Mars&Jupiter

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ヨハン・ネポムク・フンメルのミサ曲ニ長調作品111を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-07-19 09:47:05 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングをする時間が取れなかったので、
今朝5時半頃に起き、二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1778年生まれのフンメルの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
ミサ曲ニ長調作品111は、1830年頃に作曲されたようだ。
今回聴いたCDは、スーザン・グリットンのソプラノ、
リチャード・ヒコックス指揮、コレギウム・ムジクム90の演奏による。
第一曲キリエの序奏で感傷的な旋律が奏でられ、
合唱がその序奏に導かれキリエを歌いだす。
悲愴的な部分と穏やかな部分が現れ最後は静かに終わる。
第二曲グローリアは、堂々とした管弦楽と合唱の歌で始まる。
Qui tollis peccata mundiのところでは悲しい感じの曲になるが、
再びそのあと冒頭の華々しい音楽が流れ、
そのあとは対位法風の音楽となり、盛り上がっていく。
このあたりのフンメルの作曲技法はなかなかである。
最後はアーメンを繰り返しながら、堂々と終わる。

第三曲クレドは、ホルンの吹奏から始まる。
そのあと合唱が入って歌が続くが、Et incarnatus estから、
独奏チェロと合唱となり、そういった独奏楽器と合唱の組み合わせが面白い。
ドイツらしい部分を感じさせる音楽であり、
ベートーヴェンと同時代の作曲家であることが分かる。
この曲も最後の旋律が対位法風に絡まっていくところがいい。
最後のアーメンを繰り返しながら、堂々と終わるところは第二曲と似ている。
第四曲サンクトゥスは、モーツアルトの有名なピアノ協奏曲を思わせる。
そんな牧歌風で穏やかな感じで始まり、合唱が加わり神への感謝が歌われる。
第五曲ベネディクトゥスは、木管楽器などを中心にのどかな旋律が奏でられ、
合唱が加わり華やかになり、最後は木管楽器中心となり静かに終わる。
第六曲アニュス・デイは、合唱によってゆっくり静かに始まる。
少し哀愁漂う感じであるが、後半からは金管楽器が加わり華やかになり、
合唱と共に盛りあがりをみせたあと、最後は穏やかに終わる。

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