Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストのサマセット・ラプソディー作品21-2(H87)を聴く

2010-10-25 06:27:27 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
昨日は雨が降り続いていたため、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるホルストの管弦楽曲は、
サマセット・ラプソディー作品21-2(H87)であり、
この作品は1906年の終わりから1907年にかけて作曲された。
イギリス南西部サマセット地方の民謡を旋律として使っていることが、
この曲のタイトルの由来であり、民謡の収集家セシル・シャープの示唆で、
ホルストが作曲したものであり、最初に成功をおさめた作品のようだ。
曲の中では、Sheep Shearing SongやTrue Love's Farewell、
そしてHigh Germanyなどの旋律が主に使われているようである。
今回聴いたCDはノーマン・デル・マー指揮、
ボーンマス・シンフォニエッタによる演奏である。
冒頭オーボエにより哀愁漂う旋律が持続する弦楽器の音の上で奏される。
そのあと金管楽器も加わり盛り上がったあと、
弦楽器中心に民謡風な旋律が行進曲風に現れ、
他の楽器にも引き継がれ、その主題は変形されていく。
そして金管楽器も加わり、行進曲風の主題は盛り上がりをつくる。
それが終わると静まり、金管楽器中心に主題がやさしく奏される。
そしてフルート、弦楽器がその主題を軽快なリズムの中で奏し、
やがて弦楽器のみとなり、再びオーボエが冒頭の悲しげな旋律を奏で、
クラリネットがそれを引き継ぎ、最後の一音を伸ばして静かに終わる。

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4 コメント

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演奏しました (ハゼタロウ)
2010-11-02 15:56:20
はじめまして!
こんにちは、ブログ拝見いたしました。ホルスト作曲の「サマーセットラプソディ」いい曲ですよね~(^0^)中学時代、吹奏楽部でコンクールで演奏しました。(もちろん、吹奏楽用にアレンジした楽譜でしたが…)冒頭のオーボエの旋律良いですね。全体的に郷愁を帯びた曲調が好きでした。ただ、弦楽器のパートをかなり強引に吹奏楽に置き換えてあるのでかなり難易度の高い曲でした。当時、この曲に関する資料・音源があまり無くて苦労しました。ホルストと言うとどうしても「惑星」が有名なんで仕方ないですかねぇ f^_^;
ブログ拝見して曲の詳細を知る事が出来ました。ありがとうございました m(_ _)m
_
やはりいい曲ですね (おおくぼっち)
2010-11-03 06:59:54
ハゼタロウさん。コメントありがとうございます。「サマセット・ラプソディ」を演奏した経験があるとのことで、あれを吹奏楽版にすると
冒頭のオーボエはいいとして、どんな感じになるんだろうと思うと、結構演奏の大変さが想像できます。しかし、本当に短いけどいい曲ですね。最近はブルック・グリーン組曲も吹奏楽版で演奏するのもあるようで、弦楽オーケストラのための作品が吹奏楽版に編曲されるとどうなってしまうのかあまり想像がつきません。やはり、ホルストというと吹奏楽と関係深いのでしょうか。合唱曲も含めいい作品はあるのですが、まだあまり知られておらず残念です。
難易度は高いです・・・ (ハゼタロウ)
2010-11-03 10:18:21
お返事ありがとうございます!
冒頭の部分は、吹奏楽版だと主旋律はオーボエで、バックのロングトーンはクラリネットになっています。中学生にとっては難しすぎました
f^_^; 今度、原曲も聞いてみようと思います。
やはりクラリネット (おおくぼっち)
2010-11-04 05:10:48
ハゼタロウさん、コメントありがとうございます。やはり、どうしても管弦楽曲を吹奏楽版に編曲するとクラリネットが弦楽器の部分など大変なところをやることが多くなりますね。是非原曲も聴いてみてください。

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