この時期の仕事にキノコの植菌があります。寒い時期にすると雑菌の少ない間に作業を終えることが出来ます。ただ、この時期の寒さで植菌しても菌の成長は弱く、シートなどを掛けて保温することになります。ホダ木に植菌をする時は、ホダ木は乾燥し枯れている方がキノコの菌は早く広がりますが、乾燥しているので菌の成長が遅れ気味になります。そこで植菌後は水を掛けてホダ木に水分補給が必要になります。今年はホダ木の集まりが悪いのでナメコだけしか出来ませんでしたが、桜の咲くころまではまだまだチャンスがあるので、ホダ木さえ手に入れば他のキノコも試してみたいものです。
以前の冬の大寒波で甚大な被害があり、半数以上を枯らせてしまった経験から、冬場は室内に入れているキンリョウヘンに水やりをしました。以前は暖かそうな日に外に出して、水が鉢から流れ出るまで水やりをしていましたが、色々な情報などから表面が乾いたら霧吹き等での水やりが多くありました。山野草にとって水やりは最後まで分かりにくいテーマです。何しろ自然に育っている植物を鉢などの限られた環境で育てるので、また別の全く違った方法が必要になってくると思います。どのようなベテランでも日頃育てている環境では最高の技術を発揮できても、新しい環境になると全ての経験は生かせないかもしれません。一刻もその環境にあった育て方を見つけ出すことが、もっもと素晴らしい育て方が出来るようになるのかもしれません。
長い間雑草刈に行っていないところに、久々に行ってきました。辺りは雑木や雑草に覆われ雑木にはクズの蔓が枝先まで延びて大きく育っています。蔓は太い枝を切ることのできるハサミでも到底着ることの出来ない位の太さです。下の方をノコギリで切り、出来るだけ上の方まで蔓を取り除きます。茎には蔓が巻き付いた跡が残り、もう少し早く救いに来れたらよかったのに可哀想なことをしました。
年末にソバを打って以来久々のソバ打ちです。新四つ出しを試行しはじめて大分経つのですが、今一しっくりきません。形を崩さずにすると大きさが足りず、大きくすると形が崩れます。それで一つ前に戻って丸出しを大きくすることにしましたが、大きくなった分薄くなり四つ出しに用心しないと、やはり形が崩れるので注意が必要でした。色々試すことで慣れも出てくるし、良いアイデアも出るかもしれませんのでもう少し練習を続けることにします。その他には丸出しに時間が掛かるのと形と厚みにむらが出ることです。更に打粉を振る時に均一に振れるようにすることも必要です。
蔵の片付けをしている時に、昔お世話になったカセットテープが出てきました。若い人はCDやMOやSDカードなどデジタル媒体に慣れ親しんでいるのでしょうが、その昔はアナグロ音源だけで長い間カセットテープが君臨していました。その前はレコードが全盛で小さな頃はレコードで、その後ラジカセが若者の憧れになっていきました。そういえば一番最初のボーナスで買ったのもラジカセでした。発見したカセットテープのケースには懐かしい曲名が書いてありましたので、早速聞いて懐かしさが込み上げてきました。その中でカセットをセットして再生させた途端、リバースになったので変に思いストップさせカセットを調べてみると、巻き取れない程固着しています。昔はよくカセットの調子が悪くなるとバラして修理をしたので、少し調べることにしました。ネジを取り開けてみるとテープとテープ押さえのシートにカビが付いています。どうやらこれが原因で動かなかったようで、アルコールでカビを拭き取ると動くようになりました。動くようになりましたが上手く音が出るか分かりませんが明日にでも聞いてみることにします。
