嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ステイホームのまま総会を開催できるのか?

2020-05-14 19:23:53 | ブログ

画像はマックを前に悩むももちゃん。画像はもう3、4年も前のものでございます。緊急事態宣言をどうするかでもめる昨今、まだまだ街は静かなまま。

そんななか、季節はまさにベストシーズン。この例外的な5月を今年だけはいつもと違って、静かにすごせるのか、と思ったら大まちがいでした(爆)。

コロナを避けて滞在させよ、というお客さまがボチボチといらして、結構忙しい。コロナの津波を一番に被ったといわれているホテル業界の中に身を置く身としましてはありがたい限りでございます。

おいまつえん のまばらな密度と長期滞在に耐える設備がおそらくは好まれたのでしょう、お客様も殊の外、気に入られたようで、嬉しい限りでございます。この滞在は秋まで続く「予定」でございます。ありがたや〜。

離れのリニューアルはようやく日程調整の段階。電気屋と内装屋だけで完結する軽いリフォームなのですが、なにぶん40年ないしは100年ぶり。慎重に進めております。

というか職人さんが忙しがっていて、gwヲ挟んでここまで中断気味だったのですが、ようやく日程も見えてきて現在、部材の到着待ちっす。はよしてや〜、というのは簡単ですが、これは手仕事。焦らせたり、けしかけたりしてもよい結果は生まれませんて。

さて、5月とくればホテル旅館組合の総会でございます。会計を担う私としましては、準備はぬかりないし、やったるで〜、てなもんでしたけれど、どっこいコロナ禍にあってはそうはいきませんでした!

そろそろ総会に向けた資料づくりを始めておくか、と思った矢先、市内にある最大級のホテルが倒産してしまったのですた(滝汗)。

負債総額35億円といわれており、宿泊施設の倒産としては全国でも指折りの規模です。組合としてはなすすべもなく、ただ驚くばかりでございました。コロナの闇を間近に感じた瞬間でございます。

というか、経済方面に効いてくるはずのコロナ第2波はまだまだこれからでしょう。けして他人事ではありませんが、どっこいここからは固定費の勝負。この辺りだけは抜かりなくやってありますので、当ホテルはしぶといっす。

1年ないしは2年といわれていますけれど、そこを耐え抜くだけの覚悟がまずあるかどうか。この先、ものすごいことが起きる予感がいたします。

さて、巨大倒産があったからといって、総会をやらないわけにわ参りません。事務局と連携して、組合としては史上初のテレ総会に挑む、というわけですが、トーゼン難問山積。

まずは連絡手段。令和のこの時代にあっても確実な連絡手段は電話なのわ揺らぎません。よくてファックスどまり(爆)。メールだなんだといったって加盟全館にスピード感をもって行き渡らせるのはアヤシイ雰囲気っす(爆)。

学校みたいに父兄がだいたい同世代で装備も一様である、という条件があれば可能性もありますけれど、こちとらホテル旅館組合。上はバリバリの前期、後期高齢者から、お歴々が多数おられますからスリル満点でございます。

というわけで、ここから総会まではだいたい2週間。デジタルの通用しない極度なアナログな世界のなか、どこまでやれるのか。

ううむ、なかなかに良い経験がつめそうなベストシーズンなのでございましたとさ(涙)。

 

 

 

 

 


2020 ステイウイークを愉しんでおく

2020-05-03 07:29:27 | ブログ

毎年やってくる5月のこのベストシーズン。長野県中部では一年でも一番の快適さ。普段ですと、お客様がひきもきらずにいらして、毎日忙しく過ごすうちに梅雨入り、という始末なのですが、今年は様子が違います。

というか、2月からこんな様子がつづいていますから、そろそろ慢性化か、というのが正直なところか。とはいえ、感染拡大はむしろ強まっていますから、在宅のままどこまでやれるか、というのを試行中でございます。

調べますと、前年同期から売り上げが50%以上落ち込んだお店や企業には手厚い補助金がいくつも用意されているようで、これを活用しない手はない、ということになり、ご愛用の i mac をフル活用して、片っ端から申請をおこないました。

せっかちな性格なもので、発見したら最期、イッキにやっつけないと気が済まないのです。おかげで早い早い。というか、この非常事態には誰でも素早く対応できるように、窓口が簡略化されているのも非常に助かります。

また、金額数百万円にものぼる申請であっても、認証、書類の添付などを始め、すべてネット経由で可能になっているのにはたまげました。時代を感じるひとときです。

コロナのおかげで、持参してくれるな、というわけですからごもっとも。今後はこの方面の発達もいちぢるしいことでしょう。

申請が全ておっけいということになれば、ここ2ヶ月の落ち込みは全てクリアーになっちゃうレベルの大金を補助していただける「見込み」なのですが(爆)どうなりますやら。おそらく書類不備とかで揉めることでしょうが(苦笑)、期待しつつ、待つことにいたしましょう。

また、3月末に応募済みの「存続化」補助金の方も現在審査中である由。

こういうご時世だからといって審査が甘くなったりはしないでしょうけれど、この補助金は年に1回のみだったものが4回にも増やされていますから、ダメならダメで企画書を書き直すだけのことです。

審査そのものを早くしていただき、結果を早く知りたい、というのがホンネです。

支給そのものよりも、資金の目処が立つかどうかで、このさきのアクションも変わってきますから、結果が待ち遠しい昨今。ホテル内各部分の改修工事の第2弾は、現在まさに計画中。見積もりが出揃ったところで予算配分をおこなう、とそんな段階。

どこまでやれるのか、やれないのかを決める重要なこの時期にきて、補助金がころがりこめば、全然違うレベルに持ってゆける。ううむ。早くしてくれ〜!

画像は去年の今頃、近所の山に出向いた時のものです。今年のこの空気では、とてもぢゃないけれど、ハデな屋根あきのクルマに乗って、ノーテンキなドライブをかますだなんて考えにくいものです。それこそ非国民あつかい(爆)。

ので、屋根を閉めて、お買い物に動員しております(同じだって)。

気候のよいこの時期にこんなにノンビリできるなんて、多分この先2度とないはずのチャンス(あってわ困りますし)です。

仕入れや支払いに追われずにのんびりと過ごさせていただくのもまた悪くないわ、などといってノンキに構えている場合ではありませんけれど、本当のところ、どこか気が楽です。

この数ヶ月、考え抜いて達した境地か(爆)。この先も物事にせいぜい前向きに対処してステイホームに徹することにいたしましょう。