若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

早起き

2009-05-31 22:47:00 | 日々雑多
OL2年生のとき独り暮らしをスタートしましたが、自分で家賃を支払える街を探したところ、電車に1時間以上も乗る街まで遠ざかってしまい、通勤にものすごく苦労しました。中央線という電車は非常に混雑するので、満員電車にトライしてみたところ、私は本気で(冗談や誇張ではなく)命の危険を感じるほど呼吸ができませんでした。人々の肩より下に顔がくるので、真上を向いて金魚のようにパクパク息継ぎをするような感じでした。

その結果、私が生み出した方法は、『みんなが寝ている内に』作戦。始発に乗り、7時前には職場に着く毎日。部署の鍵は私が開け、デスクで朝ごはんを食べ、仕事では接点がないのに「早起き」という共通点のあるおじさまとすっかり仲良くなったりもしました。

しかし当然、そんな不自然な日々はツライのです。だって夜は夜でカラオケに行ったり、長電話をしたりしていた訳ですから。あるとき、歯医者さんの椅子の上で熟睡してしまったことをキッカケに「お金よりカラダが大事だ」と会社から15分の街に引越しを決意したのでした(そしてこの引越しが遠因で、私は中学時代の同級生である二代目と再会することになります。その話はまた後日)。

あの1年間、私は毎日5時前に起きていたはずなのですが、すっかり夜型人間になってしまった今日この頃。明日は足利市の初山ペタンコ祭りの撮影で、朝4時起きです。あぁ、不安だ……。

めおとカルミナ

2009-05-30 10:45:30 | 音楽(足利市民合唱団)
合唱団には、ご夫妻で参加されていらっしゃる方々がいます。趣味を共有しているだけあって、それはそれは仲良しオーラがバッシバシ!です。

残念ながら、二代目と私はあまり趣味が一致していません。彼は理系、私は文系。彼は静かに呑む派、私はわいわいガヤガヤ派。彼は食いしん坊、私は小食。彼は石橋をちゃんと叩く派、私は渡ってから振り返る派。彼は『ダイハード』派、私は『プリティウーマン』派。そんな訳で、今まで二人の趣味で一致しているのは、ジェットコースターに乗ることくらいです。

ところが、今回の足唱定期演奏会では、二代目が舞台を彩る写真を担当しました。彼はこの半年間、暇さえあれば、合唱団の先生(兼演出家)から渡された指示ラフ画を睨んでCDを聴き、仕事の合間をぬっては撮影に出掛け、合唱団員である私が脱帽するほど、この舞台のために頑張ってきました。そして先日ボソっと呟いたのです。「なんか、本番楽しみだけど、終わっちゃうの勿体無いなー。脱力しちゃいそうだなー。」

そう!それ!完全な感情一致!嬉しいなぁ、憧れていた夫婦での趣味共有感だー!
そんな訳で、6月8日以降、夫婦揃って抜け殻になる恐れあり、要注意です。


6月7日(日)2時開演
足利市民合唱団 定期演奏会『カルミナ・ブラーナ』
足利市民プラザ 文化ホール
チケット好評発売中!観なきゃ損!(に違いない)

若いうちに

2009-05-28 10:19:48 | 日々雑多
先日、還暦記念のクラス会様の撮影がありました。幹事の方に挨拶に行きましたが、どう見ても60歳には見えません。別の部屋かな、とキョロキョロしましたが、どうやらその方で正解らしく、あまりの若さに驚きました。別に若作りの服装な訳でもなく、お化粧も殆どしていませんでしたが、何ともお若い雰囲気でした。人によって、歳を重ねる速度って違うんだなぁ、と実感しました。


私は39歳です。失笑を承知の上で、まだ私が「若いうち」だという前提で話を進めますがー。

私には若いうちに叶えておきたい夢がありました。それはヨーロッパ旅行です。留学中に、アラブのどこかの国から来ていた妙に上品な雰囲気のクラスメートから「ヨーロッパは若い内に見た方がいいよ」と言われました。「ハートが若くて、熱いうちに」ヨーロッパを歩いておくべきだそうです。クラスメートは全世界から集まった人々でしたが、みんなどことなくアメリカに対して「経済的には巨大だけど、歴史が浅い」と馬鹿にしている雰囲気があり、彼は特にその先頭だったせいもありますが。

お金も暇もあった頃(OL時代)、結局ヨーロッパに行きそびれ、最近の自分の日々を思うと、暫くの間、長期の旅行をするのは無理だと思います。でも、ガッカリするのではなく、「ハートを若く、熱く保ってチャンスを待てばいいのさ」と思うようになってきました。いつか2ヶ月間くらい、ヨーロッパをぶらり二人旅……。あー、考えただけでわくわくする!

そんな、勝手にわくわくしている私の横で、二代目が「若いうちに……」と呟いたので、耳をすますと。

「……わんこそばに挑戦しておきたいものだ」

超美味!ドネルケバブ!

2009-05-27 13:41:30 | マツモト写真
以前も書きましたが、包んで頂く食べ物が好きなんです(⇒『包んで、くるんで』)。更に、生野菜の上に火の通った肉類を乗せたモノも好きなんです。例えば、冷しゃぶとか、レタスに焼肉乗せたの、とか。

そんな私に、夢のようなお仕事がありました。

ドネル・ケバブってご存知ですか。くるくる回る肉の塊をそぎ切り落として、たっぷりの生野菜と共にピタパンにくるんで食べる、イランやトルコの食べ物です。ワゴン車でドネルケバブのショップをオープンするお客様の看板・メニュー用撮影がありました。

どんどん作られる商品を撮影しつつ、「試食してください」というありがたいお言葉に甘え、ウチの駐車場にテーブルを出し、ピクニック状態で美味しく頂きました。通りかかったご近所の方にもお裾分けし、自転車で通り過ぎる高校生達も興味津々!マツモト写真は、ドネルケバブ屋になるのか、と誤解した方もいたかもしれません。

更に、この日面白かったのは、イラン人のお二人(でも日本語はほぼ完璧!)と楽しいお仕事をしている最中に、パキスタン人のお客様が証明写真を撮影にいらしたこと。マツモト写真、国際化な一日でした。

よくできました!

2009-05-26 08:45:03 | 音楽(足利市民合唱団)
「今日は、このグループが金メダル!」
先週の合唱団練習で、先生から金メダル頂きました。


一生懸命練習しても、タイミングがずれてしまう、音が下がってしまう、歌詞を間違えてしまう、別のパートにつられてしまう……そんな個人個人の問題と直面している私たちは(っていうか、上記の問題は、私には全て当てはまってるな)、ほんのチョッピリ褒められただけでも、嬉しくなってしまいます。今回も、「えへへ~、金メダルだってよぉ」とウチのグループはみんなニヤニヤでした(とっても短いながらも、ものすごい少人数で歌う難関曲があるんです、途中で)。


帰り道の車の中から、「金メダルってコトバだけで喜ぶのって何か懐かしい感覚」と思い巡らして、昨日思いつきました。それは子供のころに先生がくれた『はなまる』です。90点とか100点とか、漢字テスト10点(それは満点)とかをとると、点数の下に華やかに描き加えられたアレです。先生によって微妙に花が違っていて、それはそれで楽しみだったものです。


今でも小学校の先生は描いているのかなぁ、はなまる。


考え過ぎ

2009-05-22 23:35:44 | 日々雑多
普段、あんまり深く物事を考えるタイプではないのですが(いばることじゃない)、妙に考え過ぎてしまう場所があります。


ファミリーレストラン等でよく見掛けるドリンクバー。混雑している時間帯だと妙に緊張してしまいます。ちょうど同時にバーに到着してしまった人がいて、「この人はコールドに行くのか、ホットに行くのか?お、コールドか。良かった、私はホットだから……って、いきなり後ろから来た人がホットに近づいている!しかも、距離的に考えたら、私より少しホットコーナーに近い位置だっ!ここは譲るべきかな?……お、どうぞって笑顔を向けられている!早く済ませなきゃ!!」なんて、おどおどしていると、カプチーノマシーンの、泡立てプッシューの音に驚いて、過激に反応してしまったりします。あぁ、疲れる。


二代目が大好きなドーナツ屋さん。昔は、ガラスケース内にキレイに並べられていて、「オールドファッションを2個とぉ、Dポップを1箱とぉ」とオーダーしなくてはならなかったのですが、その順番が非常に曖昧だったのです。「ガラスケース前に到着したのは、明らかにあのおばさんが先だけど、まだチョイスを迷っている様子。お店のお姉さんとも目が合ったし、ここは思い切ってオーダーするべき?いや、待てよ、横入りだと思われるかも……って、いきなり別のおばさんがオーダースタートだ!私の方が先に来たのに!あ、いつの間にか私の立ち位置がオーダー済の人のエリアになってしまっている!大変だ!!早くオーダーしなくてはぁ!」といつも心の中でバタバタしていました。最近は、自らお盆に乗せる仕組みに変わったので、落ち着いてドーナツが買えるようになりました。

まぁ、冷静に臨めば、大した問題じゃあないってことは、分かってるんですがね。


暗譜

2009-05-21 14:41:13 | 音楽(足利市民合唱団)
コンサート本番は6月7日。まだ全曲暗譜できません。一応、歌詞は持ってもよいことになっていますが、最後の段階まで悪あがきするつもりで励んでおりますが……、いやぁ覚えられない、ラテン語。なかなか手ごわいです。

大人になってからの暗記(学生時代は一夜漬けばかりだったから、結構暗記しました!いばることじゃないか)として記憶に新しいのは、結婚式のスピーチです。読めばいいのに、出来れば花嫁さんの目を見て話したいなぁ等と思い、いつも必死の思いで覚えていました。会場でキャピキャピする友人達の後ろでひとりで「ブツブツブツ……」と直前まで練習したものでした(1度なんて練習する適当な場所が見付からなくて、リゾートホテルの大浴場の脱衣所で練習してしまった)。

去年、合唱団の『カルメン』を演じてくださったいわしたしょうこ先生が、現在ニューヨークにいらっしゃるのですが、ブログ内でセントラルパークに暗譜しに行こうかな、と書いていらっしゃいました(なんとも、お洒落だ)。そうか!私も有楽公園(思い切って言うならば、足利のセントラルパーク!)で暗譜しようかな。

いや……。斜め上を見上げて、ブツブツ言い、時々顔をしかめたり、小さくガッツポーズしたりしたら、小さなお子さんのママ達にご心配をかけてしまうでしょうから、やめておきましょう。

美人は得!……?

2009-05-20 18:23:47 | 日々雑多
結婚して数年間、台東区の綾瀬という町に暮らしていました。大手町まで20分弱という立地の割に、何ともいえない田舎くさい雰囲気で、私にはよく似合っていました。駅前に、何とも田舎くさいショッピングビルがあり、その地下が何とも田舎くさいレストラン街でした(綾瀬の住民が読んでたら怒るかな。愛情の裏返しなんですが)。

ある日、予想外の宅急便が。見ると、クール宅急便・カニしゃぶセット!一瞬間違いかと思いましたが、何とも田舎くさいレストラン街でクイズに答えて応募したら当選したのでした!もう大喜びの二代目と若女将(その頃は、カメラマンと銀行員ですが)。自力では絶対にお目にかかれない贅沢な食卓に舌鼓を打ったのでした。


この前の日曜日。結婚式の撮影でボロボロに疲れて帰宅したところ、部屋にはいくつもの箱が積み上げられ、冷蔵庫には木箱に入った『高級下野牛』が!開くと、1枚1枚包まれた見たこともないような霜降り牛肉が2段(!)も並べられておりました。すっかり忘れていましたが、その日は、美人弁天さんで選んでいただいた月美人の表彰式。その副賞たちが届けられていたのでした。


美人弁天事務局さんが何回も「心の美人」を強調していらしたことから敢えて目を逸らし、「えっへっへ、美人だから得しちゃったね!」と自慢する私を軽く無視する二代目と先代女将と3人でお腹一杯、高級すき焼きを頂きました!ご馳走様でした~!

混ぜると……

2009-05-19 14:51:33 | 日々雑多
先日、撮影小旅行中に、お蕎麦屋さんへ寄りました。平日の3時頃だったのでお客さんは私達のみ、のんびりお蕎麦を待っていると「サービスね」とおばさんが『筍サラダ』なるものを出してくださいました。軽く湯がいた筍を薄くスライスしたものを、不思議な香りのマヨネーズで頂いたのですが、「これは何?」と尋ねると、山椒の葉っぱを細かく刻んで混ぜたとのこと。これが、おいしい!友人が呑みに来たとき等にサラっと出したら、「お、意外と料理上手!?」と騙せるかも!


先日、飲み会の際に料理が出来ない私は何とかの一つ覚えみたいに、たこ焼き番長になりました。今回はちゃんとタマゴも入れて準備万端!(タマゴ入れなかった事件はコチラ)皆の「おいしいよー」のコトバにすっかり気をよくした番長は、ちょっとイタズラ心を起こしてパイナップルを入れてみました。「うえぇ」という反応を期待したところ、数人が「アリだよー」と言うので、今度はチョコレートを投入!これもまた、意外に好反応で、嬉しかった……んだけど、ちょっと面白くなかったから、今度こそ本物の「うえぇ?……お、でも意外とイケる!」を目指して研究します。


そういえば、高校生の頃、お弁当のハンバーグにマヨネーズとケチャップを混ぜたモノをかけている友人がいて、思い切り「ありえない!」と否定したクセに、試してみたらすっごい美味しくて病み付きになったこと、あったなぁ。ちょっとこれから、毎晩の料理の焦点を『意外な組み合わせ』に合わせてみようかな。でも、それは明日から~!だって今夜は高級下野牛のすき焼きだもーん(なぜ、高級下野牛を手に入れたのかは後日お話します)。




部活の大会

2009-05-16 15:28:51 | マツモト写真
金・土曜日は運動部(中学です)の大会でした。年に2回の撮影チャンスなので、朝から家族総出でカメラを担いで街中を走りまわりました(そしてナイスな写真を厳選して、卒業アルバムに掲載します)。

陸上部で幅跳びを撮影していたとき。トラックでは、長距離走が行われていました。3年生が出場していない種目だったので、撮影はしなかったのですが、多分、体力の限界に挑戦していた選手がいたのでしょう。会場のあちらこちらから、「クリハラくーん、がんばれーー」、「クリハラー、あきらめるなぁ」、「クリハラー!」「クリハラくーん」という声援が聞こえてきました。

全然関係ない私でさえ、「クリハラ君、がんばれ!」と心の中で声援してしまいました。そして、このみんなの応援は絶対にクリハラ君に届き、最後まで走りきったことでしょう。


その後、剣道部へ。頭1つ以上大きな相手と必死で戦う選手を撮影していました。体で押されると、吹っ飛ばされてしまうほどチカラの差が見られましたが、剣道の技術は差が無かったのではないでしょうか、かなり見ごたえのある試合でした。ところが、途中でドンっと突き飛ばされ、後頭部から真後ろに倒れ、動かなくなってしまいました。保護者席からは小さな悲鳴が沸き、私もさすがに撮影を忘れました。しかし、数秒後、「大丈夫です!」というはっきりした声が防具の下から聞こえ、試合は再開されました。結局、彼は負けてしまいましたが、その後、道場の隅で「くそっ」と壁を一突きした顔は、なかなか男前でした。

毎年、名誉の負傷(顔のシミ・筋肉痛)が残るハードなお仕事ですが、なかなかどうして、見ごたえのある感動小劇場なのであります。