Mars&Jupiter

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ヨハネス・ブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77を聴きながら片倉町から上星川まで歩く

2009-04-08 20:30:52 | ヨハネス・ブラームスの作品
今日は片倉町から上星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1833年生まれのブラームスの作品。
ブラームスは有名な作曲家なので略歴は省略する。
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77は、ヴァイオリン奏者で、
親友のヨーゼフ・ヨアヒムのために1878年に作曲された作品である。
初演は1879年にライプツィヒ・ゲヴァントハウスにて、ヨアヒムの独奏、
ブラームスがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮して演奏された。
今回聴いたCDは、ミルシティンのヴァイオリン、ヨッフムの指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるものである。

第一楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、ソナタ形式による。
管弦楽によるユニゾンによるのどかな旋律と
牧歌的で、哀愁も含んだ第一主題に続き、
堂々として劇的な感じの第二主題が現れる。
ヴァイオリン独奏が加わり、カデンツァ風の鮮やかな演奏を
披露したあとに、第一主題と第二主題を奏する。
ここでみられるブラームスの音楽は、
円熟へと向かっていくような充実感をもっている。
ヴァイオリンの高度な演奏技術を要求しているところもあり、
一方で、ロマンティックで甘美な調べがいい。
展開部を経たカデンツァはミルシティン自身によるものだが、
その演奏技術はあざやかで、素晴らしく、最初の主題が再現され、
最後は管弦楽と共に盛り上がって堂々と終わる。

第二楽章アダージョは、三部形式によるのどかな音楽である。
独奏オーボエの音色は魅力的であり、牧歌的である。
サラサーテはそれをぼんやり見ているのは我慢ならなかったようで、
それだけオーボエの旋律は美しいのだが、
それを引き継いで奏するヴァイオリンも甘美である。
最後は、平和な感じで静かに終わる。
第三楽章アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ、
ヴィヴァーチェ-ポコ・ピュ・プレストは、
ロンド・ソナタ形式で書かれており、主題は印象的である。
だからこそ、この協奏曲は名曲なのかもしれない。
ドイツ的な粗野で堂々とした感じが聴いていて爽快であり、
中間部のトルコ風の感じもおもしろい趣向である。
最後はヴァイオリンと管弦楽により堂々と華麗に終わる。

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