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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第2番ホ短調を聴く

2016-09-19 08:54:33 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1930年から31年に作曲した交響曲第2番ホ短調である。
演奏はマーク・ハインドリーのオルガン、リンダ・コクレインの第1ピアノ、
ジュディス・キーニーの第2ピアノ、マーティン・ブラビンズ指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団によるものである。
第一楽章アダージョ・ソレンネ-アレグロ・アッサイは、
ティンパニの鈍い音に木管楽器が加わり、
低弦のピチカートと金管楽器が入る。
そして、フルートとオーボエが旋律を交互に奏で、
弦楽器がそれを受け継いでいき、
金管楽器も加わり盛り上がったあと、
ハープの音とともに低弦がゆったりとした旋律を奏で、
再び盛り上がったあと、弦楽器が力強い旋律を奏でる。
そして金管楽器が加わり盛り上がったあと、
フルートなど木管楽器と弦楽器で甘美な旋律を奏でる。
そのあと木管楽器と金管楽器による穏やかな部分が続き、
弦楽器による情熱的な部分となり、盛り上がりをみせ、
いったん穏やかになりフルートと弦楽器が奏で、
独奏ヴァイオリンが旋律を奏で四重奏的な部分となる。
そのあと弦楽器と木管楽器による部分に金管楽器が絡み、
弦楽器による甘美な旋律が再び奏でられたあと、
ティンパニと金管楽器が加わり、盛り上がりを見せ、
いったん静まり、フルートとファゴットが旋律を奏で、
ティンパニの音のあと金管楽器が入り、
ティンパニの音だけが残り、そのまま次の楽章に続く。

第二楽章アンダンテ・ソステヌートは、
木管楽器の奏でる旋律で始まり、その旋律を繰り返す中、
金管楽器と打楽器が入りやがて弦楽器も加わり、盛り上がる。
そして、木管楽器中心に旋律を奏でていき、
それを弦楽器が引き継いでいき、
やがて金管楽器中心に盛り上がる部分を経て、
フルートなどによる幻想的な部分が続き、
弦楽器と金管楽器で息詰まるような緊張した部分となる。
そして、独奏ヴァイオリンと木管楽器が絡む部分を経て、
金管楽器が鳴り響き、そのあとは穏やかな感じになり、
歌うような旋律を弦楽器で奏でていき、
フルートの音が残り、最後は穏やかに終わる。
第三楽章アダージョ・アッサイは、
ハープの音と弦楽器、そしてピアノで軽快な旋律が奏でられ、
ホルンがそれに絡み、舞踏的な感じの音楽が展開される。
そしてトランペットなど金管楽器が活躍するが、
このあたりのリズミックな感じはなかなか聴いていて楽しい。
荒々しい感じで、金管楽器が吠えるようなところが終わると、
いったん静まり、弦楽器が美しい旋律を奏でていき、
ハープが絡み、やがてホルンも絡んでいき、
木管楽器だけの部分になり、そのまま次の楽章に続く。

第四楽章レント・マエストーソエ・メストは、
弦楽器の奏でる旋律で始まり、そのあと木管楽器が受け継いでいく。
ホルンが続いて旋律を奏でて、弦楽器の奏でる旋律が繰り返され、
オルガンの音も入り、重厚な感じになる。
金管楽器と打楽器で盛り上がったあと、
何度も弦楽器が奏でる冒頭の旋律が繰り返されながら、
様々な楽器がそれに絡んでいくことを繰り返す。
そして弦楽器のみの合奏の部分となり、
そのあと金管楽器とオルガンが加わり重厚な感じとなり、
弦楽器が情熱的な旋律を奏でていき、
打楽器も加わり盛り上がりをみせたあと、
幻想的な音楽と荒々しい感じの音楽が交互に現れ、
鐘の音が鳴り響き、ホルンの吹奏が続いた後、
クラリネットが旋律を奏でて、冒頭の旋律も現れ、
これが繰り返されたあと、弦楽器のみになり最後静かに終わる。

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