『ナチュラル(原題The Natural)』(1984年/バリー・レヴィンソン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「1939年。メジャー・リーグのナショナル・リーグに所属しているニューヨーク・ナイツに35歳のルーキー、ロイ・ハブス(ロバート・レッドフォード)が入団してきた。彼は16年前、サム・シンプソン(ジョン・フィネガン)にスカウトされ、シカゴ・カブスの入団テストを受けるはずだったのだが、謎の女ハリエット・バード(バーバラ・ハーシー)の銃弾に倒れ、メジャーリーグで活躍する夢を叶えられずにいたのだった。ナイツの株主でもある無能な監督ポップ・フィッシャー (ウィルフォード・ブリムリー)のせいもあって、ナイツは常に下位を低迷している弱小チーム。資金繰りのため、所有株式の一割を判事(ロバート・プロスキー)に売却したことから、判事が筆頭株主となっていたが、チームが優勝すれば株を買い戻し、それ以外の時は監督が解雇という契約になっていた。監督は、判事がロイを送り込んだと思い込み、ゲームへの出場どころか練習すら一切させなかったのだが・・・」という内容。
ロイがその素晴らしい才能と実力を発揮できるチャンスを得て、ナイツは連戦連勝するようになったのだが、自身を疫病神と称するポップと同様に姪のメモ・パリス(キム・ベイシンガー)も男の運を下げる疫病神のようだった。
伯父が自分の姪をそう言ってしまうのだからどうしようもない。
(^_^;)
野球選手としては超一流のロイの弱点は、そこだったのだろう。
かつてプロポーズしたアイリス・ゲインズ(グレン・クローズ)と疎遠になって、すっかり女性運が尽きたようなのだ。
そうでなければ、16年前にハリエットなどという犯罪者と知り合うこともなく、メジャーデビューを果たせていたはずだし、ナイツ連戦連勝後のスランプとも無縁だったはずだ。
「人込みがあるとあなたがいそうで、いつも捜したの」という再会時のアイリスの台詞と表情は切なかった。
呪いということではなく、"ワンダーボーイ"ではあったものの、天はそこを許さなかったのかもしれない。
しかも、マックス・マーシー(ロバート・デュヴァル)やガス・サンズ(ダーレン・マクギャヴィン)などという質の悪い新聞記者につきまとわれてしまったのも良い兆候ではなかった。
プロスポーツを題材にしてはいたが、何だか神秘的な展開で面白い作品だった。
物語は、「1939年。メジャー・リーグのナショナル・リーグに所属しているニューヨーク・ナイツに35歳のルーキー、ロイ・ハブス(ロバート・レッドフォード)が入団してきた。彼は16年前、サム・シンプソン(ジョン・フィネガン)にスカウトされ、シカゴ・カブスの入団テストを受けるはずだったのだが、謎の女ハリエット・バード(バーバラ・ハーシー)の銃弾に倒れ、メジャーリーグで活躍する夢を叶えられずにいたのだった。ナイツの株主でもある無能な監督ポップ・フィッシャー (ウィルフォード・ブリムリー)のせいもあって、ナイツは常に下位を低迷している弱小チーム。資金繰りのため、所有株式の一割を判事(ロバート・プロスキー)に売却したことから、判事が筆頭株主となっていたが、チームが優勝すれば株を買い戻し、それ以外の時は監督が解雇という契約になっていた。監督は、判事がロイを送り込んだと思い込み、ゲームへの出場どころか練習すら一切させなかったのだが・・・」という内容。
ロイがその素晴らしい才能と実力を発揮できるチャンスを得て、ナイツは連戦連勝するようになったのだが、自身を疫病神と称するポップと同様に姪のメモ・パリス(キム・ベイシンガー)も男の運を下げる疫病神のようだった。
伯父が自分の姪をそう言ってしまうのだからどうしようもない。
(^_^;)
野球選手としては超一流のロイの弱点は、そこだったのだろう。
かつてプロポーズしたアイリス・ゲインズ(グレン・クローズ)と疎遠になって、すっかり女性運が尽きたようなのだ。
そうでなければ、16年前にハリエットなどという犯罪者と知り合うこともなく、メジャーデビューを果たせていたはずだし、ナイツ連戦連勝後のスランプとも無縁だったはずだ。
「人込みがあるとあなたがいそうで、いつも捜したの」という再会時のアイリスの台詞と表情は切なかった。
呪いということではなく、"ワンダーボーイ"ではあったものの、天はそこを許さなかったのかもしれない。
しかも、マックス・マーシー(ロバート・デュヴァル)やガス・サンズ(ダーレン・マクギャヴィン)などという質の悪い新聞記者につきまとわれてしまったのも良い兆候ではなかった。
プロスポーツを題材にしてはいたが、何だか神秘的な展開で面白い作品だった。