Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

D208システムの作り

2016年08月03日 | ピュアオーディオ




メインユニットのD208フルレンジユニットは「ランシングマーク」を探して使っています。1950年頃のユニットだと推定されます。この時代のモノですので高域は10000Hz止まりの様です。(高域成分が少ない)しかし、中域の表現は抜群です。LE化する前のJBLのユニットですので「低域」も伸びていません。



JBL:D208システムは先のJBL#4311の改造(配線交換)を元に、改良して作成しています。アッテネーターを使わずコンデンサーだけで低域をカットしています。その分コンデンサーはしっかりしたオイルコンデンサーを使っています。当初ツィーターは同じJBLのLE20を予定していましたが、エネルギー感や中域の張り出しは良いのですが、高域があまり出ません。これではフルレンジユニットの組み合わせとしては、中域が重なって良くありません。



そこでクラシックをメインに聴く事を考えて、ツィーターはフィリップス製を使う事に決めました。しかし探すとなかなか出てこないモノで、3か月探してやっと入手しました。どちらのユニットも50年以上前のユニットで「ビンテージ」の域に有ります。エッジはオリジナルはフィックスドエッジですが、片側クラックが入りビビりが出て来ましたのでクロスエッジに交換しています。ウレタンエッジは避けています。何故なら強度が無いからサウンドにも寿命にも悪影響だからです。



ネットワークの考え方は、「フルレンジ+高域の補完」と云うイメージです。フルレンジユニットを目いっぱい鳴らして、足りない部分(10000Hz以上)を補ってやるという考え方です。



SPは完成したのですが、これを安物のTr型アンプで鳴らしても「低域不足」を感じてしまいます。ケーブル類を交換しても尚足りません。そこで自宅システム用の予備機WE101Dppパワーアンプを持ってきました。出力1W/chですがD208ユニットの能率が98db有りますので十分な音量が得られます。



現在はほぼ満足なサウンドが出て楽しんでいます。たった1Wのアンプでも低域不足は感じません。音の厚みが有り、音の線太さも充分で解像度も充分です。



先日、MDデッキを使える様にしたのは理由が有ります。「ヘンスラー バッハ大全集」を全曲MDに録音されてるソフトを入手しており、それを聴きたいが為にサブシステムでMDデッキを使える様にしました。現在悦に嵌まって楽しんでいます。


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