Mars&Jupiter

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アラン・ホヴァネスの交響曲第25番「オデッセイウス」作品275を聴く

2016-06-05 07:33:26 | アラン・ホヴァネスの作品
アラン・ホヴァネスの特集については次回で終わりにします。
今回聴いたのはアラン・ホヴァネスが1973年に作曲した、
交響曲第25番「オデッセイウス」作品275である。
聴いたCDはアラン・ホヴァネス指揮、
ポリフォニア管弦楽団の演奏による。
第一部は、神秘的な波のリズムと音型で始まる。
そのあとは弦楽器のピチカートの上で、
木管楽器が日本風の旋律を奏でていく。
そのあとは弦楽器のみになり、旋律を奏でていく。
そして、オーボエなど木管楽器が叙情的な旋律を絡ませ、
次にはトランペットやホルンが歌うような旋律を奏でていく。
そして、フルートが叙情的な旋律を奏でていく。
再びトランペットとホルンが旋律を引継いでいく。
そのあとはチェロが奏でる旋律をもとに、
弦楽器によるフーガ風の展開があったあと、
打楽器が入り嵐のような荒々しい感じになり、
トランペットなど金管楽器で盛り上がったあと、
静かになって弦楽器が優しく旋律を奏でていく。
やがてオーボエやフルートなど木管楽器が絡み、
そのあとは打楽器が刻むリズムに乗って、
力強い舞踏風の旋律が奏でられていき、
弦楽器のみの部分となり、それが再び荒々しい感じになり、
再び力強い舞踏風の旋律が奏でられ、盛り上がって突然終わる。

第二部は低弦のピチカートの上で、
弦楽器が神秘的な音型を奏でて始まる。
そして3つのヴァイオリンが絡み合い、
そのあと弦楽器全体で叙情的な旋律を奏でていく。
それにホルンやトランペットも絡んでいく。
そのあとは弦楽器のみとなりグリッサンドを入れた音型を奏で、
そのあと打楽器と金管楽器によりその雰囲気は壊され、
荒々しく激しい感じになり、グリッサンドが用いられる。
弦楽器と打楽器の交互のリズムのやりとりが続く。
金管楽器はエキゾチックな雰囲気を漂わせ盛り上げ、
いったん静かになると、弦楽器の伴奏の上で、
フルートが叙情的な旋律を奏でていく。
そして、鐘の音とともにトランペットが、
コラール風の旋律を奏でて、ホルンもそれに応える。
その旋律を弦楽器が引き継いで奏でたあと、
ホルンがコラール風の旋律を奏でて、
低弦はうごめくような音型を繰り返す。
最後は祈るかのような穏やかな旋律が、
弦楽器に現れ、それにホルンの旋律が絡み、
それに応えるようにトランペットやフルートも絡んで、
波のような弦楽器の音型とヴィブラフォンの音、
低弦のうごめくような音型が繰り返す中、静かに終わる。

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