Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスの弦楽四重奏曲第1番ト長調を聴く

2013-02-09 22:54:46 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回は1883年生まれのバックスの作品の中で、
1918年に作曲された弦楽四重奏曲第1番ト長調についてとりあげる。
この作品は同年6月7日ロンドンで初演されたようである。
今回聴いたCDはマッジーニ四重奏団の演奏によるもの。
第一楽章アレグレット・センプリースは、
軽快でいきいきとして躍動的なリズムの中、
ヴァイオリンにより明るい主題が奏でられて始まる。
もう一つの主題は対照的でおだやかな主題である。
展開部は第一主題が変形されて始まり、
再現部を経て最後華やかに終わる。
ドヴォルザークを想起させるような音楽である。
第二楽章レント・エ・モルト・エクスプレッシーヴォは、
おだやかで叙情的な旋律が奏でられて始まる。
歌うように弦楽器が旋律を奏でていき、美しい楽章である。
最後は消え入るようにしておだやかに終わる。
第三楽章ロンド:アレグロ・ヴィヴァーチェは、
軽快なリズムに乗って、いきいきとした旋律が奏でられていく。
アイルランドの民謡から採られているようで、
舞踏的な感じもあり、とても躍動的である。
全曲を通して聴き応えのある曲で、最後堂々とした感じで終わる。

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