仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

フィリップ、きみを愛してる !

2017年09月16日 | ムービー
『フィリップ、きみを愛してる!(原題I Love You Phillip Morris)』(2009年/グレン・フィカーラジョン・レクア監督/アメリカ・フランス)を見た。
物語は、「スティーブン・ラッセル(ジム・キャリー)がバージニア州バージニアビーチの警察官になったのは、システムを利用して、自分を養子に出した実の母を探し出すのが目的だった。ようやく母を探し出し、家を訪ねたスティーブンだったが、彼は母から拒絶されてしまう。その日をもって警察を退職したスティーブンは、妻デビー(レスリー・マン)と娘ステファニーと共にテキサスへと引っ越すが、生死を意識するような自動車事故に遭ってしまったことをきっかけとして、自分に正直に生きようと決心したのだった。そして、自分がゲイであることを妻にカミングアウトし、フロリダに移住。ボーイフレンドのジミー・ケンプル(ロドリゴ・サントロ)と楽しい日々を過ごすのだったが・・・」という内容。
二人で豪遊するための資金作りに詐欺を繰り返していたスティーヴンは、逃げ回りはするものの、結局は逮捕され、収監されることになる。
そこで出会ったのが、運命の人と信じるフィリップ・モリス(ユアン・マクレガー)なのだが、先に外に出たスティーヴンは、なんと法廷で弁護士を演じ、裁判官や検察官を相手にフィリップの刑期短縮と出所を決定させてしまう。
さすが詐欺師という感じなのだが、この物語は、IQ169の天才詐欺師スティーヴン・ラッセルの実話をもとに作られたのだといい、現在、彼は総刑期167年でテキサスの刑務所に収監され、23時間の監視状態に置かれているのだそうだ。
(^_^;)
経歴詐称をしたり、会社の資金を横領した結果のとてつもなく長い刑期なのだが、"総刑期167年"とは、「アメリカは小説より奇なり」だと思う。
(^。^)

イエスマン

2016年08月12日 | ムービー
『イエスマン "YES"は人生のパスワード(原題Yes Man)』(2008年/ペイトン・リード監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ロサンゼルス。銀行に勤めているカール・アレン(ジム・キャリー)は、職場では面倒な融資物件に一切興味を示すことなく申請を却下し、私生活でもかかってきた電話に出ることはない。何かと理由をつけては友人の誘いを拒み続け、家のソファーでテレビを見る日々を続けていた。そんなある日、親友ピーター(ブラッドレイ・クーパー)とルーシー(サッシャ・アレクサンダー)の婚約パーティーまですっぽかし、"生き方を変えない限りお前は一人ぼっちになる"と罵倒される。その夜、自分が孤独死している夢を見て飛び起き、さすがに人生に危機感を持ったカールは、以前、"人生が楽しくなるぞ"と知人のニック・レイン(ジョン・マイケル・ヒギンズ)に誘われた"YES"というセミナーに参加してみることにしたのだが・・・」という内容。
何ともパワフルな初老の男テレンス・バンドリー(テレンス・スタンプ)が主宰するそのセミナーのパンフレットには、「YESは人生のパスワード」と書いてあったが、"YESと言えば何でも可能になる"というのが、このセミナーの教えだった。
ニックのおかげで開始早々目をつけられてしまったカールは、いきなり質問攻めに遭い、"YES"と返事をすれば会場中の人間が"YES!!"と叫び、一言でも"NO"というものなら、"NOマン!!NOマン!!NOマン!!NOマン!!"と繰り返し叫ばれる。
これはたまったものではない。
完全アウェーだ。
(^_^;)
ただ、そのセミナーで「会場を出た瞬間から、誰かにYESかNOの返事を求められた時は必ずYESと答える」と約束させられた通りに、どんな無理難題にも"YES"と答え続けていると、何だか運気が上昇していくというのが無茶苦茶だけれども面白い。
ガソリンスタンドでのアリソン(ゾーイ・デシャネル)との出会いやミュンヒハウゼン症候群のライブでの彼女との再会も"YES"と言い続けたおかげだし、仕事もどんどん良い方向に向かって行くのだから、これは"YES"を見習おうという気になってくる。
NOと言えばそこで終わりだが、YESと言えば可能性が広がっていくのだから。
最終的にはセミナー参加者を少しばかり茶化している場面も出てきたものの、アメリカではこういったセミナーがビジネスとして十分に成り立っているのだろうから、その存在自体はかなり肯定的に取り上げられていたようだ。
これはなかなかに面白い作品だったが、デンゼル・ワシントン同様、ジム・キャリー主演作にも外れがないような気がする。
(^_^)

ディック&ジェーン復讐は最高!

2010年06月17日 | ムービー
『ディック&ジェーン復讐は最高!(原題Fun with Dick and Jane)』(2005年/ディーン・パリソット監督/アメリカ)を見た。
物語は、「IT企業グローバーダイン社に勤めるエリートサラリーマンのディック・ハーバー(ジム・キャリー)は、遂に部長へと昇進した。それを機に妻のジェーン(ティア・レオーニ)は勤めていた旅行代理店を退職するのだが、粉飾決算を続けていたグローバーダイン社は最高経営責任者ジャック・マカリスター(アレック・ボールドウィン)が計画的に持ち株を売り抜けた直後に倒産してしまう。失業したディックは再就職もままならず・・・」という内容。
本筋に入るまでのフリが意外と長いのだが、それは我々の実生活を考えてみても実は同じようなことがあるかもしれない。
どうしようか迷う期間は長いものの、"何かが吹っ切れる瞬間"というのがあって、そこを超えてしまえばあとは早いのだ。
ディックにとってのその時は、何のことは無いスプリンクラーの散水を見た時で、それからはあっという間に2人で"新事業"にのめり込んでいく。
(^o^)
映画『ブルース・ブラザース』(1980年/ジョン・ランディス監督/アメリカ)のパロディーもあったりして、そこそこ面白い。

エターナルサンシャイン

2009年07月15日 | ムービー
『エターナルサンシャイン(原題Eternal Sunshine of the Spotless Mind)』(2004年/ミシェル・ゴンドリー監督/アメリカ)を見た。
物語は、「とある冬の日、寝覚めの悪かったジョエル・バリッシュ(ジム・キャリー)は通勤と反対方向の電車に飛び乗る。寒風吹きすさぶモントークの海岸でクレメンタイン・クルシェンスキー(ケイト・ウィンスレット)という不思議な女性と出会い、意気投合するのだが、実は彼女は・・・」という内容。
謎めいた人物達が登場し、物語はとても不思議な展開になる。
バンテージポイント(原題Vantage Point)』(2008年/ピート・トラヴィス監督/アメリカ)のような話かと思ったが、どちらかというと『メメント(原題Memento)』(2000年/クリストファー・ノーラン監督/アメリカ)に近いか。
物語の核心を握るのは、"ラクーナ社"という謎の会社。
「今死んでもいい。最高に幸せだ。生まれてずっとこの瞬間を待っていた」という台詞が心に残った、不思議な展開でありながらも実はとても熱い物語だった。
これは必見。
(^_^)

ライアーライアー

2008年12月22日 | ムービー
『ライアーライアー(原題Liar Liar)』(1997年/トム・シャドヤック監督/アメリカ)を見た。
物語は、「仕事に時間を割きすぎる弁護士フレッチャー(ジム・キャリー)は、離婚した妻オードリー(モーラ・ティアニー)と一緒にいる息子マックス(ジャスティン・クーパー)との約束をいつも守ることができず、5歳の誕生パーティーもすっぽかしてしまった。悲しくなったマックスは「1日だけでいいからパパがウソをつきませんように」と願い事をし、それが叶ってしまう」という内容。
本編終了後のNG集を見て判るとおり、ジム・キャリーあってこその『ライアーライアー』であり、他の俳優ではこの映画の成立は無いだろう。
自分が持っている青いボールペンと格闘するシーンや、裁判所のトイレで自分自身と格闘するシーンの演技は素晴らしい。

ブルース・オールマイティ

2007年07月15日 | ムービー
『ブルース・オールマイティ(原題Bruce Almighty)』(2003年/トム・シャドヤック監督/アメリカ)を見た。
物語は、「上手くいかない不満をすべて神のせいだと考えていたブルース・ノーラン(ジム・キャリー)に、神(モーガン・フリーマン)は自分と同じ能力を与えて代理をさせた。しかし、彼は誰も助けようとせず、自分のためだけに能力を使い、1人だけ成功するのだが、世界中にその影響が出てきて大混乱になる」という内容。
ジム・キャリーならではの、小さいネタの連続が面白い。
(^。^)
"勧善懲悪"というと、日本のテレビドラマ『水戸黄門』のような時代劇が思う浮かぶのだが、"神"が登場するだけあって、これも何か似たような「あなたは良くありなさいと」いう勧めをしている、いかにもキリスト教的な内容の作品だと感じた。
ジム・キャリーの相手役ジェニファー・アニストン(グレース・コネリー役)は、何かで見た女優だと思いながらどうしても思い出せなかったのだが、先日見た『私の愛情の対象(原題The Object of My Affection)』(1998年/ニコラス・ハイトナー監督/アメリカ)の主演女優だったことにようやく気がついた。
調べてみると、なかなか面白そうな映画に出ている女優さんのようなので、そのうち映画サークルの仁左衛門企画で取り上げてみようかとも考えてみたのだった。
(^_^)