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フェルディナント・フォン・ヒラーのピアノ協奏曲嬰へ短調作品69を聴く

2015-03-11 06:10:01 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日ウォーキングは休みました。
今回取り上げるのは1811年ドイツ生まれのヒラーが、
1856年に初演したピアノ協奏曲嬰へ短調作品69である。
フェルディナント・フォン・ヒラーは、
ユダヤ系の音楽家で、ヨハン・ネポムク・フンメルに師事した。
ピアニストとしても活躍し、指揮者としても活躍し、
ケルン音楽院の院長にも就任し、教育活動にも従事した。
聴いたCDは、マイケル・ポンティのピアノ、
ルイ・フレモー指揮、ルクセンブルク放送管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章モデラート-マ・コン・エルジーコ・エ・コン・フォーコは、
ピアノと管弦楽の荒々しい音の掛け合いで始まる。
力強い主題とピアノの技巧的な演奏の部分がみられる。
流れるピアノの部分はショパンをも感じさせる。
第二楽章アンダンテ・エスプレッシーヴォは、
ピアノの甘くゆったりとした感じの旋律で始まる。
それに管弦楽も絡んでいき、情熱的に盛り上がっていく。
ここでもピアノが中心であり、ドラマティックな展開がみられる。
第三楽章フィナーレ:アレグロ・コン・フォーコは、
軽快な感じの旋律が奏でられ、ピアノがそれを受け継いでいく。
力強く生き生きとした主題が奏でられていく。
ピアノと管弦楽の力強い競演が続いていき、
とても華やかに盛り上がりをみせて、最後は力強く終わる。

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