Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スピーカーのネットワークについて

2016年08月02日 | ピュアオーディオ
基本的に私はSPシステム内が複雑になるのを好まない。それは「伝送ロス」に繋がるからだ。「伝送ロス」=「抵抗」と置き換えても良いだろう。



JBL#4311を自分流に内部配線を交換したことが有るが、6㏈OCTの非常にシンプルな構成だった。

1)ウーハー・・・フルレンジ接続
2)ミッド・・・8μのコンデンサーカット+アッテネーター
3)ツィーター・・・2μのコンデンサーカット+アッテネーター

で構成されていた。



JBL#4311は音の良いSPで有名だった。全国のJAZZ喫茶でもてはやされたものだ。ここで「音の良い理由」を考えて見た。ウーハーのフルレンジ配線が素晴らしい事に気付く。出て来る音の70%以上はウーハーから出ている。このウーハーにエンクロージャーのSP端子からダイレクトにウーハーに接続する事は理に適っている。

問題は使って有る「配線」(ケーブル)のグレードの問題だけだと気付く。グレードの高い極太の配線で鳴らしてやれば、かなりのグレードアップになるのではないかと考えた。実際にやって見ると恐ろしいほどに内部配線のグレードに反応する。これが国産のユニットでは反応が止まってしまう。



実際に今年作った#4311内部配線改造型はとんでもないサウンドが出て来た。低域の素晴らしさもさることながら特筆すべきはツィーターのLE25だ。3.6㎝コーン型のユニットであるが、とんでもなく高域が伸びる。この部分は予想を超えた反応だった。中音も出来が良い。

今からSPシステムを作る予定はないが、これからもしSPシステムを作るとすれば「ウーハーはダイレクト接続」、「ネットワークは6dbで十分」、ツィーターのユニットは潜在能力の高いユニットを使いたいと思う。潜在能力はとんでもない配線でやって見ないと判らないから「実際にやって見る事」(体験)しないと判断できない。


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