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レイフ・カイサの交響曲第1番を聴く

2013-07-13 08:23:39 | 古典~現代音楽デンマーク編
ここのところの猛暑で、ウォーキングはお休みしています。
今回取り上げるのは1919年生まれのデンマークの作曲家レイフ・カイサの作品で、
1937年から38年にかけて作曲された交響曲第1番である。
レイフ・カイサは幼い頃から少年合唱団で歌い、グレゴリオ聖歌に親しみ、
1936年コペンハーゲンにある王立デンマーク音楽アカデミーに入学して学び、
その後ストックホルムに行き、指揮法をトル・マンに師事し、
ヒルディング・ルーセンベリに作曲を師事した。
その後はオルガニスト、指揮者として活躍するとともに、
コペンハーゲンにあるカトリックの教会の司祭も務めた。
今回聴いたCDはマティアス・エシュバッハー指揮、オルボア交響楽団の演奏による。
単一楽章制のこの交響曲は弦楽器と金管楽器により悲劇的な感じで始まり、
力強い旋律が奏でられて盛り上がったあと静かになり、
弦楽器のユニゾンで素朴な旋律が奏でられ、
金管楽器や木管楽器が徐々に絡んでいく。
金管楽器はコラール風な旋律を奏でていき、それを弦楽器が受け継ぐ。
そのあとは弦楽器が速い動きの旋律を繰り返していき、
金管楽器がそれに加わり、ブルックナー風の響きとなる。
ニールセン風でもあるが、この後半の部分も聴き応えがある。
行進曲風に進行しながら、金管楽器が鳴り響き最後は一音を伸ばして終わる。

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