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ニコライ・ミャスコフスキーの交響曲第2番嬰ハ短調作品11を聴く

2012-04-08 17:30:38 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
一昨日、昨日とウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、ミャスコフスキーの交響曲第2番嬰ハ短調作品11。
この作品はペテルブルク音楽院を卒業したあとの
1910年から1911年の間に作曲され、1915年4月に初演された。
聴いたCDはゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
ソヴィエト国立文化省交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、ソナタ形式で書かれている。
短い序奏のあと弦楽器が暗いが情熱的な感じの主題を行進曲風に奏でる。
そのあと現れる旋律は木管楽器を中心に奏でられていくが、
これも暗く叙情的な旋律で、金管楽器が加わり盛り上がりもする。
そして弦楽器中心に叙情的な旋律が奏でられていく。
第一主題から変形されて始まる展開部と再現部を経て、
金管楽器と打楽器により盛り上がり、最後華々しく終わる。

第二楽章モルト・ソステヌート-アダージョ・セリオーソ・マ・
エクスプレシーヴォは、暗く思いつめたような旋律で始まる。
やがて金管楽器がコラール風に旋律を奏で、再び最初の旋律が奏でられる。
中間部でオーボエが奏で、フルート、クラリネットが受け継ぐ
明るく民謡風の旋律が対照的で印象的である。
その後曲は、やがて徐々に情熱的な盛り上がりをみせていく。
その盛り上がりが終わると、再び冒頭の旋律が奏でられて、
明るく民謡風の旋律が木管楽器により奏されていく。
ロシアの自然を感じさせるようなこの楽章は、最後おだやかになり、
ティンパニが響き、弦のピッチカートが奏されて終わる。
第三楽章アレグロ・コノ・フォーコは、前楽章に続く感じで始まる。
弦楽器中心に奏される旋律は不安を思わせる感じで、
続けて金管楽器が入り盛り上がり、弦楽器中心にフーガ風に展開したあと、
チェロが歌うような旋律を奏で、そのあとは弦楽器と金管楽器で緊迫した音楽になる。
やがて弦楽器と金管楽器中心に徐々に盛り上がっていき、
再び弦楽器中心にフーガ風に展開していく。
そして、弦楽器中心にロマンティックな音楽が奏でられたあと、
金管楽器が入り情熱的に盛り上がりをみせ、
トランペットと打楽器でクライマックスを築き、
最後は悲劇的な感じのまま重々しく終わる。

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