若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

見ないという選択しかない

2011-02-27 23:56:40 | 日々雑多

ここ数日、私は敢えてテレビのニュースを見ていません。1日遅れのニュースを新聞で読むだけでも、写真業は別に支障なくやっていかれるので。

ニュージーランドの地震に関する報道を見ていることができません。

地震の事実と救助隊の活躍は、報道の意味があると思います。でも、救助を信じて不安な旅に飛び立つ被害者家族のインタビューを私は見たくありません。被害者家族の皆さんが待機していた控え室を無理矢理撮影した映像を見たくありません。将来的には必要な研究だと思いますが、まだその瓦礫の中で苦しんでいる人々がいると思っている今、そのビルが地震で倒れた様を模型で生々しく説明するのを私は聞きたくありません。

報道には重い責任があると思います。戦地で心を鬼にしてカメラを向けなくてはならないことは、カメラを生業にするようになった今、意味を感じられるようになりました。でも、今私達がニュースで目にするニュージーランド報道には、ワイドショー的な要素が強過ぎるような気がしてなりません。

でも、どうしようもないから、私は暫くテレビでニュースを見ないのです。


好きなもんはいつまで経っても好きなんだ

2011-02-27 15:50:26 | マツモト写真

バレンタインデイに頂いたチョコレート、お店のお客様から頂いたおまんじゅうやクッキー(ありがたいことです)、実家から貰ったお裾分け、蔵王の部屋飲み会で『いらなーい』と拒否されて持ち帰ってきたチーズおかき、出張先で何故か『今夜は部屋で腹ペコになるに違いない』といつも思い込んで大量買いしてしまう駄菓子。我が家のお菓子コーナーはかなり飽和状態です。

大蔵大臣の若女将は、『確定申告はお早めに!』な日々を送っています。苦手な数字仕事で目がチカチカしたので、お昼ゴハンを買う口実でお散歩に出ました。我が家から歩いて2分のところに、和菓子の虎谷さんがあり、そこには『ポナペ チーズ味』という、幼い頃から私を魅了して離さないお菓子があります。

『お菓子コーナーは潤沢なんだから。でも、意外と歩いてココ通らないし。いや、でも。いや、いかん。』と、行ったり来たりしていたら、微笑んでいる店員さんと目が合ってしまいました。

また買ってきちゃった、二代目が1個で私が2個の合計3個のポナペ チーズ味。で、結局いつも私が3個食べちゃう、ポナペ チーズ味。

 

 

 

お菓子の虎谷さんは、足利人なら誰もが知っている老舗のお菓子屋さん。足利出身の相田みつをさんの作品が惜しげもなく包装紙などに使われています。相田さんが名付けたお菓子なんかもあったりします。


夜と冬の帝王

2011-02-26 09:58:52 | 日々雑多

急に空気の色も春っぽくなったし、髪の毛もばっさり切ったし(掃き集めた髪の毛が小動物みたいだった)、いつまでも蔵王(冬)を引きずらないで、気分を現実(春)に切り替えるぞ!と言う私……に、横で否!を唱えている人がいます。

二代目はよく、『僕は朝と春が大嫌いだ』と言います。そんなこと断言すると、嫌なやつだと思われるよ、とアドバイスしてるのですが、聞く耳を持ちません。夜明けに怒り、風が暖かく柔らかくなることに嫌悪感を抱くって、どうなの~?日の出に万歳し、春の匂いを胸いっぱい吸い込むのが、古き佳き日本人の姿だと思うけどー(でも、どこか武士っぽくて、ある意味、超古き佳き日本人な一面も)。

でも私は知ってるんだ。

蔵王に宿泊したとき、夜明け前に起きて(はい、私が二日酔いで苦しんでおりました時間帯でございます)日の出を撮影したり、たんぽぽの健気な姿を見つければついシャッターを切ってしまうこと。本当は朝と春が大好きなんだけど、そう言うのはかっこ悪いって思ってるんだよねー!

ってココまで書いたら急に二階から降りてきて、『僕の悪口書いちゃ駄目だよ』だって。恐ろしい勘の持ち主だな、この夜と冬の帝王は!


旅の余韻(蔵王3)

2011-02-24 20:36:07 | 日々雑多

昨日今日と移動距離の長い仕事でした。前の座席のクライアントさんと二代目の会話はあまり聞こえないので、1人でぼーっと窓から景色を眺めていました。『スカイツリーだ~、東京タワーだ~、都庁だ~』(どんだけ高いもの好き)な都会はいいのですが、田舎道に差し掛かった途端に『あの木はいい樹氷になりそうだぞ。蔵王も今日は降ってるのかなぁ』。しんみり。


撮影先のショッピングセンターでも、『おっ!このブーツの底は滑らなそうだぞ。って、もう蔵王旅行は終わっちゃったんだっけ』。しんみり。


やばいよー。
いかんいかん。
このままだと脱け殻症候群になるので(楽しみに比例して症状は長く重い)、明日、仕事と仕事の合間にムリヤリ美容院の予約を入れました。ここはいっちょバッサリ髪でも切って仕切り直し!また次の楽しみ探しだ!


人生サイコー体験(蔵王2)

2011-02-23 07:16:52 | 日々雑多

またまた蔵王に行ってきました(この半年で4回目)。

先月行った時は、猛吹雪の向こうにうっすら数本の樹氷が見えました。

今回の一日目は霧の中から時々樹氷林が現れました。

そして夜。漆黒の中に浮かび上がる樹氷林は深海を連想させ、ロープウェーから見下ろすと潜水艦に乗っているみたいでした。

そして、二日目。
ただ眺めるだけで、あんなに高揚した気持ちになった景色って、今まで無かった。別の星に迷い込んでしまったような、いやいやこれぞ奇跡の星・地球の底力だ、と胸を張って宇宙人に自慢したくなるような。

『大人になったら、天井と壁を真っ青に塗って、ふかふかの白い絨毯を敷く』部屋を夢見ていた少女は、40歳になって一日だけ夢を叶えました。



なんて、語ってる場合じゃないってくらいに、もーー最っ高だった!!何だかとにかく、全てにありがとーって言いたい気持ちとこれからも頑張って生きるぞ~!って気持ちでパンッパンでした!


人生最悪体験(蔵王1?)

2011-02-22 07:06:27 | 日々雑多

若い頃のいくつかの恥を記憶に封じこめ、私はお酒を殆ど飲まなくなりました(って言うと、もんのすごい呑み助だったみたいだけど、帰宅途中の駅で眠り、二代目に迎えに来てもらった日でも、飲んだのはワイングラス3杯とカクテル1杯だけでしたが)。


旅先で、とても久しぶりにお酒を飲みました。普段飲まなくても飲み会は大好きですが、特に旅行中の『部屋飲み』が大好物な私は、解放感も手伝って、地元の日本酒を『こんなに注がれても飲めないって!』と言いつつ、飲んでしまいました。


翌日、頭の中で鐘を猛烈連打されているかのような激しい頭痛で目覚めました。人生最悪の本格的な二日酔い!あんな少しで(日本酒を旅館のお茶碗に1杯)、ちょっと情けないから、訓練し直さなくちゃ。

結局、熱~い温泉と冷たいお水と激しいオート(失礼!)でケロッと復活。サイコーな旅のクライマックスを満喫できました(クライマックスについては、明日書きます!)。


旅行の前夜

2011-02-19 23:23:47 | 日々雑多
『できあがってしまうのもさみしいような』


東武電車の吊り広告で見付けたコピーです。そう、いま世界一に向けてぐんぐん高くなっているスカイツリーのことです。


すごい分かる。コンサート本番前のゲネプロの時とか、旅行の前夜の荷造りしてる時の気持ちとかと似てる、その感じ。


『できあがるのをたのしみに』、ムサシ(634m)完成の日をドキドキわくわくして待つことにしましょうか。

旦那とお相撲さんと日本酒

2011-02-18 08:49:59 | マツモト写真

「え!?旦那を待ち受け画面にしてるのぉ!?」、「珍しいねーー(苦笑)」、「まさか松本さん(=二代目)、奥さんを待ち受けにしてないよね?それ気持ち悪いよー」

と、仕事先で言われました。え?そういうもの?ま、幸いというか残念というか、二代目の待ち受けはリラックマなので、セーフでしたが。それで思い出そうとしてみたけど、友人たちがどんな待ち受け画面にしてるかって、意外と知らないもんです。お子さん、ペット、彼氏、憧れの指揮者、パワースポットの井戸、そんな感じ?

 

最近たて続けに、「結構イケる口なの?(お猪口をくいっとやる仕草付き)」と尋ねられて気付きました。『赤城山一升瓶』ストラップを付けていたことがそういう発想になったらしいのです。私はお酒に弱いので今回は当てはまりませんが、ストラップって意外と自己アピールのツールになるのかも。

 

待ち受け画面もストラップも携帯に伴ってやってきた新たな自己表現の場。だけど、意外と周囲から見られているから、そこんとこお忘れなく。

 


のび太とドラえもん

2011-02-17 20:21:46 | 音楽(足利市民合唱団)

市民オペラ「夕鶴」に参加していた小学生のある兄弟の母(=私の友人)からメールがきました。


当日、帰りの車中で、本番が終わって寂しいと嘆き、歌を教えてくれた先生(=私たちの合唱の先生)にもう会えない、「オレがのび太だとしたら、ドラえもんと別れた気持ち」と、泣いたそうな。



くーーーー。



と、ここ数日そのエピソードにがっつりノックアウトされていたから目に留まったのか、世の中では今、『のび太という生き方』なる本が話題だ、そうな。よく分かんないけど、中学生が書いた読書感想文(って、私たちの頃はドラえもんで読書感想文って認められなかったぞ?)が元になっているらしい。「がんばらなくても、無理しなくても、夢はかなう」って。ふーん。そういう時代なの?夢ってしずかちゃんと結婚すること?それとものび太って何か職業的な夢を叶えるの?読んでみようかなぁ、たまには話題の本を。



前述の兄弟の名誉のために言っておきますが、彼らは決してのび太タイプではありません。どちらかというと、ひょうきんな出木杉くんって感じ。このまま育って、味のあるイイ男になるんだぞー。そして、のび太タイプにしずかちゃんを取られたりするなよー!


おぐちゃん

2011-02-16 14:21:39 | 日々雑多

「おぐちゃん!腕ずもうやろう!」


「おぐちゃん、その口紅の色、少し似合うけど、あんまり似合わないね」


「おぐちゃん、サインして!」


 


居心地良かったです。久しぶりにおぐちゃんと呼ばれる日々。市民オペラ「夕鶴」の子ども達の中に、私の旧友の娘さんがいて、彼女から他の子に移って行ったようでした。中には、「ねぇ、まつもっちん」と呼ぶ子たちもいて、どちらにしてもニックネームで呼んでもらえて、嬉しい日々でした。


 


結婚して苗字が変わるまで、『おぐ、おぐちゃん』と呼ばれてきました。銀行で新人歓迎会をしていただいたときも(担当理事も出席で、比較的フォーマルな装いでちゃんと行われたパーティ)、同期の男子が緊張して真面目な挨拶を繰り広げる中、「おぐと呼んでください!」と挨拶して、一瞬にして顰蹙を買い、かぶっていた猫が台無しになった過去もあります(でも、その甲斐あって、未だに「おぐ!」と呼んでくれる元課長さえいます)。


 


夫婦別姓とか、旧姓への未練とかには殆ど無関心なんだけど(松本と苗字が変わるときにも、ほとんど抵抗なくあっという間に慣れた)、このニックネームを失ったことだけは、ちょっと切ない。