若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

りーり

2009-09-29 10:09:46 | 日々雑多
合唱団の先生と、ピアニストの先生と、友人A子と4人で車移動中のお話……その魅力的ドライブ、一体なに!?と興奮する合唱団員がいるでしょう。実は、私たち4人が立場は異なりながらも(音楽の師匠2名、同じ合唱団に属する彼の仲間1名、同じ合唱団を辞められてしまったけどいつかきっと彼は帰ってきてくれると信じている若女将1名)共通して『かわいがっている』若者が歌うコンサートを聴きに行くために、超ダッシュ移動が必要だったためです。あしからず。


私のイントネーションがなまっている疑惑から発展した方言の話。足利には地味~に方言が存在します。「行くん?食べるん?」、「おっかける(この場合は走るではなく、何かが折れるという意味)」、「~~だがね(語尾に使用)」などなど。


その中で、足利出身ではないピアニストの先生を悩ませたのは、これまた語尾に使用する『り』の使い方。

例文:今日久喜で乗り換えるとき、後ろからガン!り蹴られた。痛くて、アキレス腱再断裂?り思ったけど、大丈夫だった。(友人A子作)


分かりますか?私は意味を尋ねられると、「なーんて」って感じかなぁ、と答えてきましたが、前者はその例に当てはまりませんね。とても難しい。そんなとき、合唱団の先生が一言。

「りーり(言う)」

なっつかしい!!私もよく短大時代に、説明するのが面倒になると、「りーり言うんだよ」と言ってました。2個目の『り』は少し短く控えめに言うのが正しい。


という一連の話を、「でね!でね!」と二代目に一生懸命話し終えたら、彼は一言。「りって何?」


……えーーーーーー?なんで知らないかーーー?

日本の車窓から

2009-09-28 07:33:04 | 音楽(足利市民合唱団)
初めて携帯電話からブログを書いてみます。蓮田SAで書き始めます。


車窓から、面白いモノを見付けるのは、移動中の楽しみ。特にクライアントさんと一緒に一台の車で移動している今日みたいなときは、いつものように二代目とキャッキャキャッキャとお喋りする訳にもいかないので、窓からの景色が唯一のエンターテイメントになります(こういう時にうっかり考え事に浸ったりすると、『昨日の合唱の本番で上手に歌えなかったことについて』とかを掘り下げ始めて、今日の撮影への前向き思考に悪い影響が出る危険が……)。

一昨日はOL時代のマリ先輩と二代目と都内をドライブ。かしまし女2人組をエンターテインせんと道順を工夫してくれた二代目のお陰で随分盛り上がりました。


『(2人が勤めてた)銀行の前に、超お洒落ビルが建ってる!絶対ランチの美味しいイタリアンとか入ってるよ~。悔し~い』
『このお店のプリン美味しかったよね~!』
『このビルの地下のお店のカニのパスタ!懐かし~』
等々。

車窓の景色をおかずに、すっかりOLの思い出話に花が咲きました。


さて、首都高に乗りました。


お!二代目が窓の外を見て、何か発見した様子。尋ねてみたら、隣の車線のトラック運転手さんがカップラーメン食べてたそうです。おー、上級ドライバーはそこまでするか……。



さぁ、上手に投稿できるかな?

雪だるまとツーショット

2009-09-26 00:25:50 | マツモト写真
写真屋の倉庫には、家族の想い出写真も(大抵は未整理の状態で)眠っています。『紺屋の白袴』、この家にお嫁にきて知ったコトバです。

プチ改造して二代目のデスクとパソコン周りをごっそり運び込んだ倉庫は、いまだ資料整理道半ばですが、既に秋の多忙シーズンに突入してしまい、膨大な資料の影に隠れて二代目は仕事しています(割と快適そうではあります)。そんな二代目のもとに時々邪魔しに行く私は、先日『ゆきだるま』と書いてある資料袋を見つけました。ネガが一本入っているだけで、写真はなし。今度、写真を焼くときについでに焼こう、と出しておきました。

数日後、かなり古いネガだったので少し変色していましたが、愉快な写真をゲットいたしました。『雪だるまと影の二代目(義姉)』、『雪だるまと義父(超マジ顔)』、『雪だるまとホスト(20年近く前の二代目)』。大雪の中、順番にツーショットを撮影している辺り、律儀な写真屋さんという感じでイイです。

同じネガの中に『セブンティーンアイスの自販機とホスト』の写真もありました。昔の店の前に『セブンティーンアイス』の自販機があったとは……衝撃!今もあったらなぁ。夢の自販機……。

音楽をもっと!もっと!

2009-09-24 00:39:09 | 音楽(足利市民合唱団)
数日前に、ヴォクスマーナという声楽家集団の演奏会に行きました(→『いざ出陣!』)。

その演奏会はいつも私にある欲望をもたらします。それは「音楽をもっともっと」です。歌いたい、聴きたい、触れたい……とにかく、「もっと音楽くださーい」という状態に陥ります(数日様子をみると落ち着きます)。

今回はその「音楽欲望期間」内に、あるブログを読んでしまい、どうにも抑えきれなくなって、衝動的にオペラのチケットを購入してしまいました(正確に言うと、電話で問い合わせたら「もう2万円以上の席しかない」と言われ一旦断念。ところが、二代目が颯爽と現れ、インターネットを駆使し、まだかろうじて空いていた私の予算内の空き席を発見してくれたのでした)。

そのブログは音楽家の三澤洋史先生のブログなのですが、この方は「えーっと、こんな有名な人が、そこまで率直に書いて大丈夫ですか?」というくらい、正直に映画や本の感想をブログに記していらっしゃいます。そんなところが、全然偉ぶっている感じがしなくて、最初に読んだときからすっかりファンになりました。しかも、図々しいことを百も承知で言いますが、そのご意見に深~く同意しちゃうことの多いこと!夜中にパソコンの前で「そーなの、そーなの、そーなんですよぉ~」と身悶えてしまうのです。

というわけで、その三澤先生が手がけていらっしゃる新国立劇場の『オテロ』。高所恐怖症じゃ登れないような高~い(値段ではなく位置が)席しか買えなかったけど、行ってきます!!

ラーメンと犬

2009-09-22 11:36:43 | 日々雑多
お気に入りだった博多ラーメン専門店が閉じてしまいました。がぁっかり。

『ラーメン』と一括りにしてしまっていますが、博多・札幌・佐野…ちぢれ麺・細麺・太麺・たまご麺…。種類によって、ラーメンは全然違います。私に言わせれば、お好み焼きとホットケーキくらい違うものです。どちらも大好物だけど、お好み焼きがめちゃくちゃ食べたいときに、めっちゃ美味しいホットケーキを出されても、「うーん」と思うように、昨夜は博多ラーメンが食べたかったので、切なくなりました。

もう一つ、くくってしまってはあまりにも大雑把じゃないかな、と日頃思っているのは『犬』というコトバ。二代目とホームセンターに行くと、入口でバイバイしてペットコーナーに直行する私は自他共に認める犬好き(学生時代は一部の人に「犬にそっくりだ」と言われていた)ですが、チワワ、コリー、柴犬……国籍も違うし、顔も色も性格も体格もあんなに違うのに、自分達は『犬』っていう仲間なんだって思っているのかな、といつも疑問に思っています。トラ、ヒョウ、チーター…と細かく分かれて呼び分けられているけど、彼らは犬たちよりお互い似てるよなぁ。


ところで、どなたか佐野・足利近辺で博多ラーメン食べられるお店、教えてください。博多ラーメン難民になってしまいました(泣)。

ねえさん!付いていきます!

2009-09-21 19:36:46 | 音楽(足利市民合唱団)
合唱団に入って良かったなぁ、と思うことの一つは、個性的な友人が沢山できたこと。中でも秀逸なある一人のお友達について今日は書きます。


「コレ、二代目にあげようと思って食べるの我慢したのよ」と給食で出たナン(インド料理のアレです)を突然くれました。どうして『ナン=二代目』なのか謎ですが、その一件で瞬時に二代目も魅了してしまった彼女のニックネームは『姐さん』(我が家の義姉はこの字で『あねさん』と読んでますが、この場合は『ねえさん』と読みます)。


小学校の先生、3人の子供の母親、完璧な嫁(お正月には何十人もの親戚にゴハンを作るらしい)、合唱団員、ミュージカル団員……それだけの顔を持っていて尚且、「このネックレス作ったのよ」とか、「鮭一匹さばいたから、持ってくね!」とか、「飲み会は何時でも声かけてよ!」など、一体いつ寝てるのか、バイタリティなんてコトバでは言い尽くせない馬力を持った人です。


そんな完璧な姐さんですが、合唱をやっている人間なら一度は聞いたことがある男性合唱の名曲『いざ起て戦人よ』を、ずっと『膝立て戦人よ』だと思っていたそうです(すごい弱そうな戦人だな)。あんなに素敵な兄さんが姐さんに惚れた理由は、その辺の『かわいいギャップ』なんだろうな。


姐さん!これからも付いていきまっす!!

引っ込み思案なジャガイモ好き?

2009-09-20 12:34:03 | 日々雑多
昨夜、『アド街ック天国』という番組で栃木の特集をしていました。最近、U字工事という芸人さんのお陰で(せいで)、何だかおかしな扱われ方をする栃木ですが、とにかく「引っ込み思案で、不思議なモノを食べる県民」みたいな紹介をされていました。へ?そうなの?


私も学生時代に、焼きそばにジャガイモを入れて、友人たちに笑われた経験がありますが、そんなに不思議ですかね。実はそういう私も、ポテト入り焼きそばだとすぐにお腹が一杯になってしまうので、ジャガイモは殆ど二代目のお皿に移してしまうから、愛川欽也や山田五郎みたいに、「ジャガイモ邪魔、肉がいいな」派なのかもしれませんが。


足利も少しだけ紹介されましたが、映像になった近所の風景やいつも行くお店は何やら妙にイイ感じで、観光客の方々から見れば、足利も意外とオシャレな町並みに見えたりするのかもしれないな、と思いました。


時々、ウチの店構えを写真に撮っている観光客の方があり、多分急速に古ぼけてしまったウチの外観に歴史を感じているのであろうと、「この建物は何年くらい経つのですか?」と聞かれてしまわないように、こそこそ隠れてしまう私なのでした(本当はまだ建てて4年。外観はコチラで見られます)。そんな時、「あぁ、栃木の人は本当に引っ込み思案だ」と思われているんだろうか……。

気になるお店

2009-09-19 18:30:47 | 日々雑多
入りにくいお店というのがあります。それは時にステキ過ぎて敷居が高いパターンと、小さくて海のものとも山のものとも分からず入りにくいパターンがあります。ただ、どちらの場合にしても長く続いているお店なのであれば、根強いファンに支えられている訳であり、特に後者に関しては、気になって気になって仕方ない存在になったりします。

足利に戻って数年来、一度行ってみたいと思っている近所のラーメン屋さんがあります。そこは、もともと実家の父が、時々寄っていると聞いていたお店で、駐車場はおろか自転車を置くスペースもなく、曇りガラスで店内の様子は全く分からず、人の出入りも感じられたことがなくて、歩いて行かれる貴重なランチ候補店であるにも関わらず、トライできずにいました。


今日、そのお店の前の路地で信号待ちをしていました。すると、道路にはみ出る形で歩行器(年配の方が使用するタイプ)が駐車してありました。眺めていたら、丁度曇りガラスが開き、中から歩くのもおぼつかない、おばあさんが出てきました。やっと歩行器にたどり着いた辺りで、信号が青になり、私は走り去ってきてしまいましたが、あの歩行スピードで一体どこから歩いていらしたのか……。


あのおばあさんがそこまでして食べに来る一杯のラーメン、期待度、確実にUP!シルバーウィーク中に二代目を誘って行ってみようかな。

夜行の想い出

2009-09-19 02:13:01 | 日々雑多
昨日、友人3人と高速バスを利用しました。まだそんなに遅い時刻でもないのに、おしゃべりしているのは私たちだけで、とても静か。少しでもキャッキャするとひんしゅくを買いそうで、萎縮してしまいました。それでも、演奏会帰りの私たちに大人しく窓の外を眺めていなさいと言うのは無理な注文なので、「コソコソコソコソ、むふふふ」という会話を続けていました。「あぁ、迷惑なんだろうか…」と思いながら蘇るある記憶。


それは、もうかなり昔。二代目と寝台列車に乗りました。早朝に到着するし、そろそろ寝ますかね、という時間になっても、隣のブースの学生さん(多分)がキャッキャわーわー大騒ぎ。他のお客さんたちの「困ったもんだねぇ」的な空気が蔓延していましたが、本人たちは旅先の興奮状態でどこ吹く風。「もしかして今夜は眠れないかな」と思っていたとき、突然聞き覚えのある声が。

「うるさい!何時だと思っているんだ!」

……シーン……

私はいつ学生たちが怒鳴り込んでくるかと、ドッキドキで別の意味で眠れない時間を過ごすことになりました。


二代目は本当に意外性チャンピオン(普段はキリンやラクダを連想させる穏やかな性格なのに)。

いざ出陣!

2009-09-17 13:44:00 | 音楽(足利市民合唱団)
今夜は、1年に2回のお楽しみがあります。それは『ヴォクスマーナ』という声楽家集団の定期演奏会です。私たちの合唱団の先生をはじめ、ボイストレーニングでお世話になった方や、私たちのコンサートにソリストでいらしてくださる方など、とにかく『スゴイ人の集団』(色々な意味で)の、『スゴイ演奏会』(これもまた色々な意味で)です。


私は音楽をきちんと勉強したことがないので、演奏会に行っても、「この指揮者のココが素晴らしい」とか、「この○○交響曲の第○楽章が素晴らしい」とかは、実はよく分からなかったりします。それでも、「へ?なんで?」というタイミングで自分が泣いたり、「どわっ。今わたし呼吸止めてたぞ」と驚いたりすることがあり、それが多分「素晴らしい」という瞬間なのだろうと思って、色々な演奏会に通っています(何だか、とても野生的だけども)。


中でも、この演奏会は『普通の』演奏会ではありません。聴く側も油断していてはいけません。しっかり覚悟を固め、「いざ出陣!」風な姿勢で客席につきます。それでも毎回、感動だか何だか分からない不思議な感情に包まれて帰路に付くことになります。だから、「どうだった?」と尋ねられても「あー、うー」となってしまい、本当に困ります。


出演者の方自ら、「尚美さん、呼吸するの忘れないようにしてくださいね」と注意するくらいだから、今回もきっと、相当……。