グループ企業の成績 がジワリと上がってきたのは、この知名度の向上と信頼性が上がったのが大きかった
戦略家のアイツの教育は確かに各企業の社員に広がっていったが、それは直ぐに結果がでるものではなく、しかもアイツの言うのは、今までの方針にそんなには変わらなかった。
クダラン手練手管を使うよりも何代にもわたって築き上げた信頼性を高めるのが本当の戦略だという事だった
アーダコーダと云ってみるが 本当の王道は、従来の方針を維持する事だと云うのに、みんなに自信を持ったのだった。
各企業のトップはそれには気が付かないで、瑠璃興業系のコンビニが多く出店していき、ファーストフードも各地に出来、その店にいけば、いわばグループ企業の宣伝をしているようなものだった
瑠璃興業系のレアメタルの収益は うなぎ昇りに増え、支援に回す金は増え。恵の財団、加代子教の支援まで、瑠璃興業系の財団が斡旋していったので、瑠璃興業の支援と錯覚する人もいた
九州の社会福祉を支える財団とかまで言われ、その金は瑠璃興業の利益の一定比率を回していると噂が広がった
コンビニとかファーストフード系の利益はむしろ微々たるものでレアメタルの収益が巨大だったのではあるが、瑠璃興業の信頼度は高くなっていった