ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

レモンとオレンジ

2006-07-19 | ペット・動植物
私たちのニュージーランド暮らしは最初からレモンづいていました。
到着して24時間経つか経たないかのうちにご馳走になったレモネード。(その時の話はコチラから)
そしてレモンの木がある家に引越し(詳しくはコチラで)、
レモンがご縁で家族ぐるみのお付き合いとなったイライジャ一家との出会い(その話はコチラ)・・・。

それまで知りませんでしたが、レモンというものは1年中、実がなります。柑橘類ですから、てっきりみかんのように冬場だけ結実するのかと思っていましたが、なんのなんの、真冬でも真夏でもピカピカの実をつけます。

今の家にもレモンがあります。
前の家の木より遥かに樹齢がいっているようですが、裏庭でたわわに実を実らせ、冬の青空を背景に艶やかな黄色が輝くようです。キッチンの窓からよく見え、見ているだけでも元気が出てくるような鮮やかさ。

前の家のレモンは、キウイの友人に、
「ホントはこんな風に呼んじゃいけないんだろうけど、うちではこういうレモンを
“マオリ・レモン”
って呼んでるわ。」
と言われたほど肉厚の“大物”でした。
←両掌ですくうほどの大きさで、重さもずっしり。本当にマオリのイメージで、
「うちでもそう呼んでるわよ!」
と言って、思わず2人で大笑いしたものです。

大きいのになると皮の厚さだけで1㎝ほどあり、2つに切るとすぐに断面が盛り上がってきて、再びくっつけても皮と皮が届かないほどでした。厚く硬い皮の中で行き場のなかった実が、一気にせり出してくるかのようです。

それに比べたら、今回のレモンは小ぶりで皮も薄く、お店で売っているのにかなり近い大きさです。さしずめ、
“パケハ・レモン”(白人レモン)
というところでしょうか´。`? 切るとやはり実がせり出してきます。これが「鮮度」なんでしょうね。

どちらもオーガニックなんて洒落たものではなく、庭に生えているだけで実際はほぼ野生。前の家のレモンは米のとぎ汁を根元にかける以外、何もしてきませんでしたし、今の家はレモンのみならず、庭全体に手入れをされていた形跡がほとんどありません(笑)

その分、香りがとても強く、酸っぱさにも野趣があり、前の家では風邪の引き始めにたっぷり搾って飲んでいました。ほとんどの場合、翌日にはすっきりで、「レモン○個分」が謳い文句の市販のビタミンCよりよほど効きました。(かなりの体調不良はビタミンC補給で治ることを知ってから、私はもっぱらこの方法です)

レモンに加え、
今度はオレンジの木もあります。
「これでもう、みかん狩りに行かなくて済むな。」
とは夫の弁。みかん狩りなど子どもが生まれる前に夫婦で一度行ったことがあるくらいで、
“行かなくて済むな”
なんて断言される筋合いはまったくない気がするんですが~´。`A
(狩らずに熟して落ちたのを拾います。その方が甘い気が↑)

甘くてジューシーで6つ切りにしてテーブルに出すと、あっという間に“売り切れ”ます(笑) レモンは落ちても虫が食うことはありませんでしたが、オレンジには直径5ミリくらいの穴がポカっと開いているものもあり、虫にとってもオイシイようです。

実はもう1本柑橘系の木があり、下見に来た時は何かなっていたように記憶していますが、今はまったく実がなく、何がなるのかは来年のお楽しみです。確か大きな実だったので、グレープフルーツだったらいいなぁ♪

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