嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

補助金の沼にハマるw

2021-09-29 18:47:54 | 秋の夜長のすごしかた

一晩中、コオロギや鈴虫などが鳴いて、まったく秋深し。おかげさまで、ももちゃんも私も睡眠不足w。みなさまにはお元気でお過ごしのことと存じます。

ああだこうだと騒いでいるうちに気がつけば、9月下旬。毎日、雑事にまみれて忙しいったらありゃしない。なかなか楽しいけどね(爆)。

そんななか、Aさんから

とどいてしまいますたっ!ロレックスエクスプローラー1。ブルーのクロマライトと呼ばれる夜光塗料が、最新型であることを語っております。これ、色もそうなんですけれど、発光時間がすごくて、ほぼ一晩中、文字盤の視認が可能。

注文した後の、今年4月にフルモデルチェンジがあって、原点回帰の36mmケースが復活したことで、いよいよ人気爆発。ただでさえ、生産が追いつかないというのに、コロナ禍のこの騒ぎで、入手はほぼ絶望視されていたのですが、そこはさすがにAさんのつて。

お話を始めてから1年10ヶ月で、最新型の36mmケースのこれが、なぜかこの時期に手に入りますた。

発注後にフルモデルチェンジがあったので、もしかして39mmケースの先代モデルが届くのではないか、という期待もあったのですが、どちらがきてもシヤワセな気持ちになったことでしょうw。

ロレックスのスポーツモデルとしては控えめで端正な印象を持つ、紛れもない傑作。もうすぐ70周年にもなるモデルですが、古臭いなどとは微塵も思えない王道モデル。

スポーツモデルとデイトジャスト系の架け橋、というかスポーツモデル誕生以前のモデルが一貫して生産されているだけなんですけれど、私にはこれぞロレックス、というふうに映ります。

キャラクターを示すのが、12時位置の三角マーク。triangle zeroと呼ぶらしいですが、ここのみでデイトジャストとの違いを語っておられます。

これ、すでに手元にないw、デイトジャスト2。12時位置に注目。そう、これがデイトジャストのお作法なのです。実にここがスポーツとそうでないモデルの分かれ目、ということになっておりますw。

いかがです、この文字盤の三角の違いだけで印象をここまで操作するロレックスのマジック。私がイカれているだけですけれど、実に世界中のロレックスマニヤ様もご同様のはず。

ほらね、スポーツモデルではこれなんです。画像のGMT2は、現在オーバーホール中。使いはじめて25年、これで5回目のお手入れですが、もう相棒を通り越してカラダの一部っす。飽きが来るどころか、どんどんひきつけられてしまう、という不思議な存在。

今回のEX1の購入は、上のGMT2の夜光塗料(トリチウムというFukushimaで問題になってるアレですよ)が老朽化して明け方に視認できなくなったからです。性能を維持するために文字盤交換をすれば良さげなのですが、それやるとまたちょっと違う、ということになるわけでしてw。

そう、ロレックスはこうして使い倒してナンボ。クルマと違って、嵩張らない(爆)ので2本くらいはまあいいか、とw。

ロレックスは、各モデルを育てます。細部に一貫した意匠を持たせることで、そこをたまにちょいといぢってやるだけで、世界中が大騒ぎ。今回もEX1のラグ(本体にベルトをつけるアーム部分)の幅が1mm狭くなった、といって大騒ぎだぁ〜(爆)。

まったく羨ましいくらいなビジネスモデルですけれど、一貫してひとつのモデルを作り続ける中で、こうして常にアップデートを怠らない姿勢が新規顧客をひきつけまくって、このような企業イメージを生み出している。

現在のような神がかった人気も宜なるかな。ちなみにコロ助騒動で工場がストップして流通量が激減している関係で、相場は新品、中古ともに暴騰。このスポーツモデルの底辺の位置づけのEX1でも今日のいま、買取屋に持ち込めば100万円はくだらないのです(驚愕)。

それだけ買いたい人がいる、という意味ですが、コロナ禍まっさなかの今、モデルチェンジしたてのこの最新型EX1はある意味、貴重っすw。

さて、そんなトケーごときにウツツを抜かしている場合でわございません(爆)。

10月1日に応募の締め切りがやってくる小規模事業者持続化補助金第6回受付。お盆に長野県からプレスリリースのあった、宿泊施設向け補助金のその後の進展がないまま、ここまできてしまいますた。

実は天秤にかけていたのですが、リスク分散だ、というわけで数件ある改装工事を振り分けて応募することにいたしました。締め切りまで1週間を切っておりましたw(いつものことだな)。

特技を利用して チャッチャ、と書き上げて(爆)地元商工会議所に持ち込んだのですが、甘かった〜。

忘れちゃったんですか、こんな文章だけで押しまくった申請書なんか、提出したところで読んですらもらえませんよ、というでわありませんかっ。

そう、コロ助以前でしたらともかく、2年目となった今ぢゃこの小規模事業者補助金は、なもの知らぬぢゃ通用しない王道の補助金。それこそ全国各地から何十万通という応募が押し寄せてしまうのです。これに対応する側はまあよくて一件に15分時間を割けばよいほう。

応募する側のレベルも回を追うごとに上がってしまい(みんなYouTubeみて書くからね〜w)、簡単に済むわけもございません。

ちなみに、同じ窓口で事業再構築補助金という補助上限6000万円というやつもリリースされているのですが、そちらでも一件あたり20分がせいぜいだ、というから恐ろしいw。いろんな意味でタイヘンな世の中でございます。

折からいらしていた、ビジネス文書に精通した方に聞いてみましたら、申請書に限らず、提案書類というものはグラフィックがキーワード。

図表を詰め込んで、極力文章は明快に。できれば、箇条書きくらいに止める気持ちで、とおっしゃるでわありませんか。

ううむ、まさに高度な文章力とそれなりなパソコンスキルが要求されています(滝汗)。あんだよ、でっかいi mac持ってるくせにその程度かよ、と思われるでしょうが、その程度です(爆)。

役所に出す書類の世界ですから、キホンが窓の世界w。wordとExcelが支配するアレ。暗い気持ちになる方も多いことでしょうてw。が、こちらも必死です。今回はレストラン内に既設の動力電源を活かしたパワフルな暖房強化型エアコンの導入がテーマです。

費用にして80万円ほどのものですが、いっちょ実現させて快適な換気と暖房を両立させるべく、がんばってみます。ご来訪の折に、レストランの空調がアップデートできていたら、申請に成功したんだな、と思ってくださいませww。

 

 


クルマの教室

2021-09-17 08:52:24 | 秋の夜長のすごしかた

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?こちら長野県東部では秋の気配が濃厚。不快な台風や秋雨前線のおかげで湿気にまみれることもありますけれど、ここへきてようやくの晴れ間がやってまいりますた。

すわ、お出かけかっ、とイキんではみたものの、感染拡大と医療逼迫のこの空気の中で、どこへいってもキブンが開放されることがない。まったく暗い世の中がやってきたもんだ。

ですが、そこわ前向きなこの私(爆)、そんなひきこもりを少しでも有意義に過ごさなければ、ということで申請書の仕上げに余念がございません(そっちかーい)。

去年から続いている給付金、補助金の波は現在も継続中。そりゃそうです。後世に語り継がれる規模と期間の長期緊急事態継続。というわけでリリースされるが早いか、その日のうちに申請書を書き上げてしまう始末(爆)。

まったくいらねえスキルが身についたものでございますw。

そんな中、画像の福野礼一郎センセの最新刊。例によってカーグラの連載を再編して1冊にまとめたものですが、守秘義務の壁に阻まれてこれまで語ることが許されなかった、メーカーサイドの方々が語り手となって登場しているのが前代未聞。

つまり評論家のデタラメではない、作り手の声ということで価値が高い。

もうね、聞いたこともない事実、真実が次々に語られてしまうのは読んでいて気持ちが良くなるほど。マーカーを出してきて、アンダーラインを引きたくなるほどだ、といえばお分かりいただけるでしょうかw。

いかんせん、文章の読解能力に欠ける私では、同じところを何度も読み返しても理解不能w。睡眠時間とシミュレーターに割く時間を削って、なんとか読み進めておりますけれど、新次元。

ただし、現実には路上を走ったり、店頭で売られているクルマはこの通りにはなっていない。そういう意味で、「教科書」とは言い得て妙。センセもそこはイヤというほどご存知のはずで、だからこそ教科書なのだ、というお声が聞こえてきそう。

読了しても半分も理解できませんけれど(ダメぢゃん)、知ったつもりでいたことが次々に覆されてしまうのはよいシゲキというものです。

知ったからといって何かが変わったり、運転上手くなったり、クルマのコンディションがよくなったりするわけではありませんけれど、知って乗るのはどこか気持ちが落ち着く。そういうメリットはあるかもしれません(爆)。

枕元に置いて、一生かかって読了するのに相応しいか、と思いきや電動車への流れが今後、加速することを考えるとそれも期間限定。が、こういう時代に生まれたのは非常にラッキーだった気がする昨今。

早くどこかに出かけたいものですのうw。

 


乗ってもダメ、乗らなくてもダメw?

2021-09-03 19:23:49 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

画像は、ボクスター近影。つい先日、トクイチオートでの車検を終えて、手元に戻ってまいりますた。走行距離、50000km。

タイアがそろそろか、と思いきや、先日岐阜への豪雨の中で400kmほど走らせた結果、十分に生きていることが判明w。

走行が2万いくかどうかなので、タイヤのヤマ自体は残っていて勘違いしそうになるのですが、距離走らなくても、5年も経つとゴムが逝っている場合が多いので、要注意です。そのあたりは、低温や雨の中を走るとよくわかります。

ここがまず走らなくてもダメになる、その1。

次はブッシュ。スタビライザーの付け根にかまされたゴムブッシュの硬化が進んで、機能が少しづつ落ちているとのこと。まあ、トーゼンか。

ただし、これマイスターがアウトバーンでしごきまくった結果なので、かなり高レベルなお話だと思われますw。

さらにエンジン回りのシールからのオイル滲みが看取されたとのこと。これは処置を施したので改善される見込み、とのこと。

お分かりでしょうか、すべてゴム関連のおはなしです。それも走らせずに置いておいた結果、こうなったのだというでわありませんか!

なるほど理解はできるのですが、クルマの維持というのはなかなかにマメさが必要な模様でございます。

ちなみに今回のハイライトは2000rpmまでのアクセルに対するツキのスゴさ。もちろん、驚くようなトルク感というのではなくリニアにもっていく感じのものですが、コレ効きます。

ボクスターを走らせるのは、極力画像のような天気が良くて低温、まばらな交通量、適度なワインディングなどなどの諸条件がそろうシーンを徹底的に選んでおります。距離が伸びないわけだわ(爆)。これわつまりエンジン回転が2000rpmを下回らない範囲。

とはいえ、ニッポンのこの路上ではそうも逝っていられやせんw。

ロードスターと呼ぶには、若干重めの車重に低速トルクそこそこ、回転上げると4000あたりから豹変するタイプのエンジンを積んで、全域で抜かりないポルシェらしいバランスを誇ります。

商品名TIPTRONICと呼ばれる、ZF謹製の5速トルコンATはDレンジで普通の踏み方だと2速発進をすることから、機敏な印象に欠けるために不人気である由ですが、私の個体はここがキモ。

2000までのボトムエンドと呼ばれるアイドリングからのトルクに助けられてリニアリティたっぷり。印象としてはキレイにころがるクルマに仕上げていただきました。

現実の路上ではこの2000までのあいだにさまざまなことが起きるのが常(でしょ?)。加速、減速、急ブレーキに急加速、ここをいかにこなすかでクルマの価値が決まる、と逝っても過言ではございません。

そのあたりがこれまで以上にミゴトにしつけられている。こうなるとほとんどお宝。

このTIPTRONICとのおつきあいも気がつけばはや10年。最初はアイドリングトルクが今ほど太くなかったのと、本当の使い方がわかっていなかったせいで、どうコロがしたものかずいぶんと悩んだものですが、距離と時間の問題でした。

 Dレンジのまま、2つのペダルのふみ加減一つで、思い通りの変速を行う。このワザを習得してからは俄然やる気が出てしまい、ブレーキパッドにヒビを入れたりしたのもよいオモヒデといふものでしょう(爆)。

これまでは上記のようにシーン限定で乗ってまいりましたけれど、今後はせいぜい頻繁に乗り出してやることにいたしましょうw。

あっ、でも最近、ドイツやフランスへの緊急出張も多いからなあ〜(爆)。