若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

謎の説教

2010-02-27 10:53:46 | 日々雑多
昨日、SAで。

シュウマイの屋台が出ていました。「今夜は合唱の練習日だから、シュウマイ買って帰って夕飯のおかずにしちゃおうかなー」と遠くから眺めていました。

すると、試食シュウマイを手に屋台のおじさんがズンズン私に近づいてきました(その距離5、6メートルはありました)。

「そんな遠くでそーっと眺めないの!ほら!近くに来てしっかり見る!ほら一個食べなさい!買わなくてもいいんだから!」

「……じゃあ、そのー、1パック」

「はいはい!あれだよ、もっと胸張っていないとダメだよ!人生だってそうだよ!仕事だってそうだ!うまく行かない時ほど春日(多分オードリーの春日のこと)みたいに胸はってさ!俺だって、今日は売れないなーって日ほど胸はってるよ!分かるんだよ、ちょっと見るとおじさんは!ね!しっかりして、姉ちゃん!」


『分かるんだよ、ちょっと見るとおじさんは!』っていうのは、何か私から悩みのオーラでも出てたの?それとも、「こいつはシュウマイ買うな」って分かったの?????

久しぶりに、『駅で知らない女性にいきなり肩をつかまれて「分かってるから!」と言われた事件』(→詳しくはコチラ『袖触れ合うも…?』)を思い出しました……。


成田にいます

2010-02-26 06:40:22 | 日々雑多
まるで『今からハワイに行ってきます』みたいなタイトルですが、勿論違います。この近くのショッピングセンターでチラシ用の撮影です。

撮影出張のときは機能性が最重要視されたビジネスホテルに宿泊します。ところが今回初めてのクライアントさんが予約して下さったホテルは、『え?本当に…ココ?』とたじろぐ綺麗なホテル。

殆どの宿泊客がスーツケースを引きずり、外国語が飛び交うロビー。出張プランなので『マツモト写真さんもシングル2部屋で』と言われて通された部屋はツインのシングルユースで、広々とした洒落た空間。大好きなバイキングタイプの食事でも『わーい。天ぷら職人がいますよ!デザートもいっぱいありますよ!』と、大はしゃぎ。売店では、外国人用の日本土産を二代目に買ってもらったりして(寿司屋の湯呑み柄Tシャツ)。私だけ『ノンスモーキング・フロア』を予約して下さったので、ちゃんと非常口を確認して…なんて行為すら一人旅みたいで気分が上がりました(単純)。

年が明けたら一泊旅行、と言いつつ計画すると仕事が入り、少しスネ気味だった私はかなり『脱日常』を満喫しています。今週は、仕事で思うように行かないことがあり『まだまだ、だなぁ』と落ち込んでいたけど、とんだご褒美が待っていました。


昨夜、部屋で色々いじり過ぎたらしく、謎の目覚ましで6時前に叩き起こされたけど、ま、それもご愛嬌!

オリンピックの魅力

2010-02-25 07:11:42 | 日々雑多
オリンピックの番組を見ると、浅田真央選手とキムヨナ選手の金メダル争いで持ちきりですね。あれだけ大騒ぎして、『プレッシャーに負けずに自分の力を出して欲しい』なんて、ちょっと自分勝手な感じ。


『本番前の練習の様子』、『これまでの○○選手の軌跡』、『○○選手の意外な一面』が分かる(バレる)トークなどもあまり好きではありません。

私は別に彼らの個人的な友達になりたい訳ではなく、彼らの演技(もっと平たく言えば結果)を見たいだけだから。一見クールな考え方みたいだけど、今まで苦労してない選手が4年に一度のチャンスを捉えるはずないから、みんな様々な試練を乗り越えてこの舞台に臨んでるはず。それが本番を見ただけでビシビシ伝わってくるから、オリンピックって見てると痺れるんだろうな、と思って。


明日のフリープログラムはみんなが完璧に力を出し切って、ジャッジが頭を抱える感じになればいいな。

「ピッピッ」にも人情アリ

2010-02-23 19:29:43 | 日々雑多
昔は、目にも留まらぬ速さで数字を打ち込むレジ係のお姉さんというのは、子供心に「ちょっとこの人凄いよ」という類の存在でした。その後、殆どのお店が「ピッピッ」とバーコードを読み込むタイプになり、更に最近ではガソリンスタンドに続き、レジにも『セルフコーナー』なるものが登場してきました。私は面倒くさがりなので、殆どやってみたことはありませんでした(二代目が一緒に行ったときに一度面白半分でトライしたことがあったけど)が、今日は何となく気が向いてセルフレジを使ってみました。

バーコードが付いている商品は楽勝ですが、「この人参一本は、どうするんだろう?」と一応念のためにピッ探知機に近づけてみましたが反応はなし(そりゃそうだ)。当然、解決方法は画面の中に指示があったので事なきを得て、何とか会計を済ませました。

結構簡単だな、これからはセルフで行くか、などと考えて、パンコーナーに寄道。美味しそうなドーナツを持ってレジ列に並んでいました。すると、突然おじさんが横から入ってきて、「はい!このお茶ね!」とお金を払い(そうは言っても、パン屋さんだって「ピッ」の作業が必要なので、多少時間はかかるのだ)、去っていきました。別に急いでいなかった私はぼんやり待っていました。すると、パン屋さんのレジ係の方が「申し訳ありませんでした」と私に頭を下げています。「へ?どうしたんですか?」と尋ねると、「(お金を払う)順番が前後してしまって。すみませんでした」と、もう一度ご丁寧に。「いやいや、別にそんな、あははは。私もぼんやりしてたのですよ!」と取り乱してしまいました。

まぁ、ナンだな、対面でお金を払うのも悪くないよね、うん。

流し目

2010-02-21 11:28:49 | 日々雑多
フィギュアスケートは、ダンス(芸術)じゃなくてスポーツ(戦い)だ論争が海外では広がっているようですが(日本ではやっぱり高橋がメダルをとった騒ぎが中心で、4回転を飛ぶべきか報道は控えめですね)、私はスポーツであり且つ芸術だという貴重な競技だと思います。銀メダルだったプルシェンコの言うように4回転に挑戦して進化し続けることも大切だと思うけど、金メダルを取ったライサチェクが言うように、ジャンプだけを競うなら、あんなに何分も音楽をかけて滑る必要はない、とも思うから。

という難しい話は置いといて、私がフィギュアスケーターに求める魅力の一つが「目つき」です。もっと具体的に言うなら、「流し目」。特に女子のキム・ヨナは有名だけど、少し前ならミシェル・クワンの挑むような目つきとか、ヤグディン(太っちゃったけどぉ)の「今から俺のステップを見ろ!世界中の女たちよ!」的な眼力光線とかに、簡単に参ってしまいます。

で、昨日カレーライスを食べながら気付きました。二代目が流し目をするんですよ、よく。「おーい!」と色気ゼロの呼びかけをする私に対して、一度目を伏せてから振り向き様に目線を合わせてくるんです。これは多分クセでしょうけど。指摘したけど「あぁん?何言ってんの?」という反応だったので、昔モテるために必死で努力した財産という訳でもなさそう。

「そうかぁ。私に足りないのは流し目か」と昨夜は練習してみましたが、二代目に「何ニヤニヤしてるの?」と聞かれたので、あきらめました。40台は色気で勝負、と思ってるのに、先が思いやられるよ。


本番

2010-02-20 15:01:09 | 日々雑多
本番で最高のチカラを出すということが、こんなにも難しいことなのか、と連日思います。想像を絶する練習を積んで来た人々が、本番に「自分でも信じられない」という失敗をしてガッカリする姿を見るのは、つらいものがあります(ジュペールゥ~……涙)。

その反対で、「自己ベスト」をこの大舞台で叩き出す選手の多いことにも驚きます。そんだけ沢山滑って(泳いで、走って、投げて、跳んで等全て)、オリンピックというその日その時刻に、自分の生涯ベストコンディションがやってくるのは、「よく練習したのぉ」という神様のご褒美的なモノを感じずにはいられません。

実は私も(私なりの)生涯最高の滑りを、(私なりの)大舞台でキメたことがあります。それは高校2年生のSAJ2級バッジテスト(スキー検定試験)の日。いつもは「急斜面怖いよー」「寒いよー」と後ろ向きな姿勢でスキーをしていた私が、何故かその日は絶好調。結構な急斜面を、かなりの高速で滑り降りた記憶があります。その時、ココロの中で(もしかしたら少し口に出して)、「ひゃっほーー!」と叫んでいました。いわゆる、ノッている状態だったのだと思います。結果、試験には合格。私が運動神経を使って取った唯一の資格です(あ、あと車の免許も)。

まだ様々な競技が続くけれど、出来るだけ多くの人が「もう私(僕)的にカンペキ!ひゃほーー!」とノった本番であって欲しいと願って、テレビにかじりついています。






……ところで、高橋大輔君の銅メダルを心から喜んでおり、「超~かっこよかった!!!」と思っていますが、さっきネット上で『高橋大輔のファンは韓流スターを追いかける世代』という記事を見て、これからはファンだと公言するのは控えようと寂しく思いました。複雑なアラフォーの心境でございます。

お雛様は39歳

2010-02-16 10:40:53 | 日々雑多
少し前にお雛様を出しました。

自分達の部屋に飾るよりも、大勢の方に見ていただけるので、私のお雛様はお店のウィンドウに飾っています。昨日いらしたお客様に、「素敵なお雛様ねぇ」と褒めていただき、「ありがとうございます~。私のお雛様なんですよ。お雛様は40歳になっても年をとらなくていいですよねぇ」(昔よく実家の母が言っていた)と言うと、「そうなの~。40歳なのねぇ」と私の顔を見つめて言われてしまいました。そうか、それを言っちゃあバレバレか。

孔子様が『40にして惑わず』と仰っておりますが、惑うも何も、人生何にも分かっちゃいないよ、という状態で40に突入しようとしています。30台になるときは、大人の仲間入りだ~と少し浮かれた思いでしたが(そのクセ、33歳の誕生日に妙に凹んだ記憶がある)、40歳になるって言っても何も感慨ないのですよね。多分昨今ハヤリの『アラフォー』なんていう言葉のせいで、そんな捨てたもんじゃない年齢じゃん、みたいに感じちゃってるのかも。

まぁ、孔子様も『50にして天命を知る』と仰っているようだし、天命を見つけるべく40台をきちんと生きていきましょうか(その前に残り2ヶ月の30台も努力をしなければ)。


オリンピック!オリンピック!!

2010-02-15 00:15:15 | 日々雑多
『冬の祭り』の始まりでございます。私は普段見向きもしないような競技でさえも大騒ぎをする、恥ずかしげもないスポーツ俄かファンと化します。

特に、自分が体験したことのあるスポーツ(スキー・スケート・ジャンプ)は、選手達の凄さが実感として伝わってきます。

スキー好きだった頃にあんなに恐れていたコブ斜面。スタート地点に立ったら多分「笑っちゃうくらい」凄いであろうコブの連続コースをあの果敢な滑りで一気に行く(しかも途中で跳んだりする)モーグルは、驚異的です(見てるだけで膝がガクガクしてくる)。

「あのー、私の意志通りに靴が滑りませんが?」とスケート場の真ん中で「もう帰りたい!」と叫んだリンクで、くるくる回ったり跳んだりしてしかも笑顔を浮かべちゃったりする人たちもまったく、どうなってるんだか(高橋君、ガンバレ!)。

スキージャンプは言わずもがな。長野でスタート地点まで登ったときは、本気で「足がすくむ」という体験をしたものです。……え?スキージャンプを経験したことあるのかって?いやぁ、あの助走姿勢と踏み切りのタイミングは難しいのよ、ほんと。WiiFitでやったもん。

飲み会のタイプ

2010-02-13 10:52:57 | 日々雑多
二代目は大人数での飲み会が苦手だと言います。もともと出不精大王なので(本人も気に入っていたので、この呼び名で行きます)、外出自体あまりしないのですが、「ご夫妻でどうぞ」と誘われてもまず一緒に行かないので、私の友人達には殆ど会ったこともありません(結婚式で一度会っている友人は沢山いるけど、あの日は紹介されても覚えられないのはやむを得ないでしょう)。

実は私は大勢で集まるのが大好き。「え~~~!?」とブーイングを受けましたが、実は自分が大して話題の中に入っていなくても、何となくみんながわいわいしているグループの中に属していれば結構幸せ。『みんなが盛り上がっているのを眺めながら、一人黙々とたこ焼を焼く』状態などは、「あぁ、幸せじゃのぉ」としみじみ感じる時間だったりします(そして時々、「まつもっちゃぁん、たこ焼出来たぁ?」等といぢってもらえれば、至福)。

それに引き換え、二代目はとにかく飲みに行くなら少人数。じっくり語り、じっくり耳を傾けるのを好みます。もともと物静かなタイプだから、大人数だと「ねーねー、僕の手品見てよー」とか「ねーねー、僕のトコトコロボット見てよー」とか言い出せないからストレスが溜まるのかもしれませんが。

ま、そんな真逆の二人でもうまくいくのですから、夫婦というのは謎の間柄。

“トコトコロボット”

2010-02-11 10:45:15 | 日々雑多
とにかく二代目は普段お金を使いません。趣味も特になく(仕事=趣味)、グルメな訳でもなく(一番好きな食べ物は白米)、友人と呑みに行くことも殆どありません(出不精大王)。

そんな物欲の薄い二代目なので、プレゼントにはいつも迷います。

でも今年は決まっていました。先日、冷蔵庫を見に行った電気店で彼が釘付けになっていたモノ。小さなロボットのおもちゃらしいのですが、3,000円もして対象年齢:15歳以上の大人向けだそうで、家に戻ってから「“トコトコロボット”が欲しい」と連呼、何かと共通点の多い友人Aが訪ねてきた折にも、その素晴らしさについて力説してました。

私が佐渡裕さんの新作オペラのチケットが高くて迷っていたところ(14,000円)、「僕も“トコトコロボット”買うから、尚美も思い切って買いなよ!」とまで言ってました(我が家の歪んだ散財バランスがバレますね)。

バレンタインはもうこの週末じゃないか!と焦った私は昨日、“トコトコロボット”を買いに行きました。ところが、店内改装があったらしく二代目が釘付けになっていた位置にそれらしいモノはありません。散々探し回った挙句「あの~、以前あの辺りにあったらしい“トコトコロボット”という商品を探しているのですが……」と尋ねると「“トコトコロボット”ですか?改装で取り扱いしなくなったのかもしれまえんねぇ」と言いながら別の店員さんに聞いてくれたところ、「あー、あるよ」と売り場の超隅っこに追いやられている彼らの場所に案内されました。何と半額以下になっていた彼らの正式名称は“ROBO-Q”。

週末まで待てないので、帰るなり渡してしまいましたが、その歓び様は尋常ではありませんでした。「わー、“トコトコロボット”だ!」

……だから、そんな名前じゃないってば!!