仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

海底軍艦

2017年03月26日 | ムービー
『海底軍艦』(1963年/本多猪四郎監督・円谷英二特技監督)を見た。
物語は、「落盤対策の専門家である土木技師の誘拐が相次いだ。最初の被害者・進藤(伊藤久哉)の誘拐事件に関する現場に居合わせたカメラマンの旗中進(高島忠夫)と助手の西部善人(藤木悠)は、誘拐に使用され海に沈んだタクシー(盗難車)を引き揚げた際、直前に蒸気人間を見たと証言するものの、警視庁の伊藤刑事課長(小泉博)は信じない。一方、雑誌『実話之友』記者・海野魚人(佐原健二)を名乗る男が、光國海運の重役、元日本海軍技術少将であり特別設計班班長・楠(上原謙)を訪ね、潜水艦イ号403の艦長だった神宮司八郎大佐(田崎潤)が実は生存していて極秘任務に当たっているのではないかという"海軍の謎"について取材を求めるのだが、サイパン沖で戦死したとされる大佐は楠の秘書・神宮司真琴(藤山陽子)の父親とのこと。そして、取材の直後、2人はムウ帝国工作隊員23号(平田昭彦)により誘拐されようとするところを・・・」という内容。
約1万2000年前に一夜にして海底に沈んだというムウ帝国の子孫が海底で生き延びていて、かつて植民地だった地上世界の国々に対し、ムウ帝国皇帝陛下(小林哲子)に世界を返上しろと迫るという展開になるのだが、なかなかに面白い。
(^_^)
世界最高性能を誇る原子力潜水艦レッドサタン号が水深3,600フィート(約1,097メートル)で圧壊爆発したのを尻目にまだまだ水中降下し続けるムウの潜水艦。
地熱をエネルギー源とする海底世界や深海の水圧にも耐えられる耐圧服は、地上人よりも優れていると自負するムウの人達のよりどころなのだろう。
日本の無条件降伏から20年が経過してなお"帝国海軍の復興"を目指し海底軍艦を開発し、世界的見地に立てとの言葉に耳を貸そうとしない旧軍人達が登場するのだが、何だかムウ帝国の人達と変わらないような気がするし、「世界は変わったのだ」という楠に対し、「海底軍艦で世界をまた変えて見せます」と言うに至っては、"戦争キチガイ"、"愛国心という錆びついた鎧を着続けている亡霊"と言われても仕方がないところだろう。
(^_^;)
調べてみると、原作は『海島冐險奇譚 海底軍艦』(1900年・明治33年/押川春浪著)というSF小説らしいのだが、内容はマッタクの別物とのことである。
ちなみに、原作は"青空文庫"で読めるらしい。
なかなかに興味深い作品だった。
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オーシャンズ11

2017年03月24日 | ムービー
『オーシャンズ11(原題Ocean's Eleven)』(2001年/スティーブン・ソダーバーグ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「窃盗罪で4年間服役していたノース・ジャージー刑務所から仮出所したダニエル・オーシャン(ダニー/ジョージ・クルーニー)は、規則を無視し、ニュージャージー州から出て、ネバダ州ラスベガスへと向かった。かつての仲間ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)と合流し、服役中に企てた現金強奪計画の実行を模索するダニー。そのターゲットは、冷酷非道なテリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)が経営する3つの巨大カジノ"ベラージオ"、"ミラージュ"、"MGMグランド"の売上金計1億6,000万ドルだった。ダニーら11人は、ミサイル基地並の強固なセキュリティシステムで守られた大金に挑むのだったが・・・」という内容。
ニュージャージー州にもアトランティックシティというアメリカ東海岸最大のカジノの街がある。
ダニーは一度立ち寄ったものの、それは単にフランク・キャットン(バーニー・マック)をピックアップするためだけが目的だった。
やはり、ラスベガスともなると扱う金の規模が大違いなのだろう。
というのも、ネバダ賭博委員会が定めた「カジノはチップ分の現金を常備していなければならい」というルールがあるとのことで、さらに、彼等の実行日にはボクシングの試合も予定されていることから、1億6,000万ドルは堅いという目論見のようだった。
そして、ダニーには、ベネディクトに奪われた妻テス(ジュリア・ロバーツ)の奪還というもう一つの目的もあったのだが、これは相手の気持ちもあるのだから、バッグに入った現金とは違って強引に奪い取るということはできない。
「彼は君を笑わせる?」
「泣かせたりしないわ」
といったような大人の会話もあったりして、サイドストーリーも面白い。
(^_^)
マット・デイモン演じる若手のライナス・コールドウェルが仲間の足を引っ張って、すんなりとは計画が進まなかったりするのは予想ができる所ではあるのだが、それはそれで楽しく見られる部分だ。
「勝つのは親だ。結局はカジノが巻き上げる。勝つには、良い手が来た時、一発勝負に出るしかない」というダニーの台詞にも妙に説得力があって、面白い作品だった。
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浅草四人姉妹

2017年03月22日 | ムービー
『浅草四人姉妹』(1952年/佐伯清監督)を見た。
物語は、「昭和27(1952)年の浅草。季節小料理"お獅子"を経営している井手藤吉(三島雅夫)と梅子(沢村貞子)の夫婦には4人の娘がいた。長女は東京隅田病院の内科医・美佐子(相馬千恵子)、次女は踊りで身を立てようと芸者になった幸子(関千恵子)、三女は洋裁店いづみに勤めながら将来のデザイナーを夢見ている千枝子(杉葉子)、四女は男にばかり任せていたらいつまた戦争になるか分からないから代議士になりたいという高校生の恵美子(岩崎加根子)。ある日、"姉ちゃん先生"と呼ばれて家族にも近所の人達からも頼りにされている美佐子のところへお見合いの話が舞い込み・・・」という内容。
"姉ちゃん先生"は、隣でアイスクリーム屋"蝶々"を営んでいる加代(飯田蝶子)の息子・三平(高島忠夫)と碁を打つのに、2階の物干し場から互いの家を行き来したり、当時の流行語らしい「とんでもはっぷん!!」という台詞があったり、なかなか面白い人のようだったが、性格は相当に勝気らしく、彼女に密かな好意を持っている同僚の外科医・田中(山内明)の気持ちにはまったく気がつかず、いつもキツイ言葉で対応していた。
三女・千枝子が盲腸の緊急手術を受けるべく病院に運ばれた深夜の当直医師が田中だったが、起こされた仮眠中の田中が思わず「何でこんな時間に怒りに来たの!?」と言っていたのには笑った。
かなり怖がられていたようだ。
(^。^)
この作品が劇場公開されたのは、前年に締結された"サンフランシスコ講和条約"が発効して日本が主権を回復した昭和27(1952)年。
「あら、地震だわ。地震と雷と空襲だけはどうもねぇ・・・」という台詞や、何度も"男が少ない世の中"といった言葉が出てきたり、(パーティーで)美佐子と田中が病院のアルコールを三角フラスコを使って水割りにし、じっと見てはお酒の名前を言いながらテキーラのように飲む場面など、まだまだ太平洋戦争の後遺症の中にいる時代に見えた。
物がなかったりあふれていたり、時代によって世の中の暮らしぶりは違うのかもしれないのだが、人の心や思いというのはいつの時代も変わらないものなのだろうと思いながら、面白く見られた作品だった。
(^_^)
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MISTY

2017年03月20日 | ムービー
『MISTY』(1997年/三枝健起監督)を見た。
物語は、「平安時代。由緒ある家柄の青年・武弘(金城武)の所へ嫁入りすることになった真砂(天海祐希)は、二人で都へと向かっていたのだが、その途中、森の中で野獣のような男・多襄丸(豊川悦司)に襲われる。多襄丸は武弘を縛り上げ、真砂ににじり寄った。夜が明けて、森の中に武弘の死体と切り落とされた男の腕が発見され、調査に当たった検非違使たちは、真砂と多襄丸、そして事件の目撃者である盗賊のミミズ(小西杏奈)という子供から証言を得たものの、3人の証言はそれぞれに食い違っていて・・・」という内容。
これは『藪の中』(芥川龍之介/作)を映画化したもので、同短編小説では武弘が26歳、真砂が19歳と書かれていたのだが、本作品ではもう少し上の年齢に設定されているような配役だった。
現場検証をした白河(小日向文世)、紺野(六平直政)、赤堀(篠井英介)といった検非違使によると、多襄丸は懸賞金が掛けられているほどの悪党なのだそうで、広い森の中でそんな男に出くわしてしまった2人の運の悪さには同情してしまうものの、キッカケは武弘と真砂が盗賊の子供達に荷物を盗まれてしまったこと。
「あの男さえいなければ」という真砂の台詞があったのだが、そもそも、大事な物を置きっぱなしにしてその場を離れるような油断がこの事件を引き寄せてしまったのだから、人のせいにばかりはできないだろうとも思う。
それぞれの証言時には再現映像が同時に写し出されるのだが、その証言によって、土砂降りだったり、雨上がりだったり、風が強いだけだったりと、いろいろと状況を変化させているのが面白かった。
さて、今時の"藪の中"といえば、学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却に関する問題だろう。
同法人が国有地を評価額より大幅に安く取得できたことに関して、国会議員の関与があったのか。
疑惑とされる指摘がどんどんと広がり、現職防衛大臣稲田朋美氏と元理事長籠池泰典氏との接点、現職の内閣総理大臣である安倍晋三氏と同氏の接点、さらには、開設が予定されていた森友学園運営による小学校の名誉校長に一時期就任していたという安倍首相の配偶者・昭恵氏と同氏の接点等についてが、テレビのニュース番組やワイドショー等でほぼ連日取り上げられている昨今だが、3月23日(木)には参議院(午前10時)と衆議院(午後2時50分)の予算委員会において籠池泰典氏の証人喚問が行われることになったようだ。
証人喚問で虚偽発言があれば偽証罪に問われることになるので、その場で何の根拠もない話がでっち上げられることもないだろう。
果たして、つついた"藪の中"から一体何が飛び出してくるのか。
疑惑と言われているものの何かが解消されるのか。
3月17日(金)の東京株式市場で小幅に反落した日経平均株価(前日比68円55銭安の1万9521円59銭)を受け、ついに「森友学園への国有地売却を巡る問題で政局の停滞が懸念され、小口の売りが優勢だった」とも分析され出したようであり、単なる馬鹿げたゴシップでは済まないような状況になってきた。
この証人喚問は、目下、世間の大注目である。
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最後の晩餐

2017年03月18日 | ムービー
『最後の晩餐(原題La Grande bouffe)』(1973年/マルコ・フェレーリ監督/フランス・イタリア)を見た。
物語は、「料理家のウーゴ(ウーゴ・トニャッツィ)、俳優のミシェル(ミシェル・ピッコリ)、国際線の機長マルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)、裁判官のフィリップ(フィリップ・ノワレ)の4人は、フィリップの父が所有したパリの由緒ある邸宅に集合した。大量の食材を買い込んでこの邸宅にこもり、ひたすら美食の限りを尽くすのが目的だった。初日はスクリーンに映し出される女の裸を見ながら、黙々と牡蛎を食べて、翌日には3人の美しい娼婦を呼んだ。この日、偶然に庭のボワローの菩提樹を見学させてほしいとやって来た太った女教師アンドレア(アンドレア・フェレオル)も加わり、豪勢なメニューが並ぶ晩餐会が再び開かれたのだが・・・」という内容。
業者のトラックで運び込まれてきたのは、イノシシ1匹、小鹿2匹、ホロホロ鳥120羽、雄の若鶏36羽、ひな鳥240羽、子羊5頭などなど、どれも最高級の肉で、もちろん野菜も大量だ。
(魚介類がなかったような気がしたが)これらをウーゴが調理し、皆がただひたすら食べ続けるのだが、「さぁ、祭の始まりだ!!」と叫んだマルチェロの目がすでに狂気を感じさせていたような気がする。
2日目から参加した4人の女性のうち3人は、翌日から体調を崩して次々に去っていく。
彼女達は、食べる→セックス→食べる→セックス→食べる→セックス→食べる・・・・という果てしなく続く状況に何らかの危険を察知してもいたのだろうし、第一に身体が食べ物を受付けなくなっていたのだろう。
動くのが苦痛になってベッドに横たわりながら、それでも食べ続けるだなんて異常としか表現しようがない。
空腹でもないのに食べ続けるというのは苦痛でしかないのだろうが、唯一、太った女だけは違った。
延々と食べ続けるし、延々とセックスし続ける。
一人だけ究極の状況を楽しんでいるようだった。
おそらく彼女にとっては、これまでやりたくてもやれなかったことが実現できて、楽しくて楽しくて仕方がなかったのだろう。
(^_^;)
彼等がただ食べることを永遠に楽しみ続けたいということなら、ローマ時代のように鳥の羽根でも使ったのだろうが、4人共それはしなかった。
ミシェルは部屋の鍵を娘に預け、マルチェロは飛行機から降りる時、名残惜しそうに眺めていたが、男達は皆、ある決意があってこの館にやって来たのだ。
アンドレアとは反対に、こういう人生にすっかり飽きてしまっていたのだ。
少し変わった物語だったが、まったく理解できないという話ではなかった。
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オリヲン座からの招待状

2017年03月16日 | ムービー
『オリヲン座からの招待状』(2007年/三枝健起監督)を見た。
物語は、「別居中の三好祐次(田口トモロヲ)と良枝(樋口可南子)。良枝の所へ故郷京都の小さな映画館オリオン座から謝恩最終興行の招待券が2枚届いた。幼馴染の2人が子供の頃にいつも遊びに行っていた近所の映画館だが、57年間の営業に終止符を打つという。一緒に行こうと誘う良枝に祐次の返事はつれなかった・・・」という内容。
豊田松蔵(宇崎竜童)とトヨ(宮沢りえ)が2人で営んでいたオリヲン座は昭和25年に開館したのだというが、テレビのない時代には大盛況だったのだろう。
昭和32年に仙波留吉(加瀬亮)が住み込みで働くようになった時も、オリヲン座は満席だった。
入口に「入場料/大人70円、小人35円」と書かれていて、売店には柿の種・ピーナッツ・煎餅・あんパン10円、ラスク20円、かりんとう35円などと書かれていたが、柿の種などは小さなスコップでガラスの瓶からすくって手製の紙コップに入れるという何ともほほえましい販売方法だったようだ。
日本の映画館入場料は『戦後値段史年表 週刊朝日編』(1995年/朝日文庫)には、昭和26年が80円と書かれていたものの、昭和32年は150円となっていた。
オリヲン座は封切館ではなかったので、昭和32年でも入場料が安かったということなのだろうか。
(^_^)
昭和32年にかけていた『君の名は』と『二十四の瞳』の2本立てや、昭和35年の『幕末太陽傳』では満席でにぎわっていたオリヲン座も昭和36年にはテレビが普及し始めたこともあって客がまばらになっていた。
閉館する頃の豊田トヨ(中原ひとみ)と仙波留吉(原田芳雄)はすっかり老人になっていて、施設もすっかり古ぼけ、たばこの自動販売機は故障中、売店にもほとんど何も置かれていなかった。
何とも切ない様子が映し出されていたが、家族経営の映画館というのは今はもう日本のどこにもないのだろう。
歴史の1ページという話だ。
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ドラゴンボールZ 復活の「F」

2017年03月14日 | ムービー
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015年/山室直儀監督)を見た。
物語は、「かつて、広大な宇宙を舞台に悪の限りを尽くしたフリーザ(中尾隆聖/声)は、ナメック星での孫悟空(野沢雅子/声)との死闘の後、地球において、未来から来たトランクス(草尾毅/声)に倒されたため、死後は地獄でミノムシのように吊るされていたのだが、以前の部下ソルベ(斎藤志郎/声)ら残党は、フリーザの復活を諦めていなかった。星を移住したナメック星人を見つけ出せないため、仕方なくスーパーサイヤ人が存在する地球に赴き、7個のドラゴンボールを集めてフリーザを復活させようとしたが、ちょうどピラフ(千葉繁/声)、シュウ(玄田哲章/声)、マイ(山田栄子/声)らが集めていた6個を奪い、ドラゴンレーダーを使って7個目も難なく探し出した。孫悟空への復讐計画を始めようとするフリーザは、生まれて初めての過酷なトレーニングに挑む。そして、その半年後・・・」という内容。
テレビアニメの『ドラゴンボールZ』(1989年~1996年)にフリーザが登場していたのは、1990年から1991年までのことらしいので、本作品での復活までは本当に長かったようだが、悪役ながら相当の人気があるキャラクターなのだろう。
(^。^)
原作マンガの連載(1984年~1995年/週刊少年ジャンプ)は終了してしまったが、その後もアニメ・オリジナルの物語が幾つか制作されているので、孫悟空はもちろん、孫悟飯(野沢雅子/二役)、ベジータ(堀川りょう/声)ら登場人物はそれぞれ成長していることから、本作のフリーザもパワーアップして金色になったとの設定のようだった。
(^_^;)
20年も前のアニメの登場人物(!?)が復活した新作映画を見て喜んでいる人が大勢いるのだから、"ジャパニメーション"というのは、国内でも海外でもまだまだ"クールジャパン"として稼げるのだろう。
(^_^)
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深夜食堂

2017年03月12日 | ムービー
『深夜食堂』(2015年/松岡錠司監督)を見た。
物語は、「新宿。のれんに"めしや"とだけ書かれている食堂。営業時間が夜12時から朝7時頃までなことから、客は皆、"深夜食堂"と言っている。マスター(小林薫)が用意しているメニューは、豚汁定食、ビール、日本酒、焼酎のみ。"あとは勝手に注文してくれりゃあ、出来るものなら作るよ"という営業方針だ。ある日、いつものように常連の忠さん(不破万作)、竜(松重豊)、ゲン(山中崇)、小寿々(綾田俊樹)らがいる時、マリリン(安藤玉恵)が、誰かが置き忘れていった骨壺を見つける。意外な忘れ物に困ったマスターは・・・」という内容。
これは、2009年から不定期に放送されている同名のテレビドラマが映画化されたもの。
常連客達はほぼ全員がそのまま登場していたが、第20話で姿を消した片桐(オダギリジョー)は登場せず、代わって近所の交番に詰める警察官の小暮(オダギリジョー)が登場した。
どちらも少しばかり風変わりなキャラクターで、面白い。
(^_^)
また、高岡早紀(川島たまこ役)、柄本時生(西田はじめ役)、多部未華子(栗山みちる役)、余貴美子(塙千恵子役)、筒井道隆(大石謙三役)、菊池亜希子(杉田あけみ役)、田中裕子(塚口街子役)、向井理(客)などの俳優さん達がゲストとして出演されていたが、「ナポリタン」に登場したたまこさんは、多くの常連客達とは異質な、初のひねくれキャラだったかもしれない。
(^_^;)
家で洗濯物を取り込むマスターの姿や、買い出しの様子も描かれていたりして、映画になってほんのすこし店から飛び出したようだが、約25分で完結する短い物語であるテレビドラマ版のスタイルを踏襲して、映画作品でも基本的にはそのように展開していた。
テーマ曲の♪思ひ出♪(鈴木常吉/歌)がそのまま使用されているのも良かった。
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バトルランナー

2017年03月10日 | ムービー
『バトルランナー(原題The Running Man)』(1987年/ポール・マイケル・グレイザー監督/アメリカ)を見た。
物語は、「世界経済は崩壊し、食料と資源は底をついた2017年。警察国家が世を支配し、テレビ画面では"ランニングマン"という残酷な番組が史上最高の視聴率を獲得していた。芸術とマスコミは厳重に統制され、体制批判は許されない。ある日、非武装の一般市民による食料を求めての暴動が起きた。発砲指令を出した警察本部に対し、"無抵抗の人間は撃てない"と拒否した警官ベン・リチャーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、その交信を記録した映像が改ざんされ、60人を殺害した"ベーカーズフィールドの殺人鬼"として強制労働所へ収容されてしまうのだが、反政府組織所属のウィリアム・ラウリン(ヤフェット・コットー)、ハロルド・ヴァイス(マーヴィン・J・マッキンタイア)らと共に脱獄した。彼らの仲間と接触し、爆薬が内蔵された首輪を取り外してもらった翌日に、弟エドワードを訪ねたベンだったが、彼はすでに"再教育"のために拘束され、部屋にはアンバー・メンデス(マリア・コンチータ・アロンゾ)というテレビ局勤務の女性が住んでおり・・・」という内容。
これまで何度か吹替版を見たことはあったが、字幕版は(たぶん)初めて。
「I'll be back」という台詞は、『ターミネーター』(1984年/ジェームズ・キャメロン監督/アメリカ)以降、シュワちゃん演じる主人公の台詞としていろいろな作品で使われているのだが、この作品内でもベンの台詞として使われていて、その台詞を聞くとどうしてもニヤニヤしてしまうのだった。
また、驚いたのは、作品の時代設定が"2017年"になっていたこと。
なんと、今年じゃないか!!
(^。^)
1970~1980年代に言われていた「石油資源はあと数十年で枯渇する」という話は嘘っぱちだったし、今のところ食料枯渇という情報もないので、その点は安心なのだが、アメリカ大統領はとんでもない人間になってしまったようで、世界経済がどうなるのかは心配だ。
(-_-;)
司法省が全面的に協力している大人気番組"ランニングマン"は、まるでローマ時代の"グラディアトル"(Gladiator/グラディエイター)であり、スタジオ観覧者はたくさんの景品を手にできることもあって、相当に盛り上がるのだが、その采配はすべてデーモン・キリアン(リチャード・ドーソン)にゆだねられている。
ランニングマンの選考についても大統領への電話一本で無理を通すほど強気だ。
ただ、自分の足をモップで濡らした掃除夫の名前をニコニコ顔で巧妙に聞き出し、姿が見えなくなるとすぐに「あのウスノロはクビにしろ」と言うような酷い男でもある。
番組の視聴率アップが彼の仕事のすべてのように描かれていたが、数字だけにとらわれると、他に何も見えなくなるという典型だろう。
これはなかなかに面白い作品だ。
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天地明察

2017年03月08日 | ムービー
『天地明察』(2012年/滝田洋二郎監督)を見た。
物語は、「江戸時代。第4代将軍・徳川家綱(染谷将太)の頃。本因坊道悦(尾藤イサオ)、安井算知(きたろう)らと共に将軍に囲碁を教える役目の安井算哲(岡田准一)は、星の観測と算術の設問を解くことが好きな男だった。形ばかりの勝負となった囲碁に次第に疑問を抱き、真剣勝負の場に身を置きたいとの願いを持つようになっていた折、家綱の後見人である会津藩主・保科正之(松本幸四郎)から、近年ズレが目立つようになってきた暦を新しいものに正すという一大事業の任につけられ、建部伝内(笹野高史)、伊藤重孝(岸部一徳)と共に国内各地での星の観測に当たるのだが・・・」という内容。
算哲の理解者である水戸光圀(中井貴一)は、「天下泰平の世は、戦う気概を忘れさせ、ぬくぬくと暮らし、羽ばたく意欲を奪う。それは新しい息吹を消すことだ。このままでは大和は滅んでしまうのぅ」(確かそのような台詞)と言う。
かつて唐の国から輸入したという"宣明暦"を800年間も使っていたというのだから、確かにそのままでは滅びの道をまっしぐらだろう。
(^。^)
唐ではその後、"大統暦"を使い、明の時代になってからは、より正しい"授時暦"が使わているということだったが、大和朝廷は、ズレが生じているのを承知しながらも、明の"授時暦"を採用しようとはしなかった。
暦の管理は朝廷の専権事項であり、また、その管理をすることで利権にあずかれる者の策略もあって、幕府といえども口出しができなかったらしい。
庶民にとっては"蝕"が1日~2日ずれようとも、さほどの一大事ではなかったのだろうが、「蝕が始まったので本日の公式行事はすべて中止とする」などという人達にとっては、正確な情報を押さえることができず、行事予定が成り立たなくなってきていたのだろう。
「天を相手に真剣勝負」という算哲には、これ以上ない舞台が与えられたわけで、村瀬えん(宮崎あおい)を何年待たせることになろうとも熱中できたわけだ。
待たされるほうはたまったものではなかっただろうが。
(^_^;)
観測台を襲撃から守ろうとして犠牲になった山崎闇斎(白井晃)と、"授時暦"の第一人者でありながらも改暦の事業に関われなかった関孝和(市川猿之助)の2人が少しばかり残念な登場人物だった。
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デッド寿司

2017年03月06日 | ムービー
『デッド寿司』(2013年/井口昇監督)を見た。
物語は、「伝説の寿司職人の娘ケイコ(武田梨奈)は父の下で日々修行を積んでいたが、父の言葉に耐えかねて、家出をしてしまう。100年の歴史があるという刈乃湯ホテルの仲居として働き始めたケイコだったが、他の仲居達からいじめられ、旅館の女将にも"遊び感覚だ"と叱られる。優しい言葉をかけてくれるのは勤続20年という澤田(松崎しげる)だけだった。ある日、社員旅行にやってきた小松製薬一行の宴会でも騒動を起こしてしまうが、そこに以前会社をクビになった山田という男が現れて、寿司に怪しげな薬品を注射。すると、注射された寿司ネタが動き出し・・・」という内容。
寿司を握る修行がカンフーだったり、大きな鉄球をつないで右腕を鍛えたりする場面には笑ってしまうのだが、「おまえは女の匂いがして寿司の生臭さを増長させている」(確かそんな台詞)というのにはどうにも笑えない。
これは井口監督の主張ということなのだろうか。
(-_-;)
修行を投げ出してしまったとはいえ、やはり寿司職人の娘であるケイコは、妙に食通を気取る客や、そういう客をバカにしたような仕事をするホテルの板前・土田(津田寛治)が許せない。
そのあとの宴会場での大乱闘といい、家出はしたものの、結局は父の影響から逃れることができないという、少し残念な主人公だったが、前向き志向の持ち主なので何となく救われている感じだ。
(^_^;)
「食い物を粗末にする奴は許せねぇ!!」と言う山田だが、刺身のネタに死んだ生物の細胞を蘇生させる新薬を注射して大騒動を起こしてしまうのは彼だ。
狂暴化し、感染を続けた寿司は、ネタに歯が生えたり空を飛んだりと、無茶苦茶な展開になるのだが、コミカルな描写が多くて妙に面白いのだった。
(^_^)
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モンスター上司

2017年03月04日 | ムービー
『モンスター上司(原題Horrible Bosses)』(2011年/セス・ゴードン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ニック・ヘンドリクス(ジェイソン・ベイトマン)は、毎日午前6時に出社して12時間働き、ひねくれた上司デビッド・ハーケン(ケヴィン・スペイシー)が昇進を匂わせて次々と出してくる無理難題にも耐えてきた。それはすべて出世のためだった。歯科助手のデイル・アーバス(チャーリー・デイ)は、ドクター・ジュリア・ハリス(ジェニファー・アニストン)のセクハラに耐える日々。ステイシー(リンゼイ・スローン)と結婚して夫になることが彼の長年の夢だったので、ジュリアの誘惑にのることなどあり得ない。また、化学薬品会社の経理を担当しているカート・バックマン(ジェイソン・サダイキス)は、社長ジャック・ペリット(ドナルド・サザーランド)から厚く信頼され、将来の社長にとも言われていたが、その社長が急死。まったくやる気がない息子ボビー・ペリット(コリン・ファレル)が新社長に就任する。3人は職場環境改善のため、何とそれぞれの上司を殺してしまおうと考えるのだが・・・」という内容。
仕事の後に3人でビールを飲んでいて「それなら転職すればいいじゃないか」という話になるのだが、そこへ学生時代の知人ケニー(P・J・バーン)が現れる。
「リーマンブラザーズに就職したんだって?」
「イェール大学卒業後にね」
「何してる?」
「倒産したよ。新聞くらい見ろよ。2年もウェイターの仕事すら見つからない。リーマン兄弟を殺してやりたいよ」
という会話で仕事を辞めることを思いとどまった。
3人の発想は随分と短絡的で、殺し屋を探すために黒人街へと向かうのだが、入ったバーではディーン・ジョーンズ(ジェイミー・フォックス)に見事にカモられる。
殺し屋なんてそう簡単に見つけられるわけがない。
アメリカは違うのかな?
(^_^;)
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シン・シティ 復讐の女神

2017年03月02日 | ムービー
『シン・シティ 復讐の女神(原題Sin City:A Dame to Kill For)』(2014年/ロバート・ロドリゲスフランク・ミラー監督/アメリカ)を見た。
物語は、「"シン・シティ"と呼ばれているベイシン・シティに一人の若いギャンブラー、ジョニー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)がやって来た。ナンシー・キャラハン(ジェシカ・アルバ)の踊りが目当てのマーヴ(ミッキー・ローク)が入り浸る場末のストリップバー"ケイディ"に入った彼は、若いストリッパーのマーシー(ジュリア・ガーナー)と出会う。彼女がキスをしたコインがスロットマシーンで続けて大当たりしたあと、奥の部屋で行われているポーカーでロアーク上院議員(パワーズ・ブース)に勝負を挑むのだが・・・」という内容。
『シン・シティ(原題Sin City)』(2005年)では、いくつかの短い物語が絡み合っていく展開だったが、この続編でもジョニーの物語とドワイト・マッカーシー(ジョシュ・ブローリン)の物語、そして、前作同様ナンシーの物語が展開していく。
ロアークは以前にも増して酷い奴になっていたが、エヴァ・ロード(エヴァ・グリーン)もとてつもなく酷い女だった。
(^_^;)
刑事のモート(クリストファー・メローニ)は可哀想な気もしたのだが、彼はそれなりに良い思いをしているのだから自業自得のようなもの。
まじめに働いているマヌート(デニス・ヘイスバート)が一番の被害者のような気もしたのだった。
ジョン・ハーティガン(ブルース・ウィリス)の存在があまりに都合よく扱われていたし、ナンシーには"女神"というほどの存在感は感じられなかった。
これまで見た映画作品ではブラッド・ピット主演の『セブン(原題Seven)』(1995年/デヴィッド・フィンチャー監督/アメリカ)が一番救いのない物語として記憶しているが、聖書が絡んでこない内容の作品だと、本作が一番かもしれない。
(-_-;)
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吸血鬼ゴケミドロ

2017年02月28日 | ムービー
『吸血鬼ゴケミドロ』(1968年/佐藤肇監督)を見た。
物語は、「飛行機内に時限爆弾が持ち込まれたとの警察情報により、羽田空港へ引き返すことになったJA307便は、外国大使を暗殺した殺し屋の寺岡博文(高英男)にハイジャックされてしまう。同時刻、日本領空に未確認飛行物体が侵入し、自衛隊機とアメリカ空軍機がスクランブル発進したのだが、JA307便はその未確認飛行物体とすれ違った際に計器がすべて使用不能となり、2基のエンジンのうち1基が破損。操縦不能の状況となって不時着する。機長は死亡したが、副操縦士・杉坂英(吉田輝雄)、スチュワーデス・朝倉かずみ(佐藤友美)、乗客では寺岡、次期総理大臣候補の政治家・真野剛造(北村英三)、兵器製造会社の重役・徳安(金子信雄)、その妻・法子(楠侑子)、精神科医・百武(加藤和夫)、宇宙生物学者・佐賀敏行(高橋昌也)、ベトナム戦争で夫と死別した未亡人・ニール(キャシー・ホーラン)、時限爆弾を持ち込んだ自殺志願者・松宮(山本紀彦)の10人だけが生き残り・・・」という内容。
羽田空港発伊丹空港行きのJA307便は、爆弾騒ぎで羽田に引き返すことになったものの、ハイジャック犯の指示により沖縄へと向かったのだが、途中、無線機が破壊され、未確認飛行物体のおかげで計器類もすべて使えなくなったことから、一体どこに不時着したのか誰も分からない。
ただ、「高い場所に登って周囲を見渡せばいいじゃないか」と思えるほどに、どう見ても機械的に採掘された跡が丸分かりの景色が見える。
スタッフはあまり良いロケ地を見つけることが出来なかったのだろうか。
(^_^;)
救助が来るまでこの場所を離れない方がいいと言う杉坂の判断は正当な判断なのだろうが、(設定や画像など)きちんと作り込まれていない作品というのは、どうにも陳腐に見えてしまって残念だ(主人公の杉坂が少しマヌケに見える)。
不時着後、謎の宇宙生物ゴケミドロに身体を乗っ取られてしまった寺岡が次々と生存者達を襲い出すのだが、生存者達の人間関係は酷くなる一方。
事件が起きる前は「それにしても嫌な世の中だ。国際紛争は拡大するし、テロが世界中に横行する。現代は狂っとる」などと言っていた政治家の真野が一番どうしようもない人間だったが、あり得ない状況を作った上で、その登場人物を使い、社会や人間を批判しているような演出もあり、ニールの英語の台詞などは、反戦思考の台詞だけが字幕で表示されていたくらいだ。
CGがない時代のずいぶん昔の特撮作品なことから、思わず笑ってしまうような場面もあったのだが、最新VFXを駆使してリメイクすれば、現代でも通用するそこそこ面白い作品になり得るのではないかと思った。
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緯度0大作戦

2017年02月26日 | ムービー
『緯度0大作戦』(1969年/本多猪四郎監督・円谷英二特技監督/日本・アメリカ)を見た。
物語は、「1969年、春。東経180度、緯度0の南太平洋上で日本の海洋観測船ふじより水中降下した潜水挺No,4は、クロムウェル海流の調査を行っていた。12時間後に回収されるはずだったが、突然の海底火山の爆発によりワイヤーロープが切れ、海底峡谷に投げ出されてしまう。乗員の物理学・海洋学の権威・田代健博士(宝田明)、地質学者ジュール・マッソン博士(岡田真澄)、トランスグローブ通信社ペリー・ロートン記者(リチャード・ジャッケル)の3人は気を失っているうちに、謎の潜水艦アルファ号に救助され、マッソン博士の緊急手術のため、深海都市・緯度0に向かったのだが・・・」という内容。
アルファ号は随分と大きな潜水艦だが、相当に自動化が進んでいるらしく、乗員はクレイグ・マッケンジー艦長(ジョゼフ・コットン)以下、アン・バートン医師(リンダ・ヘインズ)、甲保(大前均)のわずか3人。
アルファ号を襲ってくるマリク(シーザー・ロメロ)所有の潜水艦クロサメ号の指令所が艦長・黒い蛾(黒木ひかる)、陳(黒部進)ら乗員でひしめき合っている様子とは随分と違ったのだった。
潜水艦アルファの就航は1805年6月21日らしいし、マッケンジー艦長は204歳だという。
随分と突拍子もない設定なのだが、緯度0には世界中から集まった科学者達がたくさんいて、進んだ理論や優れた技術を駆使して、何か別の世界を作り上げたということなのだろう。
金は海水から抽出しているということだし、ダイヤモンドも研磨くらいにしか使わないという。
満ち足りた人間社会は、装飾品などにはこだわりをもたない新たな価値観が生まれてくるようだ。
マッケンジー艦長が204歳だと知ったロートンが、「バートン医師はいくつなんですか?」と尋ねると、艦長は「緯度0でも女性の歳は聞かないのが礼儀でね」と答える。
なかなか洒落た台詞もあったりして、面白い作品だった。
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