ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

首相の名はクリス

2023-09-20 | 経済・政治・社会
NZは3年に1度の総選挙を10
月14日に控え、至る所に選挙
ポスターが張られています。


与党労働党に勝ち目がないの
が明らかになるにつれ、選挙
戦はややトーンダウン気味。


それでも選挙前恒例のガチン
コ2大政党党首対談となった
ら、やっぱり見とかないと



台本なし、弾丸質問、時間制
限、相手の発言への横やりと
火花散る丁々発止の党首バト
ル。攻めや守り、表情や言い
よどみなど、視聴者はその一
挙手一投足をライブで観戦


左がクリス・ヒプキンス首相
(与党労働党、元コロナ対策相)
右がクリス・ラクソン党首
(野党国民党、前NZ航空CEO)



2人ともクリス。選挙前から
首相の名前だけは決定です


労働党はアーダーン前首相人
気とコロナの強硬ロックダウ
ンで支持を集めたものの、平
常への移行の遅れや、平時で
の政策立案や実行能力の欠如
が明らかになって人気低迷。


それを補うばら撒き政策でも
支持は回復せず、世論調査で
は政権交代がほぼ確実です。

アーダーン首相の突然の辞任
の後のお鉢が回ってきたヒプ
キンス。政権交代で党首を引
責辞任することになりそう。


コロナ対策相として名前と顔
が売れ、親しまれやすいキャ
ラでしたが、政権はガタガタ

(※2年前の若々しいさが際立
つ、現在の厳しい背水の陣)


一方のラクソンは1期目の1年
生議員にしてすでに野党党首
10月14日にはほぼ首相に



政治家としては新人でも、大
手企業のCEOとして財界で培
ってきたコミュ力はさすが。

対談でも終始落ち着いていて
メディア対応も手慣れた印象


財政悪化、治安の悪化、物価
高、国民のオーストラリア移
住、政策の手詰まりなど閉塞
感が強い中、政治経験がない
大型新人の存在は新鮮です。


NY連銀から政界に転じ2008
年に首相となったジョン・キ
ー元首相を彷彿とさせるのは
誰もが認めるところですが、
政治手腕はもちろん未知数


党首対談はまだ続きます




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