若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

お見舞い

2014-06-30 16:54:12 | 日々雑多

怪我の話題ばかりで恐縮ですが(何せ外出しないもんで新規の話題がない!)、こんなに長期間外出できないハメに陥ったことは、今までありませんでした。

 

ところが、それほどものすごーい不便や、やるせない寂しさを感じない。それは何故か?

 

いや、モチロン家族が手厚く面倒を見てくれているのが1番なのですが、友人・親族が、何かと気遣って訪ねて来てくれること。それは、とてもありがたい驚きでした。「二代目には頼めない系の買い物あったら、行くよ!」「病院送ってってあげるよ!」といった、物品には置き換えられない(けど、実はものすごくありがたい)お見舞いを申し出てくれる人も何人もいて、本当にありがたいなって感じてます。

 

さくらんぼとか、きんぴらごぼうとか、ポテトサラダとか、「コレがあったら、食卓で便利だろうよ。」と考えてくれたんだろうな的差し入れから、甘いもの攻撃をしかけつつ、「とにかく松本(妻)には、甘い物を与えれば間違いはなし!」とニヤニヤしてたんだろうな的な差し入れまで、本当にとても嬉しかったです。

 

私が元気なときに、誰か困ってたり、弱ってたりする友人・親族がいたとき、「私もこーしよう」「私もあーしよう」といった勉強をたくさんさせてもらいました。この勉強を実践に生かすことが出来るように……早く治らなくっちゃ!!!

 

 写真は、「あー、今日のお昼ごはん、どーしよー。もう冷蔵庫、空っぽだよぉ。」と思っていたお昼時に、「なおみちゃ~ん、大丈夫ぅ~?」と訪ねて下さった合唱団のピアニスト先生からの差し入れ。二代目も、「なんだ?なんだ?やけにお洒落な食卓だな!」と驚く、素敵なカフェ風ランチとなりました。


10巻プラス1

2014-06-28 08:33:47 | 映画と本

何だかちっとも良くならないヒザのせいで(っていうか、怪我した直後より全然痛いのは何故ーー!?)、外出できない日々が続いています。昼間はPC仕事や、溜まっていた資料の整理などをコソコソやっていますが、昼間出歩かない分、はかどる+デスクに座っていることに飽きるので、夜はまるまる時間が空く状態になっています。

 

はて?何をしよう?

 

「油絵でも描くかな。」と呟く私に、「デアゴスティーニでも始めれば?」とニヤニヤして提案する二代目。はて、さて?……あ。そうだ!

 

隠れていた原稿が出版されたと聞いて早速購入したものの、「この際だから、前の10巻を読み返してからにしようかな。」と出してはきたものの、積ん読棚に置き去りになっていた『赤毛のアン』を引っ張り出してきました。現在、4巻目、やっぱり面白いなー。そして、少なからずアンの影響を受けていた自分の幼い頃を思い出し(秘かにお話を書いていて、その中で主人公の名まえはナオミだったのですが、設定は男子で、漢字は『尚己』でした(笑)。私の本当の名まえは『尚美』です)、一人で照れているのでした。


忙しい!

2014-06-17 10:53:41 | 日々雑多

亡くなった母方の祖母と、一時期一緒に暮らしていたのですが(OL時、ザ・居候)、祖母はいつも「忙しい、忙しい」と言っていました。休日などは一緒に過ごすこともありましたが、どう見ても暇そうなのに、「今日もあっという間に終わってしまった。あー、忙しい。忙しい」とボヤいていたもので、面白いなぁ、と眺めていました。

 

少し前に怪我をしまして、どうにもこうにも動きが鈍く、恐怖も手伝って(まだ動く度にちょびっと痛いので)、あり得ないほど遅い移動力になっています。納品や打ち合わせ等外回りのお仕事や、お買いものは全く行くことができません。洗濯やお掃除といったの基本的な家事でも、やたらめったら時間がかかってしまうし(掃除機は無理なので、クイックルワイパー様さまです)、仕事場と住まいのわずかな移動や階段移動も、えっちらおっちら時間がかかるし、シャワーを浴びるのも長風呂の二代目に負けないくらい時間がかかってしまうし……。そんな訳で、気付くと夕方になっちゃうのです。

 

昨夜、お布団の上で、「あーー、今日は忙しかった~。疲れた~。」と呟く自分がまるであの頃の祖母のようで、思わず我ながら可笑しくなってしまいました。普段の自分からすれば作業量は比べ物にならないほど少なかったはずなのにな、と。ときどき、街中でも足や腰が痛そうに歩いているご高齢の方をお見掛けしますが、きっと今の私と同じで、「若いころより、よっぽど忙しいよ」なんて思ってる人、いるんだろうなー。

 

私のように呑気に「忙しいとか言っちゃったりして、あはは。」などと笑っていられないほど、多忙を極めている二代目(ただでさえも忙しい人なのに、私の仕事ぜーんぶ肩代わりして、家事を手伝って、ときどき悲鳴をあげる私を救済に駆けつけて……)、どうぞ身体を壊しませんように。

 

 


怪我して実感

2014-06-15 09:16:42 | 日々雑多

少し前に、怪我をしました。しかも、仕事中ではなくて、遊んでいるときに転んで。その後、家族やお仕事先にご迷惑をお掛けしていて、全く申し訳ない限りです。

 

怪我箇所は右ひざです。まだ痛みが少しあるので(今度の火曜日に、何やら装具?を装着していただけるそうで、そうしたら自由に動けそうです。ロボットのようになるのでしょうか。ちょっと、わくわく)、随分不自然な歩き方をしています。

 

生活している中でさまざまな発見があります。なるほど、足が痛い(不自由な)方や、ご高齢の方は、こーいうことが大変なんだな、こういう家の造りが必要なんだな、ということを、身を持って知るのです。お布団よりベッドがいいんだな、と毎朝起き上がるときに痛感するとか、トイレやお風呂に手すりがあると、こんなにも楽なんだな、とか。今ならもっと便利なバリアフリー住宅を計画することが出来そうです(我が家は、亡くなった義父が車椅子だったので、1階は完全バリアフリー住宅なのです)。

 

そして、私がいま一番難儀していることは、靴下を履くこと。カラダの硬さが思い掛けない形で私を苦しませています。とりあえず今は裸足で過ごすか、「本当に申し訳ございません……」と二代目に履かせていただくかして凌いでいます。治療期間の数週間(でありますように!数か月になりませんように!)で、膝を曲げなくても足に手が届くカラダに大変身できるように、少しずつ柔軟体操しようと思います。とほほ。

 

 ← 昨日、お見舞いにきてくれた友人夫妻に頂いたケーキ。食べちゃうの気の毒なくらいかわいい(食べちゃったけど)。


素敵なご夫妻

2014-06-10 10:24:01 | 音楽(足利市民合唱団)

少し前、あるお洒落なコンサートへ行ってきました。  出演された方のご主人の隣の席で拝聴していたのですが(ご主人もテノール歌手!これだけで既にお洒落過ぎるご夫妻だ……)。「奥さまの舞台って、聴いている時、緊張したりされないんですか?」と、休憩時間にお尋ねしてみました。すると、一瞬の迷いもなく、「しないですね。彼女は僕より優秀なんで(安心して聴いてます)。」と即答。あー、こんな風に見守られる奥さまって、本当にお幸せだなぁって思いました。それは勿論、この奥さまの普段のご主人への優しい思いやりがあってのこと(奥さまと時々、Facebookでお話しさせていただいているのですが、ご主人への静かな愛情がたっぷたぷだな、と日々感じていたので)。素敵なご夫妻だなぁ……と、改めて思いました。

 

私の入っている合唱団には何組かのラブラブご夫妻がいらっしゃいます。ソロを担当されたご主人が、「うちへ帰ると、『今日は、どうだった?』といつも私に訊くのよ。」と、幸せそうに仰る奥さまや、本番前に、「イボイボエロおやじ役だから、このシャツのボタンはもっと外すかな…」と検討してるご主人に、「もう充分よ。そのボタンは一つだけ外して、あとはしていた方がせめて上品だから。」とたしなめてる奥さま。他の男声団員さんが奥さまの手を握って、コンサートの興奮を話していたら、「この人は入団したときから、うちの家内に惚れてるんだよ。でも、俺がいるからな!」と横で胸をはるご主人……。素敵なご夫妻ばっかりだー……と、改めて思いました。

 

数日前に、仲間と一緒にいたときドヂをして、ちょっとした怪我をしてしまった私。家に帰って事の次第を話すと、「たしか、朝出掛ける時に、今日は転ぶなよ、と言ったはずだよ。人に迷惑を掛ける生き方をしてはいけないっていつも言って……うんぬん、かんぬん。」とお説教をする二代目を、ほろ酔いの私は、「ふわーーい。ごめんなしゃーーい。」と、エセ反省の態度で聞いていました。素敵なご夫妻になるには……まだまだ道は険し、ってとこですか、ね。


傘ものがたり

2014-06-06 10:27:59 | 日々雑多

梅雨入り、だそうな。早いような気もしますが、このお天気だと納得です。あぁ、髪の毛がひろがる~、洗濯物が~。

 

割と普通に就職活動をして、銀行に就職しました。新人研修を経てOLさんになり、初任給も頂きました。

 

嬉しかったなー、初任給。「もうオトナだー」と、帰り道にウインドウを覗きながら『もう何でも自分のお金で買えるんだ!』と思った記憶があります(それは大きな間違いで、そんなことを思っていた事実がオトナではなかった証拠ですけど)。

 

初任給後、最初の週末には、そのころ同居していた祖母をお昼ごはんに連れ出し、二人お揃いのネックレスを購入。そのあと一人で渋谷へ買い物に行きました。通勤に必要な『オトナ服』がとにかく足りず、洋服を買いに行ったつもりだったのですが、私が一目惚れしてしまったのは一本の傘。東急ハンズの天井近くにオブジェとして飾られていた傘でした。もう在庫も無く、その一本が残っているのみだという店員さんの説明にも諦めきれず、その傘を下ろして頂いて買ってきました。当時も今も、殆ど「フラワー柄」とは縁遠い私ですが、この傘だけは別でした。

 

今でも愛用しています。市民会館の傘立てや、電車に忘れてこないように、気を付けたいと思います♪