のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2064

2021-12-17 00:41:17 | 新しい子猫たち 
ただジブの管理にはこうした成功体験が既にあった


管理と言いながら ジブの管理に属する企業は多い。出資している企業のファーストコンタクトは管理が取る。そして運用の世界で能無しと 言われた人たちを受け入れてきた。ナニか適した仕事がある筈だと 香奈は思い、常務兼部長もそれに従ってきた。


聖子の安いよの管理体制を確立した有村も元は神子チームの一員、運用の世界では儲けられんので管理に移動してきた。そして聖子の安いよの立ち上げに協力して 今の 安いよ の管理の骨格を作ったのは有村だった。聖子も好き勝手な思い付きで成功したように思われていたが、安いよは 聖子が気ままに思い付き、商売のネタを掴み、それを有村が適切な人を選び フォローする事で大きくなった。有村の貢献は実は知っていて社内の有能な人材を育て大切にした。それを馬鹿にするのであれば、聖子の身内を排除しても有能な叩き上げを大切にして 今の安いよ があるのだ。


そして香奈は個人的に食い物を大切にした。ジブが関与する農業 卸 そして農作物関係の企業は多い。儲けは薄いが いざと云う時には大切と云う 香奈の気持ちが働いた


遺伝子研究の筈の遺伝子研究所なのに いつまにか 動物の育種 植物の種子研究 にも金をドーンと使う事を香奈は認め、遺伝子研究所は研究所なのに 育種と種子ビジネスで世界の大手と変わった。そうした人材も管理から出してその人たちが有能な人たちを集めた。そして当時は運用で神の如く金は儲けていたので金の余裕はあった。ある程度のタダ飯食らいは気にしなかった。


香奈のそうした食い物を大切にする思いは猫たちにも引き継がれ、リトルチャグループでは農作物そして漁業に関係する仕事も既にしている。儲けは薄いが、いざとなった時の 猫たちの食糧になる筈との思いがそれを育て、ジブとの協力して、いつの間にか卸にはジブ関係の会社が多いのだ。


引き取った 役立たずが 既にいくつかの大手の企業を育てていた。


誠心誠意 社員を大切にすると 社員は成功をもたらしてくれる 筈と云う 根本の信仰に似た考えが管理にはあったのだ