若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

がま口

2014-09-29 03:57:44 | 日々雑多

ぐるりと見回すと私の周囲には、「がま口」の付いている小物が、それはそれは沢山あります。どうやら好きなんだな、と気づいたのは数年前、その前から手に取ることは多かったように思います。

 

がま口のお財布って、日本特有のものなのかな?海外でも、お札入れとセットのがま口財布ってありますか?なんとなく、和柄と合わせて使われることが多いような気がするので、勝手に「日本の♪」と決めつけていましたが、そんなことないのかもしれません。あの、パチンっ!という「閉まりました!いま、絶対にちゃんと閉まりました!」って感じがとても好き。単純にルックスもかわいくて好き。抜け作のわたしがつい閉め忘れるファスナー口と違ってほぼ開けっ放しにしない(できない)ところも魅力。最近は若い方にも人気があるのか、雑貨やさんでもかなり豊富な種類を目にすることが多くなり、がま口好きには、嬉しい限りです。

 

そんな私のもとに、先日贈り物が届きました。「あーーー、がま口~♪ しかも、ずーっと欲しかった形のポーチだぁ。こないだの長野旅行のカエル雑貨専門店で悩んだ末に諦めた形だぁー!」と、お礼の連絡をしたところ、「前に、好きだって小耳にはさんだから。」との返答。嗚呼、贈り物って、こーいう想いが贈られてくるものなんだなぁ、ってしみじみ思います。覚えててくれたこと、お母様とのショッピング中に、「あ、これ、Ogu(←私です)に送ってあげようっと。」と思ってくれること、そのすべてが嬉しかったなぁー。

 

幼い頃に親戚のおばさんに頂いたピエロ柄のポーチがとにかくお気に入りで、OLになってもずっと使い続けていたのに、布が擦り切れてしまって穴だらけになってしまい断念したのが数年前。ずっとずっと探していたポーチ流浪の民生活にやっとピリオドを打つことが出来ました。前回のピエロポーチに続き、この猫ポーチも20年くらいは使っていきましょう!


道でバッタリ

2014-09-25 09:43:23 | 日々雑多

道や駅、ましてや、足利以外の場所で知人などの顔を見掛けると、なんだか妙に嬉しくなっちゃったりします。以前、北千住の駅で、「あ!誰だっけ?すごーく知ってる方だ!」と思って、思い切りニッコリ挨拶して、後から考えたらあちらはこちらをご存じのはずがない、地元の大きな企業の社長さんでした(笑)。有名な方なので、まぁ、「よくあることだ。」と思ってくださったでしょうけれど。

 

先日、ある交差点の黄信号で停まりました(わたしは南北ラインの先頭車両)。見るともなしに東西ラインに停まっている先頭車を見たら、実家の父でした。フロントガラスから必死で手を振り、猛アピール。さすがに、交差点の中でクラクションを鳴らす訳にもいきませんから、なかなか気づかない父に向かい、「おーい、おーい、おとーーさんーーーん。」とオーラ送りまくり。当方の右折レーン矢印の間中、頑張りましたが、父は気付くことなく、ぶーーん、と走り去っていきました。横断歩道をゆっくり渡っていく歩行者の方々が、「……気付かれなかったのね。」と同情の視線でわたしを見ていました。

 

女子高生時代、母の運転する車に女子友すーちゃんと乗っていたら、ある交差点の信号待ち中、くるくるくるくる……と自転車でその場を回り続けている男子高校生を発見しました(以下、一部記憶欠落のため、脚色あり)。

 

わたし:「みて、みて、あの人~。足つかない選手権やってるんだよ、ひとりで。」

すーちゃん:「ほんとだー。あははは。」

わたし:「かわいいねー。あははは。」

すーちゃん:「あ、あれ、4組だった松本くんじゃん?」

わたし:「あー、ほんとだー(笑)。変なやつー。」

 

まぁ、控えめな女子高生だった私たちは窓を開けて、「まつもとくーーん、何やってんのーーー」とは言わず、静かにくすくす笑いながら追い越しましたけれど。

 

 

さて、先述の父ですが、納品を終えて帰宅したら、マツモト写真に来ていました。なんのことはない、二代目とわたしが大好きな『山清ストアのあられ』と、『永島しげお農園の梨』を持って、わき目も振らずに我が家へ向かってくれていたのでした。お後が宜しいようで。

 

 


POPでCUTEなセカオワメロディー♪

2014-09-23 22:32:06 | Sekai no Owari

なるほど、これが「歳をとる」ということか、と切なく感じている今日この頃です。

 

最近、それはそれは気に入ってしまった音楽があって、熱病のように聴いていますが、どうも照れます。このタイトルも、相当迷った末につけました(彼らのある曲に出てくる歌詞の一部です)。同年代の人に恥ずかしそうに白状すると、「あー、うちの子が好きだよ。」という反応のかえってくることが多いこと、多いこと。いま、中高生には絶大なる人気をほこるバンド『SEKAI NO OWARI』(略して、セカオワと呼ばれています)。すっかり、魅せられてしまったようです。

 

同じような体験を高校生のときにしたことがあります。ある日、何となくお茶の間でつけたTVに出ていたのが、当時、まぁまぁな人気だったバンド『ユニコーン』(今ではすっかりおっさんバンドになってしまいましたが、当時はちょっぴりカッコいいルックス)でした。ハチャメチャな音(および歌詞)で、普段の自分なら全く興味を抱かない音楽のはずなのに、気になって気になって仕方ない。それでも、ミスタードーナツに行くのが関の山の田舎高校生にはなすすべもなく(今みたいにインターネットとかありませんからねー)、おこずかいを貯めてCDや彼らが載っている雑誌を買い漁る程度の活動をしていました。結局、コンサートに実際に足を運ぶことはありませんでしたが(自力でそーいうことが出来るようになった頃、彼らは解散していました。数年前におやじバンドとして?めでたく再結成しています)、今でもユニコーンが新譜を出せばとりあえず買うし、聴く。私にとっては、昔仲良しだった従兄弟みたいな存在です。

 

それ以来、何かの『ファン』になるということは絶えてありませんでしたが、ここにきてこの意外な熱病発症。便利な時代で、コンサートの光景などもネットで自由に拝見することが出来るし、彼らの人となりもブログなどで頻繁に発信されて、身近な存在になるのはいとも簡単です(一方的ですけどね)。経済力的・都会行動力的にも、コンサートへ行くことは当然可能かと思いますが、なんだろう、この躊躇する想い。嫌になっちゃうなー、歳をとるってこーいうことなのねー、『実は、セカオワが大好きなんだー』と家族に話すのにさえ半年以上かかったんですからねー(笑)。

 

安室ちゃんや韓国の脚の長いお嬢さんたちのコンサートにも、ガンガンお出掛けになっている昔の上司(普段はバリバリ・ブリリアントビジネスマン!)にコツを伺って、私もセカオワ・ライブに、いつか、挑戦しようかな。足利市民会館に来てくれたら、行き易いんだけどなー。


遊五郎

2014-09-17 02:17:25 | 日々雑多

このブログにも何回も書いたかもしれませんが、幼い頃~大人になるまで、実家には「遊五郎」という犬がいました。とても賢い子で、高校生のときなど散歩の度に悩みを打ち明けると、「そんなことも、分からないのか。」と呆れた顔で見られたりしていました。

 

今日、ふと思い立って、「遊五郎」の写真を集めて入れていたアルバムを1冊分、スキャンしてデータ化しました。旅行などの後、フィルムが余ると適当に撮影していた彼の写真が、いまどんなに宝物なことか。亡くなった祖母や、近所のおばあちゃん、若かりし頃の家族が一緒に写っていたりして、なんとも懐かしい一冊になっていました。

 

 

その中でも私が特に好きな写真があります。実は二代目は、犬が苦手なんだそうです。でも、私の実家に挨拶に訪れたとき、ちゃんと遊五郎にも挨拶をしてくれました。そのときの、「まぁ、オマエならいいか。許してやるか。」と遊五郎が言っているかのような一枚。良かったなー、遊五郎にちゃんと二代目を紹介できて……と、この写真を見る度に妙に安心するのです。

 

 

I miss him so much. 首のまわりをくしゃくしゃくしゃって撫でまわして、遊びたいな。触りたいな、遊五郎に。 


音楽が好きなのねー

2014-09-10 21:38:51 | 音楽(足利市民合唱団)

パン屋さんの駐車場にバックで、えいさほいさと入れていたら、バックミラーであるお宅のお茶の間が丸見えでした。リラックスウエアのおばあさまが、パチンパチンと足の爪を切っている姿が目に飛び込んできて、「なんていうか、パン屋さんのお客さんに一日中プライベート丸見えって、ちょっと可哀相かも。」と思いながらエンジンを止め、ドアを開けたら……

おばあさまの座っている窓際から漏れ聞こえてくるのは、大音量のオーケストラ!臨場感ハンパなし!低音お腹にどーん!駐車場の前にちょっと高めの(←注:足利レベルでは)建物があるため、反響してくるのかな。その意外性、めっちゃカッコ良かったです。

 

同じ日の午後。病院の自動ドアをくぐったら、車椅子のおばあさんがじーっと壁を見つめて空間にポツンと座っていました。「なんだろう?誰か待ってるのかな。つらいことでも、あったのかな。」と気にしていたら……

かわいい音楽が頭上から流れてきました。ふっと見上げると、壁には結構な大きさのからくり時計があり、白いドレスの人形たちがくるくるとダンスを踊り始めました!こども達が駆け寄ってきて、通りがかりの人たちも歩みを留めました。ふと、そのおばあさんに目を移すと、首を左右に振りながら、とても楽しそうに聴いていらっしゃいました♪ そっかー、これを見るために、待ってたんだー。ディズニーランドのショーの場所取り的心境と同じかー、と何だか嬉しくなっちゃいました。

 

音楽ねー。いいよねー。


断捨離

2014-09-08 00:36:53 | 日々雑多

一時期、巷で大流行りだった「断捨離」。私の周囲で、なにやら挑戦している(ハマっている)人が多い模様。ほぉ、では時間のある夏に、ひとつ挑戦してみますか、と重い腰をあげました。

 

マツモト家で断捨離選手権をしたら絶対優勝する自信はありますが、それでも「箱コレ棚」などを作っているようでは、このムーブメントには乗り遅れていると言わざるを得ないのでしょう(箱コレとは:お菓子などの空いた箱を、何かのときに使おうと、ただ無意味に保存しておくこと)。昔は結構な頻度で引っ越しをしていたので、その度にナンダカンダで片付いていた荷物たち。今では、「この引き出し、もう2~3年、開けていないんじゃないか……」なんてことはザラ。要するに、そこに入っている物すべて、全く必要ないって訳です。でも、「どれどれ……」と開けてみたが最後、結構楽しい時を過ごせちゃったりして、「へへへ、まぁ、別にこの引き出しを他に使う予定もないしさ。」などと、一人ごちて蓋をしてしまったことも。

 

ところが、二代目が「やむなく捨てるものは、写真に残せばいいんだよ。」と、教えてくれました。そーかー、なるほどーー!と、首まわりがヒョロンヒョロンに、生地もスケスケになってしまいもう用無しなんだけど、気に入り過ぎてて捨てられなかったTシャツや、転職祝いに!と自分へのプレゼントで奮発したはいいが、どうにも可愛らし過ぎてもう2度と着られないワンピースなどを、この夏は思い切って処分しました。

 

洋服(順調!)→くつした(順調!)→靴(順調!)→本(いまいち)→年賀状(読むだけ読んで結局また全部しまった)→自分たちが結婚したときに頂いたお祝儀袋(あー、〇〇ちゃん元気かなぁ。メールしてみよー、などと思っただけで、箱を締めた)→雑貨およびちっこいぬいぐるみ(遊んだ上に、引き出しから出してきちゃった子たちまで居て、よりぐちゃぐちゃになった感さえある)……

 

「まぁ、いいや。仕事引退したら、ゆっくりやろう。」と、デスクに後生大事に飾っているこんなもの をぼんやりと眺めながら、諦めてしまった2014年の夏でした。


ガンバレ受験生!

2014-09-03 10:39:10 | 日々雑多

ガラガラのローカル線にて。

 

<登場人物>

外国人の方2人。路線図広げて、なにやら相談中。(仮名:ジョンさんとボブさん)

英語の参考書で勉強中の学生さん。赤いマーカーをひいて、緑の下敷きで隠す伝統的な勉強中。(仮名:タクヤくん)

 

-<行く先が不安らしいジョンさんとボブさん>-

わたし:『声かけてあげようかなぁ。乗り換え位なら最近の私の英語力でも何とかなるかなぁ……でも乗り換え、分からなかったらどうしよう?』

 

ジョンさん:(タクヤくんに向かって) スイマセン…(←日本語)

 

タクヤくん:No, No English!

 

わたし:『うぅ、絶対大丈夫なのになぁ。でも私がここで声掛けたら、タクヤくん恥ずかしいよなぁ・・・うーん……』

 

タクヤくん:(30秒ほど考えたあと、おもむろにジョンさんとボブさんのもとへ)

 

ジョンさん:(嬉しそうに質問)

 

タクヤくん:(一発で質問内容を理解したらしく、) OK, 4 Stations. 4 Stations.

 

ジョンさん:Oh! 4 stations!

ボブさん:4 stations!!!

タクヤくん:Yes, 4 stations. (席に戻る)

 

-<次の次の駅で学生さん、降りる。車内はちょっと混んできていたが、ジョンさんが目ざとく気付き、>-

ジョンさんとボブさん:Thank you! Thank youuuuuu!!!

タクヤくん:(照れ笑い)

 

-<更に次の次の駅で、ジョンさんとボブさんは無事降りて行きました>-

 

タクヤくん、参考書5ページ分くらい英語に自信を深めたんじゃないかな。同時に、「もっと勉強して英語ちゃんと喋るんだ!」ってやる気スイッチ押したかも。がんばれ、タクヤくん(たぶん、受験生)!