のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2070

2021-12-30 00:01:14 | 新しい子猫たち 
天野の報告では


彼の力で心理的なバリアが一時的になくなったとしても 周囲がその人に依然として攻撃的と感じるなら 心理的バリアは再構築され、元の人間性に戻るのは実は当然の事で 意味のないバリアをしていたと その人が感じるなら別だが


彼の力は万能ではない、その人がそんなバリアが意味のないものだと考えない環境では前に戻る


となっていた


ジブとしての対策は天野の報告を基に考えれた。そしてジブ周辺の企業 治部一族の関係する企業でも天野の報告は密かに流れた

天野の報告はジブのトップ陣には回されて、神太郎オフィスを通じて ジブ周辺の企業に流れた


もっとも 天野の報告は断定的過ぎる所はあるので その辺は 天野の部下と云えるジブ総研の精神医学研究所の研究者たちが補足してその周辺企業に流れた。神太郎が直接 コメントして、社員が自己防御しないといけない職場環境があるとすればその方が問題。その人の個人的な問題なら 心理的な相談を通して改善していく事を心がけてください。社員は企業にとっては 城であり 石垣でもあり 堀でもある。 社員が悩みを抱えていたり 職場環境がその人に攻撃的と感じるのなら ヒビが入っていて崩壊寸前の城であると考えてください。技術が 営業基盤が盤石と思うのも危険です。社員と遊離した技術基盤 営業基盤も存在しない、十分な注意が必要です。 となっていた。