のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1284

2017-10-04 00:27:32 | 新しい子猫たち 

このジイサンは本当に早く行った。大体目安の時間は親父さんにもみんなにも言っていた。それより一時間程早くついた


 


親父と奥さんに早速挨拶して、みんなを出迎えますとか云うので、横にいた社長は、それは私がします。会長は奥の部屋で と言った。


 


 


親父さんも貴方に出迎えらるとみんなビビるのでそうしない。みんな揃ったら、連絡してね。 と言った


 


そうそう、ここの庭は手入れされていて、昔の庭が蘇っているよと小声で言った


 


ジイサンはなぜ小声で言うんだろうと思いながら、庭を見に行った。少し散歩して、漸く 判った。これは大奥さんの庭だ、凛とした厳しさもそのまま、いや昔より厳しい感じかした。


 


そうか 奥さんが気分が良くないと言われる理由が判った。大奥さんと奥さんとの微妙な関係、確執とも言ってもいい関係は このジイサンはよく知っていた。奥さんにとっては亡くなった大奥さんにじっと見られているような感じがするのもしれない。


 


しかし この庭をこんなにも上手く管理するのは大変だ。並みの庭園業者では出来まい。