備でもこのリペアサービスの台帳に名前を載せておく必要があります。

あれ?近所のミスターミニッツで十分だ、とかいってなかったっけ、って?

いやあ、神々しいまでのツヤを身近で眺めるにつけ、このクロコローファーだけは別格だわ、と考えるようになってしまい、パーツを自社一貫制作しているというので有名なウエストンのリソールを近い将来行うことを踏まえて、今回はかかととつま先の修理を依頼することにしました。

1枚目の革の先端部分があっという間に削れてしまうのは、このソールがまだ新品時の硬さを残していて返りが悪かったせいです。よく見るとすでにウエルトと呼ばれる構造部分に達しようかというところまで来ているので早急な修理が必要。

かかともついでに交換、というのが文法でしょうw。金属製のトゥスティールと呼ばれるパーツをお願いしたら、ソールが新品の状態でないと装着不可、とのことで次回のリソール時に依頼することにしました。

ウエストンの修理システムは結構うるさくて、どこかにひとつでも社外パーツが使用されていれば、その場で不合格。即刻、持ち主に返送してくるそうなw。社外パーツでは本来のポテンシャルを責任もって元の状態に復元できるかどうか危ういからだ、とのことです。

納期も街場の修理屋の倍だし、代金も内容によってはハンパない金額ですけれど、この点はコンディションや履歴を知る意味でもかえって楽しみw。戻ってきても他にいくらでも方法があるのが、靴ブームな昨今のニッポンでございやすw。

まずはこのまま無事に受け付けてもらえるのかどうか、なんだかコワいですが、そんなサービスがどんなものか、ものは経験。

せっかくのキングなのですから、王様なりの待遇を味わっていただくといたしましょうw。