若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

よく出来ている。

2015-10-30 03:15:46 | 日々雑多

少し忙しかったり、眠かったりすると身体が欲するのが、黄色やだいだい色系の果物です。スーパーマーケットを歩いていると、いつもなら素通りするはずの果物サービスセットなどをつい籠に入れてしまいます。昨日も、グレープフルーツを7個も大人買い。重かったです(笑)。

 

それって結局のところ、くたびれた身体にビタミン復活剤を与えてくれよぉ~という身体のリクエストなんでしょうね。ヒトの身体ってよく出来てるなぁ。身体の欲するままに、食べたいものを食べ、食べたくないときは食べずにいれば、とりあえずある程度健康でいられるんじゃない?と考えるのは勝手すぎるでしょうか。自分のナチュラルな欲求、信じてやっていいのかも。

 

って、アイスクリームばっかり食べてる私が言っても、何の説得力もないか。


スウェーデン放送合唱団@タケミツメモリアル

2015-10-21 21:34:50 | 音楽(足利市民合唱団)

二代目が「すごい」というコトバはとても雑だ、と言うので、昨今では「すっごーーい」というコトバを使わないように気を付けています。でも、もう他に表現しようがなくて、語れば語るほどうそっぽくなるから、もう敢えて言うぞ。すごかった……。

 

音楽好きの伯父と伯母が誘ってくれて楽しみにしていたコンサート。30数名のちょうど男女比半々くらいの地味な衣装に身を包んだ人々がただ、ずらりと並んでアカペラで歌う合唱団。曲が終わっても、指揮者が「拍手していいですよ。」という空気を体から醸し出すまで会場中が固まっていて、爆発的に拍手とブラボーが始まるあの感じ。久しぶりだったなー。私も演奏中はなんだか「飲み込まれ」ちゃって、気を付けてないと背もたれからどんどん背中が離れて前のめりになってしまう感じ(←後ろの方に迷惑なので止めましょうとよく会場アナウンスが流れるやつね)。で、曲が終わって拍手しながらだんだん感情が身体に現れてくるって感じ。拍手しながら、がんがん泣く、あの感じ。

 

上手な合唱を聴いたときって、大抵そのピアニッシモにしびれることが多い気がするんだけど、昨日の合唱団に関しては私はフォルテッシモに震えました。たった30数名が放つその迫力。「大きい」っていうより「強い」フォルテは、私たちが具体的に自覚できていないどこかを刺激するんだろうと思います。上手な合唱を「お聴かせしましょうね。」じゃなくて、「聴いて!私たちの歌を!聴いて!!」という強い何かが1曲1曲伝わってくる感じは、プロの舞台を聴くとき特有の「遠い世界」な感じが薄く、歌っている人たち一人一人の魅力が客席に降りてくるような感覚がありました。個人の声が飛びぬけて聴こえるなんてことは決してなかったのに、一人一人のリサイタルを聴いたような個性を感じる合唱団。アンコール、いつまでもやって欲しいって思ったなー、3曲もやってくれたんだけど。他にも色々聴きたい。スウェーデンまで追っかけしたいくらいに、もっと色々な曲を聴かせて欲しい!渇望!


Yesterday

2015-10-12 08:34:32 | 音楽(足利市民合唱団)

昨日はコンサートへ行ってきました。セカオワさん?いえいえ、クラシックです。テノール3名バス1名&ピアニストによるアンサンブルです。まぁ、なんて贅沢な人員構成。70名程度の会場なので、いつもながらに臨場感ハンパなく、ちょっと気を許して凝視しちゃうと歌手の方に気付かれてしまいそうなので、(勝手に)客席で緊張してしまう規模。二代目はよく「100名の集合写真は平気だけど、15名くらいで距離が近い撮影は緊張する」と言っていますが、音楽家の方々はどうなんでしょう?声がもうそのまま、リボンも包装紙も付けずに目の前に届けられてくる感じ、贈り主としては結構緊張するのかなぁ……と思ったりもするのですが。

で、コンサートの感想は、ピアニスト先生や関係者各位が読んでいらっしゃる可能性があり恥ずかしいので、省略。二代目に、「それでね、それでね……」と話したことで満足しましたし。

 

昨日のコンサートはバラエティに富んだ選曲だったので、ビートルズの「Yesterday」なんかも聴くことが出来たのですが、ポール・マッカートニーがあの歌詞に、幼いときにお母さんを癌で亡くした際の想いを込めていたというエピソードをはじめて知りました。寝ている時にこのメロディが浮かんで、朝飛び起きてとりあえず「スクランブル・エッグ」という題名で作曲したとか、あまりにも完璧なメロディなので、既発表曲なんじゃないかと不安で、仲間に聴かせてまわってから発表した、とかのエピソードは知っていたのですが。正直なところ、今までこの曲の歌詞はその素晴らしいメロディにササッと付けた男の勝手な言い分っていう気も少なからずしていたので、目からウロコでした。そんな背景を知って聴くと、うーー、ビートルズ、またひっぱり出してきて聴こうかな、という心境です。


Why she had to go
I don't know she wouldn't say
I said something wrong
Now I long for yesterday

うーー。