仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

底抜け大学教授

2014年04月09日 | ムービー
『底抜け大学教授(原題The Nutty Professor)』(1963年/ジェリー・ルイス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「化学には精通しているものの、からっきし体力がないジュリアス・ケルプ教授(ジェリー・ルイス)は、講義中にアメフト部の学生から馬鹿にされ、途中で講義を打ち切ってしまう。そのクラスのステラ(ステラ・スティーヴンス)からボディビルで身体を鍛えることを勧められた教授は決意してジムに通い、いろいろマシーンを使ってみるのだが、効果が出ないことから、様々な文献を読み漁り、一瞬にしてたくましい男に変身するというクスリを発明するに至るのだった。クスリを飲んだ後の教授は社交的な性格に変貌し、すべてにずば抜けた才能を発揮する。"バディ・ラブ"と名乗り、瞬く間に学生達の人気者になったのだが・・・」という内容。
二重人格者の物語『ジキル博士とハイド氏』をモチーフとした作品だそうなので、教授変身後のバディ・ラブは陽気なハイド氏というわけだ。
変身後は確かに変身前と違う方面の才能が開花して、いつもやり込められていたウォーフィールド博士(デル・ムーア)を反対に手玉に取るのだが、見た目に関しては「そうかぁ!?」という感じでもある。
しかし、ビジュアル的な問題は時代が違うので仕方がないところだろう。
(^_^;)
監督・脚本・主演の3役をこなしているジェリー・ルイス(1926年~)という人は随分と才能がある人のようなのだが、マッタク知らないので少し調べてみると、父親が芸人だったこともあって5歳で初舞台を踏んだ有名なコメディアンとのことだった。
確かに、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年/ロバート・ゼメキス監督/アメリカ)の劇中、「今の大統領はレーガンだ」「大統領がレーガンなら、副大統領はジェリー・ルイスで、ファーストレディはジェーン・ワイマンか?」というマーティとドクの会話がある。
(^。^)
この作品は、のちにエディ・マーフィ主演『ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合』(1996年/トム・シャドヤック監督)としてリメイクされている。

ライアーライアー

2008年12月22日 | ムービー
『ライアーライアー(原題Liar Liar)』(1997年/トム・シャドヤック監督/アメリカ)を見た。
物語は、「仕事に時間を割きすぎる弁護士フレッチャー(ジム・キャリー)は、離婚した妻オードリー(モーラ・ティアニー)と一緒にいる息子マックス(ジャスティン・クーパー)との約束をいつも守ることができず、5歳の誕生パーティーもすっぽかしてしまった。悲しくなったマックスは「1日だけでいいからパパがウソをつきませんように」と願い事をし、それが叶ってしまう」という内容。
本編終了後のNG集を見て判るとおり、ジム・キャリーあってこその『ライアーライアー』であり、他の俳優ではこの映画の成立は無いだろう。
自分が持っている青いボールペンと格闘するシーンや、裁判所のトイレで自分自身と格闘するシーンの演技は素晴らしい。

ブルース・オールマイティ

2007年07月15日 | ムービー
『ブルース・オールマイティ(原題Bruce Almighty)』(2003年/トム・シャドヤック監督/アメリカ)を見た。
物語は、「上手くいかない不満をすべて神のせいだと考えていたブルース・ノーラン(ジム・キャリー)に、神(モーガン・フリーマン)は自分と同じ能力を与えて代理をさせた。しかし、彼は誰も助けようとせず、自分のためだけに能力を使い、1人だけ成功するのだが、世界中にその影響が出てきて大混乱になる」という内容。
ジム・キャリーならではの、小さいネタの連続が面白い。
(^。^)
"勧善懲悪"というと、日本のテレビドラマ『水戸黄門』のような時代劇が思う浮かぶのだが、"神"が登場するだけあって、これも何か似たような「あなたは良くありなさいと」いう勧めをしている、いかにもキリスト教的な内容の作品だと感じた。
ジム・キャリーの相手役ジェニファー・アニストン(グレース・コネリー役)は、何かで見た女優だと思いながらどうしても思い出せなかったのだが、先日見た『私の愛情の対象(原題The Object of My Affection)』(1998年/ニコラス・ハイトナー監督/アメリカ)の主演女優だったことにようやく気がついた。
調べてみると、なかなか面白そうな映画に出ている女優さんのようなので、そのうち映画サークルの仁左衛門企画で取り上げてみようかとも考えてみたのだった。
(^_^)